ひーじゃープロレスブログ

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新日本プロレス】7.11 NEW JAPAN CUP 2020 決勝 展望

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NJC・ドミニオン特設サイトはコチラ

www.njpw.co.jp

 

現時点のトーナメント表はコチラ

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

6月16日、32選手参加により開始されたNEW JAPAN CUP2020も

明日7月11日、ついに大阪城ホールにて決勝戦を迎える。

 

 

そしてこの大会は、新日本プロレス興行再開後、

初めて有観客により行われることとなる。(1/3程度の動員予定)

 

 

今後に向けては有観客での興行が何事もなく、

開催できるかというところも大きな焦点となるだろう。

 

 

ここでもし万が一のことが起こると、また多方面での後退を余儀なくされる。

開催側である新日本プロレスは、もちろん十分な対策をするはずなので、

それに協力する意味でも、訪れるファンも同様の対策が必要だ。

 

 

さて話を7.11NJC決勝戦へと戻したいと思うが、

発表されたカードを見てみると、メインが圧倒的注目を

集める大会となりそうである。

 

 

よってここからはそのNJC決勝戦を中心に、

展望を進めていきたいと思う。

 

 

最強のオカダカズチカか覚醒したEVILか

 

 

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

以下の記事にも書いたのだが、ここまでの二人の

勝ち上がりの過程は、実に好対照である。

 

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www.hi-jyapw.com

 

 

レインメーカーを封印し、変形コブラクラッチを、

フィニッシュホールドとしたオカダカズチカは、

 

 

まさにレヴェルの違う強さを見せつけ勝ち上がってきた。

その強さは最強という形容が当てはまると言えるだろう。

 

 

他方EVILは2回戦からその邪悪でダークネスな戦法を繰り出し始め、

まさに手段を選ばぬ戦法で、決勝までコマを進めたわけである。

 

 

これは今のところ、EVILの覚悟と決意の表れと

とらえられているかと思うが、

 

 

まだ無観客試合のみでしか行っていないので、

実際に会場のファンがどのような反応をするのか未知数である。

 

 

思い起こせばロスインゴのリーダー内藤哲也は、

4年前の2016年NJCで同じような境遇に置かれていた。

 

 

反則、乱入を繰り返し、最終的に優勝を勝ち得たことは、

まだ皆さんも記憶に新しいところだろう。

 

 

そして当時のファンの反応は、ブーイング、声援が

入り混じっていたと記憶している。

 

 

またその乱入を実際に行っていたのは、今回の主役ともいえる

ほかならぬEVIL自身である。

その当時のことは身をもって覚えていることだろう。

 

 

時代は繰り返す。これは世の常ともいえるが、

今回のそれが新日本のマットでも繰り広げられるのだろうか。

興味は尽きないところだ。

 

 

また内藤哲也も東スポ紙上で語っているように、

今のオカダカズチカは、簡単に倒せる相手ではない。

 

 

それはつまりこれまでにないEVILを出さなければ、

勝てる相手ではないということだ。

 

 

別の視点で考えると、それはオカダが強すぎるあまり、

今回の邪悪な戦法もファンの支持を得られるかもしれないということだ。

そう、あの両国の時の内藤哲也のように。

 

 

そしてどんな方法でも最強のオカダを倒し、

NJC優勝という結果を出せば、新日本の中心に立つことが出来る。

 

 

どんな方法であってもファンの後押しを得ることが出来れば、

時代を掴むことは出来るはずだ。

 

 

そしてそれをやり遂げた先駆者がEVILの身近にいる。

その先駆者たる内藤哲也との戦いを前にEVILは負けるわけにいかない。

 

 

真の意味での闇の王へと変化するためには、

NJC優勝という大きな勲章が必要となるということだ。

 

 

マスター・ワト 凱旋試合

 

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 (出典:新日本プロレス公式)

 

 

今大会でもう一つ取り上げるとするなら、

やはりこのマスター・ワト(川人拓来)の凱旋試合となるだろう。

 

 

まずマスター・ワトだが、DOUKIとの抗争が始まるとすると、

カテゴリーはジュニアヘビーということになるだろう。

よって当記事ではそれをベースに書いていきたいと思う。

 

 

2年超の海外遠征を経て、凱旋帰国したマスター・ワトだが、

良い悪いは別として、外見上は大きな変化が見受けられないと感じた。

 

 

比較対象が直近のEVIL、ヒロム、3Kとなるので、

余計にそう感じるのかもしれないが、

 

 

ビジュアルで大きなインパクトをファンに

与えることが出来なかったのは事実であるかと思う。

 

 

そうするとマスター・ワトはこのDOUKIとの戦いの中で、

ファイトスタイル、内容をもってファンにインパクトを与えないといけない。

 

 

当たり前の話だが、凱旋初戦が最も鮮度が高くファンの印象に残る。

別の視点で言うと、試合を重ねれば重ねるほど

鮮度、インパクトは落ちるわけである。

 

 

つまりマスター・ワトにとってこの一戦は、

ただの一つの試合以上の重みがあるということである。

勿論そんなことは本人も重々承知の事であろう。

 

 

もしこの凱旋試合で強烈なインパクトを与えることが出来れば、

その先には新世代のジュニアのカリスマ、高橋ヒロムの姿が見えるだろう。

 

 

しかし今のヒロムという存在は、ジュニアの枠で見れば、

あまりにも大きいものになっている。

 

 

ファンを納得させたうえで、ヒロムへの展開を創れなければ、

つまり会社主導での挑戦という空気が見えると、

あっという間に反発を食らうリスクがあるだろう。

 

 

マスター・ワトにとっては、凱旋試合が即今後の試金石となるということだ。

彼の凱旋試合にファンがどのような反応をするか、要注目である。

 

 

まとめ

 

大阪城ホールでのビッグマッチという視点で見れば、

この初日はメインの比重がかなり高い大会であると言えるだろう。

 

 

その試合内容や試合後を含めてのストーリーがどうなるのかで、

大会の成否が決まると言っても過言ではないと思う。

 

 

オカダにとっては、このような状況は慣れたことかもしれないが、

EVILにとっては大きな責任感とそれに付随したプレッシャーが

のしかかっていることかと思う。

 

 

しかし本当の意味でのトップになるには、誰もが通ってきた道である。

今回に限ってはEVILが、この再開後初のビッグマッチをきっちりと締め

内外からの評価を上げてほしいと願うばかりである。

 

 


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