昨年、宮崎駿監督が「生命に対する侮辱」と不快感を示したというドワンゴARTILITEのiPhoneアプリを試してみました。

プロジェクトが6月末までということで試せるのもあと1か月なので。

 

ARTILITEは人工知能を持った仮想的な生物のCGに対して餌を与えたりしてその成長を観察できるアプリです。

 

立ち上がり時の画面です。

 

スタートすると、球体の餌にキャラクターが群がって食べて成長していきます。

 

それぞれのキャラクターが人工知能を持っていて個性があるので動きが違います。

餌を与えることができ、餌を食べないと死んでいきます。

 

宮崎駿監督が「生命に対する侮辱」と言うのもわかります。

キャラクターが人工的な生物なのに動きが細かくリアルなため気持ち悪い感じがしました。

コンピュータ上のCGなのですが、有機的な細胞の技術などを伴って作った人工的な生物を操作しているような感覚に近いので、倫理的な問題や生命に対する冒涜を感じるのだと思います。

 

一昔前の「たまごっち」だとゆっくりした動きで眠ったりしてかわいいと思えるのですが、本当の自然に限りなく近いけれど自然ではない人間が決めた形や状態にはこのような感じ方になるのでしょうか。

 

※「たまごっち」は現在もまだ健在でした。(^^)

 

人工知能AIの進化は今後どうなっていくのでしょう。

AIがただの推論から、ディープラーニングやニューラルネットワークという段階に入って、単なる「知識」からその先になる可能性が十分考えられます。

 

最近、妻と韓国ドラマの「ボーグマム(奥様はサイボーグ)」を見ていたのですが、サイボーグが人間を好きになる過程で、サイボーグ内部のCPUやメモリなどに対する影響まで表現しているところが面白かったです。

同じAIでも暖かいものを感じたのはなぜでしょうか。

 

続きは「アンドロイドと人間の境界にある「不気味の谷」現象をAIは超えられるか?」をご覧ください。