推定IQ70前後の「バカ」と呼ばれた母親

9月のお彼岸に母親が死んだ。母親が死んだのに正直ホッとして、悲しくて泣くことはなかった。母親らしい事は何もしてもらえず、幼い頃に母親に頼ること事を諦めた筆者。現在2人の子を持った筆者が母親に対して思った「やっぱりバカだったんだなぁ」というエピソードを綴っていきたいと思います。

パンツの取り合い

雨続きの毎日。

洗濯物が乾かなくて困ります。

梅雨の時期コインランドリーが大盛況ですね。

コインランドリーに行こうか迷っていたら、ふと思い出してしまいました。

 

私と妹のことですが・・・。

もう30年以上前の事です。

それぞれパンツ2枚程しか持っていなかったので。

天候によっては洗濯物が乾いてなくて、履くものがなくて、よくパンツの取り合いをしていました。

取り合いに負けると乾いてない濡れたパンツを履くか、同じものを履くかです。

まともな子供はもう、必死です。

お風呂の前に1枚のパンツを隠したりとか・・・。

今となっては笑い話ですが・・・。

 

自分の子供にはそれぞれ10枚くらいあります。

だって、子供に2枚だっけって!!!

考えられません。

ほんと、おとよさん!!!!です。

 

子供の下着なんてそんな高いものじゃないのに。

お金だってなかったわけじゃなかったのに・・・。

下着を子供に多めに用意するという考えがなかったのでしょう。

自分のことで精一杯な知能しかないですから・・・。

 

うちは何でも2枚でした。

洋服も靴下もパンツも全て2枚。

子供の頃は体も大きくなるので毎年服を買います。

私と妹は年子で体格が同じくらいだったので妹が私のおさがりを着ることはあまりなかったです。

で、その時に買うのが2枚のみ。それでワンシーズンいきます。

交互に着るので、ワンシーズン終わると、色も褪せてボロボロです。

これが普通と思っていたので、パンツの取り合いもしょうがないと思っていました。

2枚しかないから取り合いになるとは考えませんでした。

小学校高学年頃は服が2枚しかないと思われているのが嫌で、

でもその頃は家が貧乏だと思っていたので、洋服を買ってほしいとは言えませんでした。

 

この「2枚」という感覚は大人になってからもそうで、下着はしばらくは2.3枚の所有で生活していました。

さすがに洋服はお洒落にも目覚めたので、自分で稼ぐようになってからは服、バック、靴などはたくさん買いました。

子供の頃にお洒落出来なかったから、反動ですかね。

好きなものが買えて着れるのはとっても楽しかったです。

 

毎日身に付けるもの(下着、ヒートテック、靴下など)は7枚所有するというのは、私も妹も最近覚えました。

7枚あれば忙しくて洗濯出来なった時とか雨の時とかに困らないと。

それぞれ結婚し、配偶者を見て、もしくは言われ、「そうなんだぁ」と知った次第です。

 

で、下着にしてもタオルにしても、1年程使用したら交換するようですが・・・。

これが常識なのか普通なのかはわかりませんが、そういう人もいるようですが・・・。

ここはまだ、私はできなくて・・・。

1年じゃまだまだ使えるって思いが強くて・・・。

タオルもペラッペラになるまで使用。

下着も穴があくまで使用。

します。

 

貧乏性なのか?

育ちが悪いのか?

 

あっ、育ちは良くないですね。

お育ちの良い方々は下着の取り合いはしないですよね。

 

ちなににおとよさん。

下着に無頓着でした。

穴が空いていて、洗濯しずぎで薄くペラペラになっているボロボロの下着をしているイメージしかありません。

自分が関心がないから、子供にも関心がいかなかったのでしょうね。

今なら何枚でも買ってあげられるのに・・・。

死んじゃったから買ってあげられない。

親は健康で長生きしてもらいたいです。

 

おとよさんが普通のお母さんだったら、まだ健康で元気でいたのかな?