みなさん、Magandang hapon!! (タガログ語でこんにちはの意)
管理人のサトシです (=゚ω゚)ノ
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今回の内容は、完全100%私の個人的な考えなので、こういう考え方もあるんだなーくらいにお考え下さい
フィリピンに行った事がある人(主に旅行者や短期滞在者)から
「いやーフィリピンにいると時間を忘れるなー」
「フィリピンは時間に追われてないからゆっくりできるよ」
のような話を聞いたことがないでしょうか?
なんかゆったりとしたイメージで非常に興味を惹かれますが、これを鵜呑みにし過ぎないで欲しいというのが今回の記事の主旨でもあります。
確かに「フィリピンタイム」という言葉はあります
約束した時間に遅れることが当たり前、また時間の流れがゆっくりしている、というような意味ですね。
これをかなり的確に書かれているブログを見つけましたのでご紹介します
そうです、タイトルの通り沖縄に関するブログで、記事によると沖縄では「ウチナータイム」と呼ばれているそうです。
ただしその内容はほぼフィリピンタイムと同じです
時間(遅刻)の考え方、遅刻の度合い、原因等々、フィリピンと非常に近いものがありました。
ちょっと違うのは車の件で、フィリピンでは渋滞がひどいため、車を使っても予想した所要時間通りに事は運びません。
また、気候や状況が沖縄とフィリピンが似ていても、それぞれの国民性や国の背景は違いますので、それが考え方に反映してきます。
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例えば集合時間。
フィリピンでの「集合時間」はその時間までに集まる事、ではなく「その時間から人が集まりだす」「その時間より先に来ても誰もいないよ」という意味です。
みんながみんなそういう考えで集まりますので、集合時間通りに行っても誰も来ていないため、時間通りに行ったのに逆にみんなの到着を待つはめになります。
そしてフィリピン人は「待つ事」が大嫌いです。
もうわかりますよね。時間通りに集まる訳がないんです。
なぜなら時間通りに行ったら自分が損をするから。 コレ、重要です!!
そして重要な事がもう一つ。
遅刻をしても誰も怒らない事です。
もう決まりですよね。時間通りに行ったら自分が損をして、そして遅刻をしても怒られない。
はい、時間通りに行く理由がなくなりましたね
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ちなみにフィリピン人と待ち合わせをしていて、今どこにいるか聞くと決まって「I'm on the way」と返ってきます。
文字通りに受け取ると「今向かっている」ですが、実際は「今から家を出る」です。
残念ですがこれが現実です
次に歩く速度。
フィリピン人はまるでスローモーションのようにゆっくりと歩きます。
もちろん外は暑いので早く歩いて汗をかきたくない、という理由もあると思いますが、でも室内でもめちゃくちゃ遅いです。
私なんかは、早く目的地に着ければそれだけ時間に余裕ができるからあれもこれもできる時間がある…と考えますが、彼らの考え方では上記の理由から「早く目的地に着く」事に意味を持たないので、早く歩く必要がありません。
またショッピングモールを歩く場合でも、多くの人はあり余る時間を潰しているだけで、つまり目的地や目的自体がない人が多いということです。
そんな人が早足で歩く訳もなく、ゆっくりダラダラと、またフラフラとモール内を歩いています。
このフィリピンタイムを生み出す3大物理的要因は、
時間通りに動く公共交通機関(電車やバス)がない
道路の渋滞がひどい
全て(レジ、車、回答、なにもかも)が遅いので「待つ」「待たせる」ことが当たり前になってしまっている
です。(マニラには電車がありますが)
雨が降った日なんて最悪です
雨が降ったら家から動けなくなるため約束がキャンセル、というのもよくある話です。
なぜかと言うと、最寄りの大通りまでの道が舗装されておらず水たまりで歩けなかったり、最寄りの大通りまでの足(バイクやトライシクル)が捕まらないため、などです。
日本ではちょっと考えにくいですが、雨が降ると様々な理由で交通機関がマヒします。
これらの事から、この3大物理的要因が遅刻をさせてしまう事につながることが多いです。
そして、国民性の違いから生まれるフィリピンタイムとウチナータイムの決定的な違い、それは
フィリピンタイムはビジネスシーンでも当たり前に起こる
ということです。
遅刻はまだいい方で、連絡もなく約束した日に来ない事もあります。
飲みに行く約束とかじゃなくて、仕事のアポイントメントでですよ?
でもこれは結構頻繁に起こります。決して珍しい事ではありません。
当然先方は、日本人が時間に厳しいことくらい理解していますが、それでも起こります。
もうこの部分は国民性の違いとしか言えず、我々日本人が理解できない考え方です。
我々日本人は、自分が遅刻をすることによって「他人の時間を奪ってしまうこと」に申し訳なさを感じ、それが時間厳守につながっていますが、フィリピン人にはそんな感覚は1mmもありません。
なぜなら、仕事でもプライベートでも時間に追われることがなく、なんなら時間が有り余っています。
そんな感覚のフィリピン人ですから、他人の時間を奪うなんて考えには至るはずもなく、どうせ時間は有り余っているし、何をそんなに急ぐ必要があるの?日本人はせっかちだね!としか思われません。
時間に追われていない環境で育ったフィリピン人ですから、フィリピンタイムはビジネスシーンにも持ち込まれますし、また事前に遅れる旨の報告はまず来ません。(もし事前に遅れる旨の連絡をくれたのなら、そのフィリピン人は相当しっかりしています!)
果たして我々日本人は、それをよしとし、且つ異国で信用に足るパートナーという判断ができるでしょうか?
仕事でアポイントメントに1時間遅刻されても、
「いやーフィリピン人はホントにゆっくりしてるなー。はっはっは 」
と笑っていられる日本人ビジネスマンが何人いるでしょうか?
私の考えでは、時間に追われてないからこそ、時間の大切さを認識しなければいけないと思うんですけどねー。
もちろんそれでもゆっくりとした時間が流れていて快適だと感じられるのであれば、それはそれでいいことだと思います。
現在リタイアメントの方や、自分の時間が自由に使える方なら、こういったフィリピンタイムを受け入れられて、また時間に追われない生活を快適と感じるのかもしれません。
ただ私はそれでも、他人に不快な思いをさせてまで自分の快適さを優先することができないだけです
ゆっくりとした時間が流れていて、そしてなんだかキラキラしてみえるかもしれないフィリピン。
しかしその裏には色々と不都合なことやストレスに感じることがたくさんあるので、くれぐれも良い面ばかりを見過ぎないようにご注意ください。
それではまた