年齢とともに気になってくる女性の薄毛や抜け毛。
その原因は女性ホルモン、エストロゲンの減少に伴う発毛サイクルが乱れることだと言われています。
しかし最近は若い女性でも薄毛に悩んでいる人が多く、肩こりが薄毛や抜け毛に繋がることがあります。
今回は肩こりと薄毛の関係について調べてみました。
薄毛の原因、肩こりってあり得るの?その原因は
まずは肩こりと薄毛の関係を探っていきましょう。
肩こりがひどい人は頭の頭皮を触ってみてください。
頭皮の状態も、肩と同じように硬くなっていると思います。
肩こりによる血行不良が薄毛を生み出す
丈夫な髪の毛の発毛には、頭皮の環境を整え、必要な栄養を送り込む必要があります。
生えてきた髪の毛を抜けづらい丈夫な髪の毛に保つためにも、頭皮の状態を常にケアしなくてはいけません。
私たちの体に流れている血管は、体の隅々に必要な酸素や栄養を運び、体を暖かく保ちます。
もちろん頭皮にも運んでいます。
しかし肩こりは、肩や首の筋肉の収縮だけでなく、体全体の血行不良を生み出します。
血行不良になると髪の毛の土台となる頭皮へ、発毛や丈夫な髪の毛を保つ栄養を運べなくなってしまうのです。
このことが発毛や育毛を妨げてしまいます。
「肩こりは薄毛や抜け毛は関係ないでしょ?」とそのままにしておくと、頭皮の毛細血管に血液が行きわたらず、発毛サイクルを狂わせたり、生えている髪の毛に栄養が届かず、痩せて細くなり抜けやすくなってしまいます。
肩こりの原因は?
では薄毛につながってしまう肩こりの原因はどんなものがあるでしょうか。
多くの女性が悩んでいる肩こり、その原因はいくつかあります。
肩こりは筋肉の緊張から起こります。
同じ姿勢を長時間続けている
オフィスでのデスクワーク、また店舗での立ち仕事など、長時間同じ姿勢を続けていると、肩、首そして腰などの筋肉に負担がかかり、肩の筋肉が固くなります。
同じ姿勢を続けているのは、肩こりだけでなく体がだるいなどの症状にもつながります。
そのほか、スマホの使用によるストレートネックや、猫背など、姿勢の悪さも肩こりの原因となります。
眼精疲労
ご存じかもしれませんが、眼精疲労と肩こりはとても密接な関係です。
スマートフォンやパソコンを使っていると、ピントを合わせるために目の周りの筋肉が緊張します。
目の周りから肩、そして首の筋肉が緊張し、肩こりに繋がります。
眼精疲労は目の痛み、頭痛といったかたちで表れます。
眼精疲労については「薄毛の原因はスマホやパソコンのブルーライト?目の疲れと薄毛の関係」で詳しく説明しています。
ストレス
神経が高ぶり、緊張状態が続くストレスは、自分でも気がつかないうちに全身の筋肉が硬直してきます。
この筋肉の硬直が肩こりを生み出します。
またストレスによって自律神経のバランスが崩れ、血管が収縮し、血行不良を生み出します。
ストレスから遠ざかることが一番いいですが、仕事や人間関係など、遠ざけることができないものもあります。
ストレスを感じないようにする、逆にストレス原因となる自分の考え方と向き合ってみることも大事です。
冷え
女性に多い冷えですが、年齢とともに体温の調整がしづらくなり、体が冷えることで筋肉が緊張します。
また、冷えによって毛細血管が収縮し、体の末端への血液の流れが悪くなります。
肩こりから血行不良が起こるとされていますが、原因を探っていくと、冷えやストレスでも血行不良がおこり、それが肩こりに繋がります。
このように、肩こりと血行不良はお互いに影響をあたえています。
梅雨の湿度も影響する
ニチバンの「梅雨時季の体のだるさ・重さ・コリ」をテーマとした調査によると、梅雨時季の“体感体重”は普段の平均4倍にもなっているそうです。
要注意! こんな肩こりは薄毛につながる!?
肩こりや眼精疲労などは痛みがあります。
そのため自分でも気がつきやすく、対策を考える事ができます。
しかし薄毛や抜け毛は徐々に進み、ある日鏡を見てびっくりしたり、他人から指摘されたりして気づくことが多いです。
国民病とも言える肩こり、こんな症状が出てきたら薄毛にも要注意です。
・首を回したり、上に上げると首に痛みを感じる
・気がつくと肩をさすったり、マッサージしている
・1日に5時間以上パソコンを見ている。(仕事も含め)
・ちょっとでも時間があるとスマートフォンを見ている
・腕を上げると肩が痛いときがある
・考えてみたらこの1週間運動していない
どうですか?思い当たる人も多いのではないですか?
まだ20代、30代なのに頭皮が見える!という場合、肩こりから薄毛につながっている可能性もあります。
肩こりに効果的な予防、対策は?
肩が痛くだけでなく薄毛や抜け毛にもつながる肩こり、その予防や対策にはどんな方法があるでしょうか。
自分の体のクセを考えてみる、姿勢を正しく保つ
肩こりの予防対策、まず自分の体のクセを考えて見ましょう。
・いつも脚を組んでいる、それも同じ側の脚をうえにしている
・いつも左(右)の肩にポシェットやショルダーバックを掛けている
・知らないうちに猫背になってスマートフォンを見ている
・左右の靴の減り方が均一でない
自分でも知らないうちに行ってしまうクセは、長時間でなくても体の片側にだけ負担がかかり、体が歪んでしまいます。
このような自分のクセに気づくと、自分でも意識して両方の肩に負担がかかるようにすることが可能です。
座っているときも、立っているときも、できるだけ背筋を伸ばして、姿勢を正しく保つことが大切ですね。
また長い時間同じ姿勢をしていることも、肩こりの原因です。
デスクワークでは1時間に一度は立ち上がって体を動かす、休憩を入れることも必要です。
ちなみに私は忙しいと水分摂るのもトイレに行くのも忘れるレベルなので、マグネループつけてます・・・
肩こりと薄毛、両方直すには?血行不良を起こさないようにする
肩こりからくる血行不良が薄毛や抜け毛に影響します。
頭皮に必要な栄養が行き渡るようにするためには、どのような対策があるでしょうか。
肩こりにも効果がある対策を考えてみました。
体が冷えないようにする
抜け毛や薄毛を予防するためには、頭皮に必要な栄養を運ぶことです。
毛細血管が収縮しないように体を温めましょう。
・シャワーではなく出来るだけお風呂に入る
・冷房が効いている所では脚、腕を冷やさないようにする
・適度な運動を行う
・暖かいものをたべる
高温多湿な日本、季節によってはそんな事出来ない!と思う人もいるかも知れません。
適度な運動は、肩こりだけでなく、わたちたちの生活を健全に保つために必要なものです。「時間がない!」と言わずに、ちょっと早起きして通勤や通学のさいに一駅歩いてみるのも良いかもしれませんね。
肩や首、そして頭皮のマッサージを行う
肩こりは首や肩の筋肉が緊張、硬くなってしまうことです。
意識して定期的にマッサージをするようにしましょう。
マッサージは筋肉をほぐすだけでなく、血液の循環も良くなります。
頭皮マッサージは発毛をうながすだけでなく、健康な髪の毛を保つことにも繋がります。
頭皮をマッサージするときは、指の腹を使って刺激するようにしましょう。
できれば定期的に行うといいですね。
ブラッシングにもマッサージ効果があります。
食生活や生活習慣にも気をつける
高血圧や血栓なども、血管内で血液の流れが悪くなり血行不良を生み出します。
脂っこい食事、塩分が多い外食は、血液の中で血栓の元になる悪玉コレステロールを増やす原因になります。
血圧も上がりますからね。
できるだけ避けたほうが良いですね。
まとめ
肩こりと抜け毛や薄毛の関係を調べてみました。
多くの人が悩んでいる肩こりは、頭皮の環境にも影響を与えています。
抜け毛や薄毛の原因は肩こりだけではありませんが、血液の循環を良くすることが、肩こり解消や薄毛改善にもなります。
・姿勢を正しく
・適度な運動と体を冷やさない
この2つを意識して行うようにしましょう。
健康な髪の毛を保つためにも、肩こりを放置せず、頭皮に必要な栄養を届けられるようにしたいですね。