晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

スティーブ・ジョブズはやっぱりミニマリストのお手本だと思った理由。

スティーブ・ジョブズは、やっぱりミニマリストのお手本だ! と、先日ちょっと感動したのでその理由について書きます。

6月30日に日テレの「ザ!世界仰天ニュース」という番組の1つのコーナーとして「アップルを作った男 死の秘密」というを見ました。

夕食時にいつも夫がテレビをつけるのですが、たまたま面白くて魅入ってしまったのです。

それでは、スティーブ・ジョブズから学んだことについて書きますね。

 

スティーブ・ジョブズはミニマリストのお手本。

スティーブ・ジョブズについて、ミニマリストがお手本にするということでは、「服の制服化」が有名です。

でも、今回私が感動したのは、服の制服化のことではありません。

私がハッとさせられたスティーブ・ジョブズから得た気づきというのは、「重要なのは集中だ」ということです。

「集中」というのは一体どういうことでしょうか?

以下にテレビで見た記憶を頼りに説明しますね。

スティーブ・ジョブズは、アップル社の創設メンバーだったのにもかかわらず、一時、会社から追い出されてしまいます。

でもその後、アップル社は業績が悪化し、スティーブ・ジョブズに戻って欲しいと頼み、ジョブズは戻るわけです。

そこでリーダーシップを発揮したわけですが、ここで「重要なのは集中だ」ということが出てくるんです。

業績が悪化したアップル社では、350種類もの製品を作っていたそうです。

それに対してジョブズがとった方法は、「10種類に減らす」ということです。

350種類あった製品を10種類に減らした

これがジョブズがやったことです。そしてアップル社は再び息を吹返しました。

「スゴイな!」と、私は思いました。

上手くいっている(あるいは上手くいきそうな)10種類だけ残して、あとはやめさせたんです。

さらにたくさんの社員を解雇したり…。

上手くいっているものだけ残して後は捨てる、これが重要なのは集中だ」とジョブズが言ったことの一例です。

そして、「重要なのは集中だ」ということこそ、ミニマリストとしてお手本になる考え方だと思ったんです。

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「重要なのは集中だ」は人生のあらゆる場面で応用できる。

最初に私が上記のテレビ放映を見ながら思ったのは、自分自身の仕事や日常の様々なタスクについて、応用できそうだと思いました。

私は最近、日々アレもコレもと一人ブラック状態で、バタバタと忙しく過ごしていました。

こんなに忙しいのに、「まだやれてない」と、ただ「To Do リスト」にリストアップしただけの用事がたくさんあり、見ただけでくたびれていました。

その中で、ぜひやらなくてもいいものを見つけて、バッサリとやめる、という決断をすることができそうだと、まずピンときたんです。

例えば、いくつかブログを放置していますが、もう殆ど見込みのないものは思い切ってやめてしまうことするなどです。

また、重要な仕事のメールに混ざってやってくる、どうでもいいメルマガを解約しました。

また、その日によって、「今日は忙しいから、食事は作らないで買ってくる」ということもできます。

こんな風に考えて、「これこそ、私が求めていたミニマリズムだ!」と思いました。

重要なことを最大化するために、どうでもいいことを最小化する。

ついでに、最近個人的に気になっていた自分自身のミニマリストとしての在り方について書きます。

「重要なのは集中だ」というところで、私自身のミニマリストとしての在り方問題にケリがついた気がしたのです。

仕事に集中するためにジョブズは服の制服化をしましたが、それも「重要なのは集中だ」ということの一環です。

このことはわざわざ説明する必要もないほど、ミニマリスト界隈では有名な話です。

ところで「物は少ない方が幸せ」という、ミニマリストにありがちな考え方がどうも納得できないでいました。

「物の手入れに時間がかからないから。」というのがその理由の1つですが、これに納得できなかったんです。

というのは、元々物が多くても物の手入れなんかロクにしなかった私にとっては、物を減らしたところで「幸せ」になるほどの差はなかったのです。

(「選択に迷うという悩みから解放される」という理由は共感し、今回お伝えしている「重要なのは集中」というところに通じるものがありますが。)

ですから、物は少ない方が幸せというのはちょっと違うと思います。

まあ、身軽であることは確かでしょうね。でも身軽=幸せでもないです。

かといって、物が多ければ幸せというわけでもありません。

物が多すぎて身動きがとれず、汚部屋に苦しんでしまうという現代病も存在するからです。

それで、どこかに間をとって「その人に合ったちょうど良い数」が良かろうということにしてみたんです。

最初はこの考えは上手くいっているように感じられました。

でも、この考えにも最近、限界を感じていたんです。

「私に合ったちょうど良い数」を追及するというのは、意外にも骨の折れることだったからです。

それは、この一年間、服の数に向き合い続けて実感したことでした。

私は今服は84着持っていて、多くの情報発信しているミニマリストに比べて多いです。

こんなに持っていては自分でもミニマリストとして疑問だと思うくらい。

そんな風に悩んでいたところ、たまたま上記のスティーブ・ジョブズの話をテレビで見て、「これだ!」と思ったのです。

自分にピッタリの服の数を追及するという仕事が、私にとってあまり重要でないと思ったのです。

自分にピッタリの服の数を追及するために、わざわざ捨てて減らしてみたり、買い直したりすることはホドホドにすればいい仕事だと感じました。

大事なのは「重要なことを最大化するために、どうでもいいことを最小化する」ということだと思いました。

服に関して言えば、今の私にとって重要なことは、もっと別のことです。

そのうちの1つは、「パーソナルカラーの服だけにすること」です。

そして、黒を始め、それ以外の色の服を最小化しています。

ここに私なりの「集中」があるんだと分かってちょっと自信が出て、安心しました。

それからもう1つ、服に関して私にとって重要なことを挙げれば、「数をかぞえておく」ということです。

最初は上述したように「ピッタリの服の数を追及するため」に数えたんです。

でも、服の数を数え終えて、別の気持ちが湧いてきました。

数をかぞえて全体像を把握でき、「服は全体像を把握して管理さえできれば、減らす必要はないな」というのが湧いてきた気持ちでした。

服の断捨離で初めて満足したとも言えます。

服の断捨離で満足するには、他にも様々な要素がありますから、服の断捨離のコツについては、また別の記事で書きたいと思います。

ですが、先日、数をかぞえ終えて、「これ以上減らす必要もないな」とも思ったのです。

服のことが気にならなくなり、他のことに集中できるようになりました。

大事なのは「重要なことを最大化するために、どうでもいいことを最小化する」ということなんだと今は思っています。

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おわりに

「重要なのは集中だ」というのは、スティーブ・ジョブズがリーダーシップについて、ある経営者に対して言った名言とのことです。

私たち個人の多くは、別に何かの組織のリーダーシップをとる必要はないでしょう。

でも、自分の人生を幸せに生きるためには、自分の人生の舵取りというリーダーシップは誰にとっても必要なものだと思われるのです。

自分の人生の舵取りを他人に任せた途端、「不安」や「コントロール」という罠に落ち、不幸のドツボにハマってしまうんです。

ですから「重要なのは集中だ」というスティーブ・ジョブズの言葉は、ミニマリストのお手本だということを超えて、私の心に響いたのです。