こんばんは、ゆつきです。
昨日はとても痛ましい事件が起こりましたね。
報道も続いてますので、ご存じの方も多いと思うのですが、
京都アニメーションが火災に遭いました。
ご冥福をお祈りするとともに、
一命を取り留めた方々の回復を祈ります。
人が亡くなることは、どう取り繕っても悲しいことです。
「ナースゆつきの怪奇な日常」は舞台の特性上、
人が亡くなる話が非常に多いです。
私も夫も、自分たち自身が悲しいと同時に、
ツイッターのタイムも、皆さんの悲しい気持ちで溢れています。
…こんな時に、敢えて読みたい漫画ではないだろうと、
夫と編集さんと相談し、今週の公開はお休みとさせていただきます。
誰かが亡くなる、ということについて慣れることはないように思います。
少なくとも、看護師になって16年、毎月何人も亡くなりますが、
新人の頃と変わらず悲しいです。
いえ、いろんなことが分かるようになった分、患者さんとの付き合いが
長くなった分、年々悲しさが強くなるように思います。
そんな時、看護師はグリーフワークを行います。
グリーフワーク(悲嘆作業)とは、死に対して十分に悲しみ、
その事実を認めて向き合い、自らを解放して乗り越えていくことです。
昔の看護師の教育の中では、
「相手に合わせて共感はするが、自分の感情は出さない」
と教わってきました。
例えば、「患者の前で泣いてはいけない」と。
「一番辛いのは、患者さんだから、看護師は感情をコントロールできないといけない」と。
しかし、看護師だって人間。
グリーフワークが適切に行われないと、複雑化してしまって、
欝になってしまったり、仕事に行くのが辛くなっていしまうことがあります。
患者の前で泣くことを推奨しているわけではなく、
看護師自身が
自分に悲しい感情が湧いたことを認め、
十分に悲しみ、
仲間と自分の感情を語り合うことが、看護師自身のケアになります。
私も病棟で、後輩や先輩とよく語り合っています。
今まで悲しみに押しつぶされることなく続けてこれたのは、
グリーフケアをし合ってきたからだと思います。
話すことで忘れてしまうのではありません。
語ることで、悲しい感情を認め、
事実を受け入れる準備をするんです。
悲しい気持ちは語っていいんです。
それでは、また、落ち着いたら更新を再開しますので、
またのお越しをお待ちしております。
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