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英語の進行形(現在・過去・未来)の使い方とつくり方を詳しく解説

スタディサプリENGLISH

マキ
マキ
英語の進行形を使うときの考え方と、作り方のルールを紹介します。

進行形というと「現在進行形」がイメージされがちですが、「過去」「未来」にも進行形はあります。

今回は、「現在」「過去」「未来」全ての進行形をうまく使うために必要な知識をご紹介します。

早速見ていきましょう!

進行形の使い方

進行形は、基本的に物事の動作が続いている状態を表現する場合に使います。

「動作」というと例えば、

  • 走る
  • 食べる
  • 読む

というようなものです。

日本語でも、一定の動作が続いている時に「走っている」「食べている」という表現をしますよね。

英語でこのような表現をするときに、「進行形」が使われます。

ただ、なんでもかんでも進行形にできるわけではないんです。

次の項目で、進行形にできるものとできないものの区別を紹介します💡

進行形にできるものとできないもの

進行形にできるもののを見分けるコツは、「数分おきに中断・再開ができる」ということです。

マキ
マキ

少し例外はあるのですが、この考え方で9割以上の判断は正しくできます。

例外が出てきたらその都度覚えればOKです🙆

反対に言うと、「中断・再開ができない動詞」を進行形にすることはできません。

例えば「走る:run」という動詞を見てみましょう。

10分走った後で中断し、休憩してからまた走り出すことができます。

それでは、「好き:like」という動詞はどうでしょう?

好きな気持ちは数分おきに中断したり再開したりするものではありませんね。

このように気持ちを表すような動詞は進行形にできません。

進行形にできない動詞
  1. 状態や構成を表す動詞
    →似ている/持っている/~から成る/含む など
  2. 知覚・心理を表す動詞
    →信じる/嫌う/味がする/愛す/好き など
進行形にできない動詞の一例
単語 意味
resemble ~に似ている
belong to ~に属する
have 持っている
★「食べる」という意味で使うときは進行形にできる
contain 含む
consist of ~成る
believe 信じる
smell  ~のにおいがする
★「嗅ぐ」という意味で使うときは進行形にできる
taste ~の味がする
★「味わう」という意味で使うときは進行形にできる
hate 嫌う
like  好き
love 愛する
know  知っている
think ~と思う
★「考える」という意味で使うときは進行形にできる
want ~が欲しい
understand 理解する

どの動詞も、数分おきに中断・再開することができないですよね。

いくつか、使い方によっては進行形にできるものもあります。

「この単語は進行形にできない!」と決めつけてしまうと間違えてしまうことがあるので、「数分おきに中断・再開できるか?」を軸に、動詞の意味と照らし合わせて考えてみてください(^_-)-☆

マナブ
マナブ
「~の臭い」という状態は数分おきに中断したり再開したりできるものではないけど、「嗅ぐ」という行為は数分おきに中断・再開できるもんね。

現在進行形のつくり方と使える場面

現在進行形は、「be動詞+~ing」で表現します。

現在進行形は、基本の「今、~している」という使い方以外に色々な場面で使うことができます。

現在進行形のつくり方
現在進行形が使える場面
  1. 今現在継続している動作や出来事(~している)
  2. 確定した未来(~する予定だ/することになっている)
  3. 日常的に繰り返している動作(いつも~している)
  4. 最近行っていること(今は~している)
  5. 現在のトレンド(~の傾向にある)
  6. 動作の始まりや終了へ移行していく(~しかけている)

「動作の継続」という軸はありながら、いろいろな場面に応用できることがわかります。

1つずつ例文を見ていきましょう!

今現在継続している動作や出来事(~している)

現在進行形の基本的な形で、最も多く使われます。

例文

I’m walking in the park

(私は公園の中を歩いている。)

I’m making cookies.
(私はクッキーを作っている。)

He is cleaning his room.

(彼は部屋を片付けている。)

今ままさに継続してやっていることを表現しています。

確定した未来(~する予定だ/することになっている)

今後のスケジュールのような、確定している予定も進行形で表現できます。

例文

I’m going Tokyo this weekend.

(今週末に東京に行く予定です。)

She is leaving here next month.

(彼女は来月ここを離れる予定です。)

予定が決まってから、その日に向けて準備などがどんどん進行していくイメージです。

なんとなく進行形を使うのも納得できます^^

他によく使う表現として、”I’m coming”:「今向かっているよ!」というものがあります。

目的地に向かって進行しているイメージが持てますよね👍

日常的に繰り返している動作(いつも~している)

比較的ネガティブな表現で、「いっつもそうだよね😒」というニュアンスがあります。

例文

You are always eating oily food.

(あなたはいつも脂っこいものを食べている。)

He is always saying “it’s boring”.

(彼はいつも「つまらない」と言っている。)

一緒に使われやすい単語
  • always:いつも
  • usually:通常

「いつも」というニュアンスの言葉と一緒に進行形が使われている時は、日常的に繰り返している動作を表しています。

最近行っていること(今は~している)

「この先どうなるかわからないけど、今のところ…」というニュアンスも、進行形で表現することができます。

例文

I’m staying New York for now.

(今のところニューヨークで過ごしています。)

一緒に使われやすい単語
  • for now:今のところ
  • at present:今のところ
  • at the moment:現在のところ
  • for a while:しばらくの間

進行形を使うことで、あくまでも今の状況だけを説明しているニュアンスが出ます。

↑で紹介した単語と合わせて使ってみてください(^_-)-☆

現在のトレンド(~の傾向にある)

「トレンドが移行しつつある」「そういう傾向に変わりつつある」というニュアンスも表現できます。

例文

Recently, more and more people are reading E-book.

(最近ますます多くの人が電子書籍を読んでいる。)

トレンドの移り変わりといった、「動き」も進行形で表現できるわけです👍

動作の始まりや終了へ移行していく(~しかけている)

ある動作が始まったとき、そして終わりに向かっていくときも進行形で表現します。

例文

This train is arriving at the station in 10 minutes.

(この電車はあと10分で駅に着きます。)

The sun is rising.

(日が昇りかけている)

He is dying.

(彼は死にかけている)

一番初めの例文は、「確定した未来の予定」とも考えられますね。

残りの2つは、徐々に状況が移り変わっていく様子を表しています。

“He is dying”を「彼は死に続けている」と考えるとおかしいですよね(;’∀’)

「まさにその状況に向かっている」というニュアンスを進行形で表現しています。

過去進行形のつくり方と使える場面

過去形は、過去の一点を振り返った時にしていた動作や状況を表現するのに利用します。

過去進行形のつくり方

「私が家に帰った時、弟はアイスを食べていた」

when I went back home, my little brother was eating ice cream. ”

このように、過去進行形は、ある過去のある一点を指し示す文と一緒に使われることが多いです👌

また、過去進行形も、現在進行形と同じようにいろいろな場面で使うことができます。

過去進行形が使える場面
  1. 過去のある一点でしていた動作や出来事(~していた)
  2. 確定していた予定(~する予定だった/することになっていた)
  3. 日常的に繰り返していた動作(いつも~していた)
  4. 動作の始まりや終了へ移行していた(~しかけていた)

例文と合わせて確認していきましょう(^^)/

過去のある一点でしていた動作や出来事(~していた)

過去進行形を使う場面の中で一番基本的なものです。

「~のとき、○○していた。」

というように、過去の一点を示す文と一緒に使われることが多いです。

例文

When I saw you, you were making a box.

(私があなたを見たとき、あなたは箱を作っていた。)

When he went outside, it was raining.

(彼が外に出たとき、雨が降っていた。)

When she called him, he was talking with his friend.

(彼女が彼に電話したとき、彼は友達と話していた。)

確定していた予定(~する予定だった/することになっていた)

過去に立てていた予定についても過去進行形を使えます。

例文

I was taking holiday on that day but I couldn’t.

(その日は休暇を取る予定だったが、出来なかった。)

She was attending the conference. she registered it.

(彼女はその会合に出席する予定だった。登録もしていた。)

“on that day”:「その日」など、特定の時期を示す言葉と使うと過去の予定だったことが分かりやすいです👌

日常的に繰り返していた動作(いつも~していた)

「いつもそうだったよね…」という表現も、過去進行形でできます。

現在進行形の時は「いつもそうだよね…」でしたが、それをちょうど同じように過去形にした感じです^^

例文

He was always coming late.

(彼はいつも遅れてきていた。)

You were always complaining.

(あなたはいつも文句を言っていた。)

非難するようなイメージがあるので、肯定的な時にはあまり使いません☝

動作の始まりや終了へ移行していた(~しかけていた)

「着陸しようとしていた」「出発しようとしていた」のように、終わりや始まりに向かって移行していた状況を説明するときにも進行形を使うことができます。

例文

The plane was landing on time.

(その飛行機は、時間通りに着陸しようとしていた。)

その動作がちょうど終わりそう、または始まっていく途中だったことに焦点を当てた文のつくり方です。

未来進行形のつくり方と使える場面

未来進行形は、「未来形」+「~ing」で表現します。

「未来形」は、助動詞の”will”または、”be動詞+going to”を使って作ります。

未来進行形のつくり方

“be動詞+going to”を使うとbe動詞が2つ出てくるし、文が長くなるので”will”を使った方がすっきりした印象になりますね👍

例えば、以下のような状況で未来進行形を使えます。

私が家に帰った時、弟はアイスを食べていた

After work, I will be eating ice cream. ”

未来進行形は、「現在進行形」、「過去進行形」とは使える場面が少し違います。

未来進行形が使える場面
  1. 未来の決まった予定(~している予定だ)
  2. 将来への期待や予想(~するだろう/するつもりだ)
  3. 丁寧な質問

例文を交えて1つずつ見ていきましょう!

未来の決まった予定(~している予定だ)

未来で起こっているであることに対して、表現するのに使います。

例文

He will be talking at the conference in one hour.

(1時間後、彼は会議で話している予定だ。)

I will be making cake this evening.

(私は今晩ケーキを作っているでしょう。)

未来のどの時点かを示す言葉と使うことで、その時に何をしている予定かを明確にすることができます。

将来への期待や予想(~するだろう/するつもりだ)

今後の見通しを伝えたいときにも未来進行形を使うことができます。

例文

The number of customer will be increasing in the next few months.

(顧客数は数か月間で増え続けるでしょう。)

ただ単純に「増えるだろう」と予測するというよりは、ここからの数か月間で「増え続けていく」印象が出ます。

右肩上がりのイメージですね💡

丁寧な質問

質問をするとき、未来進行形を使うと丁寧な印象を出すことができます。

普通の未来形で質問しても内容は同じなのですが、ネイティブにとっては少しニュアンスが違うようです🤔

より丁寧に質問してみたいときは、未来進行形を使ってみてください^^

例文

Will be your daughter studying at high school this year?

(娘さんは今年高校でお勉強することになりますか?)

もし話し相手が未来進行形で質問してきたら、その相手は丁寧にお話ししようとしてくれているのだと気づくことができます👌

未来形と未来進行形の違いは、動作に重点を置いているか

ここまで未来進行形の例文を紹介してきました。

ここでちょっと気になるのが、「普通の未来形じゃダメなの?」ってところじゃないでしょうか。

未来の予定や予測を表現するなら未来形でも良いはずですよね。

まさにその通りで、未来形と未来進行形は意味合いとして大きな違いはありません。

例えば、次の2つの例文を見てみましょう。

I will make dinner in one hour.

I will be making dinner in one hour.

どちらも1時間後に夕飯を作る予定だという意味でなんです。

ただ、進行形の方が「動作」に重きを置いているニュアンスが出ます。

食材を切って、お鍋に入れて…といろいろ動いているのをイメージする感じでしょうか。

微妙なニュアンスなのでどちらを使ってもいいのですが、未来進行形もうまく混ぜて文を作れると表現の幅が広がるのは確かです✨

機会があったらあえて取り入れてみるのも面白いかもしれません^^

【最後に】進行形を使うと動作を強調できる

いかがでしたか?

今回は、「現在」「過去」「未来」の進行形のつくり方と、それを使う場面について紹介しました。

進行形のつくり方

《現在進行形》

be動詞+~ing

→I am running.

《過去進行形》

be動詞の過去形+~ing

→I was running.

wii+be動詞+~ing

→I will be running.
→(I am going to be runningでもOK)

どの時制でも共通して、進行形を使うと動作を強調できます。

英文を読むときに、進行形になっている文に注目して見ると、どのような動作を進行形にしたくなるのか、ネイティブの感覚がつかめてくるはずです。

少しずつ、自然な英語表現を身に付けていきましょう~!

 

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