部下との人間関係

「部下に期待している」という店長の思いは本当に正しいか?

投稿日:2019年4月13日 更新日:

期待している
ダメ店長
店長
こぶた君、君には期待しているんだよ!
こぶた
こぶた
あ、はい‥ あ、ありがとうございます。

唐突に「期待してるんだよ」と言われても重いですよね。

今回は、この期待しているという言葉の持つ効果の話ではなく、それを伝えた店長自身の心の奥について記載します。

過度な期待でなくとも、「期待」は相手にとって気持ちいいものか

ただのプレッシャーか。

大きな違いです。

 

「部下に期待している」ってよく聞くけど何?

「部下に期待している」とは、爆弾を抱えているようなもの

 

いらない期待

あまり部下に期待をしていると、店長の思い通りの結果になったとしても、満足感を味わえないことがしばしばあります。

そして、期待をすればするほど、出来たのに喜びが感じられなくなります。

ダメ店長
店長
期待してるんだから、当然だ。

何を期待してるんでしょうか?

それは、自分が正しいと思ったのだから正しいはずだという親心からくるエゴかも知れません。

過度な期待は、相手にとったらいらないものです。

幼少期に親から感じた窮屈感「期待」は、大人になっても抜けきらないほどインパクトを与えます。

同じく店長から「期待しているよ」と言われただけで自分の過去とも結びつく時限爆弾です。

期待とは何なのでしょうか?

自分でしかけて、自爆しないで欲しいものです。

その期待、いりますか?

 

部下に期待しない方がストレスは溜まらない

部下への期待

期待とは、要求の一種です。

部下も忙しいので、より大きな期待(要求)を掛けられるとより大きなストレスを感じます。

こぶた
こぶた
期待されるのはいいけど、なんか重いんだよな‥

そういう要求は言った側の内面を見ると、不足感や欠乏感から生んでいる例が多くあります。

相手に自分の不足感などを補うために言ってないか?です。

ダメ店長
店長
期待してたのに裏切られた

自分で期待をかけておいて、酷いと思うでしょうか?

仕事以外でも、私たちの日常ではどうでしょうか。

胸に手を当てて、あなた自身がプレッシャーやストレスを感じている部分に意識を向けてみましょう。

そして、何かを部下に押し付けているのであればすぐに自分を止めましょう。

部下に期待しているのは誰でも同じです。

伝える側の内面に曇りが無いのであれば、「期待しているよ」と伝えてもプラスの表現で伝わるでしょうね。

ここでわかるのは

部下(人)に何かを期待しているものは、もしかしたらあなたが自分に与えてないものかも知れないということです。

部下が期待通りでないことに、不満を言いたくなったら、まず自分自身に期待をかけてください。

理不尽だということに気付くでしょう。

実業家の斎藤一人さんの言葉でこのようなものがあります。

夫婦に限らず、すべての人間関係は「相手に期待しない、相手を変えようとしない修行」です。

深いですね。

期待したいけど、期待しないのが正解なのだと私も思います。

店長と部下、夫と妻、嫁と姑‥

「期待しない修行」とは恐れ入りました。

期待しないなら、部下が何かできたときに曇りなく喜べますもんね。

 

まとめ

店長が幸せになるための武器

いかがだったでしょうか?

店長としては部下には期待したいものです。

それが社員であればアルバイトに比べて人件費高いのに、残念な気持ちはよくわかります。

でも、その期待が自分自身が足りないもの押し付けているのであれば危険な思考です。

部下が仕事ができない理由は、あなた自身にある可能性は高いと肝に銘じるべきでしょう。

出来ない部下がいるのではないのです。

出来なくさせている自分(店長)がいるだけです。

今年入社する新入社員でもアタリ、ハズレはあるでしょう。

当然アタリなら嬉しいでしょうが、別な見方をすると「店長は、あなたでなくてもいい」のです。

上記の通り、期待するのではなく愛情を注ぎ見守ることです。

そしてより上のステージへ導いてあげてください。

始めはハズレだと思っていた部下が、期待をせずにいると大きな喜びを運んでくるはずです。

そんな部下に囲まれた店長は幸せです。

 

 

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