子どもが挫折している時の親の対応方法

挫折した時 コーチング
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サッカーや野球などでチームの中でAチーム、Bチームや1軍、2軍と力量別にチーム分けをしていたり、大人数のチームでレギュラーやレギュラー候補とそれ以外などで同じチームでありながら練習メニューが違ったり、待遇が違ったりということがあります。

チーム内での入れ替わりをきっかけにモチベーションが上がったり、下がったりするため、親としてどのようにサポートすればよいのか悩むこともあるのではないでしょうか。

特に降格してしまいモチベーションが下がってしまった場合には、なんだか親もモヤモヤしてしまうというような場合にどう対処していくのがベストなのかをお伝えしたいと思います。

 

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チーム内で降格になった時

チーム内で降格になったり、レギュラーから外れたりすれば、悔しい思いをするのは通常の心理状態です。表面的にあまり出さない子もいますが、心の中ではきっと悔しいと感じているでしょう。

大事なのは、そこからどうするかです。努力をしてポジションを取り戻そうと思うのか、モチベーションが下がってしまってずるずると実力が発揮できないまま、時には競技自体を辞めてしまうのか。親としては頑張ってほしいと思うものですが、ナーバスな時期にどのように対応してくのが良いでしょうか。

悔しい思いに共感する

1.子供の考えていることをしっかりと聞く

子どもの想いをすべて吐き出させます。すべて吐き出させるためには親が口を挟まず、時間をかけてしっかりと本人の口からどのように感じているのかを聞いてあげます。ただし、最初から本心が出るとは限らないので、一つの想いを聴くだけではなく、その他に感じていることなどもしっかりと聴いていく必要があります。

2.親として共感する

話を聴きながら共感することを意識します。子供の考えに反論したり、あなたが練習しないからなど責めるような発言をしてしまうと、子どもは心を閉ざしてしまうでしょう。

3.どうしていくのかを考えさせる

十分に想いを出した後は、子どもがこれからどうしていきたいと思っているのかを聴いてあげましょう。親が思うような答えが出ないかもしれませんが、その場でそれを否定するようなことはするべきではありません。時間がたってしばらくすると気持ちも変わるかもしれません。傷ついた心を平常心に戻すには時間をかけることが大切です。

自分の子どもにフォーカスする

どんな場合にも、ほかの子やコーチ、監督などの他人は関係ありません。自分の子どものことだけにフォーカスをあてて話を進めていくようにします。

親がやってはいけないこと

親は自分の子どもはかわいいものです。だからこそ、やってはいけない注意点をお伝えします。

他人を悪く言う

チームメイトやコーチなどを悪く言うことは絶対にやめましょう。その感情は子どもにうつります。そうなれば、信頼関係を崩壊させることになり、良いことは何もないでしょう。

チームの移籍を勧める

自分の子の実力を認めてくれる他のチームに移籍を勧めるという考えに及ぶかもしれません。しかし、よく考えてみてください。他のチームに移籍して必ずレギュラーになれる保証はありません。そして何より、気に入らなければ辞めればよいというような短絡的な考えは子どもの成長を阻害するだけです。

天才と呼ばれることの悲劇

小さいころから抜きんでた才能の持ち主は常にトップクラスで周りからも認められ、そうあることが普通になっています。これは子どもだけでなく、親もそのように感じていることでしょう。

しかし、残念ながら小さいころからずっとトップを守り続けられるかというと決してそうではありません。いずれ、ともに戦ってきた仲間や突然現れた子などに追いつき追い越される日が来るのです。

小さいころに天才と呼ばれるのはどんな子供か

小さい時に天才と呼ばれるような子のほとんどは筋が良く素質があることに加え、周りの子どもより早熟であって仕上がりが速いのです。

小さいころからトップクラスであるメリット

小さいころからトップクラスで協議していることにより、得られるメリットとしては、自分に自信が持て、自己肯定感の高い子に育つ可能性か高くなります。

周りから、特に大人から「上手だね」と褒められることも多く、良い成績に対して親御さんからも褒められるあるいは、機嫌が良くなることを目の当たりにして日々過ごすことで、自分はすごいと自信がつくようになります。自己肯定感が高いことはアスリートとして成功するためには必須であるくらい大切なことです。

また、トップクラスのアスリートに対しては強化合宿への参加など特別な技術向上の機会を得ることもあります。吸収力の高い時期に高度な技術を学べることでさらに技術の向上を図れることが期待できます。

小さいころからトップクラスであることのデメリット

では、小さいころからトップクラスを継続していた場合のデメリットとしてはどんなことが挙げられるでしょうか。

一つは、自己肯定感が強すぎて自分の弱いところを認められなくなることがあります。そうすると負けた時に自分の負けが認められず、他人を攻撃したり、一気にモチベーションが下がってしまうということが起こりえます。

チーム内で入れ替えがあった場合に受け入れができないのも、そのような事が影響してきます。

 

まとめ

子どもの成長の中で悔しい思いをすることは決して少ない経験ではないはずです。ひとつづつ乗り越えていける力をつけられるように、親としてしっかりサポートしていきましょう。

 

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