この記事は為替(FX)を具体例として、ダウ理論とその他テクニカルの矛盾を解説しています。チャートの見方はあくまでダウ理論が主役です。失敗や大損を避けて株やFXで稼ぐためには、ダウ理論とその他テクニカルが矛盾した際はダウ理論を優先し、損切と資金管理で万が一に備えてください!具体的な稼ぐ手法はリンク先の記事に詳細をまとめています。
※)この記事は約2分半で読めます。
価格(=ローソク)と、その他、テクニカルについて
結論!)
テクニカルとテクニカルは結構な確率で矛盾する
あくまでテクニカルの王様はダウ理論
子分のMACDや、RSI、一目均衡表が王様に楯突いては駄目!
王様に楯突くサインが出てきたら、全部、黙殺する
ダウ理論が形成する、需要と供給の勢力図に従う
需要と供給の勢力図に逆らわない、敗軍にお味方して、憂き目に遭わない
ダウ理論は王様であるが、結構、気分屋な所があるので、例外が出てしまったら、損切が輝く
ダウ理論のトレンド判定 < その他テクニカルのサイン ←これだけはやっては駄目!
まずは、サンプルチャートを御覧ください。
※)本日はチャートの見方の記事です
<サンプルチャート NZD/USD>
私の初心者時代の失敗談は、その他テクニカルを、ダウ理論以上に優先していた。
自分がテクニカルを猛勉強していた時期に、体験した体験談を本日の記事にします。
サンプルでは、一目均衡表とストキャスティクスを表示させています。
一目均衡表やストキャスティクスに限った話ではないですが、ダウ理論以外のテクニカルって有ります。(ボリンジャーバンド、RSIなど)
ダウ理論以外の、テクニカルは、すべて「おまけ」であり、「補助」であり、「脇役」です。
お寿司で例えるなら
ダウ理論が「お寿司」であり、RSIや一目均衡表は、「お醤油」です。
あくまで主役は、お寿司であり、ダウ理論が形成する「トレンド判断」です。
今、テクニカルを猛勉強中の方は、この1行は本当に大事です。↑↑↑
お寿司屋さんに向かって、お醤油はキッコーマンが正解でしょうか? それとも、ヤマサ醤油でしょうか? それともヒガシマル醤油が正解?
と尋ねるのに似ていまして、
お客さん! 大事なのは醤油じゃなくて、寿司だから !
テクニカル分析にも、主役と脇役がある。
という、主役と脇役の区別を大事にしてよ! という話題です。
ですから、ある程度テクニカルの勉強が済んだら、ダウ理論そのものを重要視してください。あくまでダウ理論がテクニカルの王様であり、キングであり、主役です。
私がテクニカルを猛勉強していた時、よくやらかした失敗は、
ダウ理論と、その他テクニカルが矛盾した時、その他テクニカルを優先してしまう、という過ちです。
サンプルに戻りますね。
このチャートを使って解説しますね。このブログの執筆が2019/7/4なのですが、現在はローソク足が一目均衡表の雲の上限に抵抗されています。
また、ストキャスティクスが、買われすぎ をCallしています。
ここで、一目均衡表の雲が抵抗帯として仕事するだろう、買われすぎたストキャスティクスは、下落を呼ぶだろう・・・ という
空売り目線で、チャートを見てはいけません。
資金を減らすトレーダーは特徴が幾つかあるのですが、
判断を下さなくてはいけない、意思決定ポイントに於いて、
テクニカル分析の重要度の優先順位
ダウ理論 < その他テクニカル
の優先順位で決断を下す人は、相場で資金を減らします。
稼げるトレーダーというのは、
その他テクニカル < ダウ理論
という、意思決定の優先順位を使っています。
<サンプルチャートから、一目均衡表とストキャスティクスを消しますね>
あくまで、テクニカルの王様は、ダウ理論を使った、トレンド判定です。
テクニカルとテクニカルが矛盾したら、トレンド判定を採用します。(テクニカルの矛盾はこうやって捌く)
サンプルに戻りますが、チャートというのは、全プレイヤーの需要と供給の歴史です。
需要と供給の歴史を「見える化」した物がチャートです。
チャートというのは、需要と供給がすべてであり、全プレイヤーが形成した需要と供給の力関係に、たった1人の投機家(しかも個人)が決戦を挑んではいけません!
ダウ理論とその他テクニカルが矛盾したら、ダウ理論を優先させる
価格がすべて、という意味は、全プレイヤーが形成した需要と供給の勢力図に、個人で決戦を挑むな! という意味です
※)一目均衡表の雲や、ストキャスティクスなど、その他テクニカルが需給の勢力図に対してアンチのサインを出したら、無視せよ、という意味です。 その他テクニカルは価格ではないので。
個人の資金量で、全プレイヤーが形成した、需要と供給の勢力図に立ち向かうのは、無謀であり、自殺行為です。
もう一回、ローソクのみのトレンド判定に戻りますね
ちょっと前に、下降トレンドの歴史が有りました。そして、Wボトムをつけて、転換(=反転)の値動き、歴史を見せました。ここで、需要軍と供給軍の陣取り合戦の勢力図が塗り替わっています。
この歴史が、大変重要な意味を持ちます。
トレードの原理原則・外してはいけない1点を書きますが、
稼ぐFXトレーダーは、需要軍と供給軍、どちらが勝ち馬か判断し、勝ち馬にお味方する
勝ち馬に乗る!
って事です。需要軍が優勢なら、需要軍に加勢します。供給軍が劣勢なら、供給軍にはお味方しない! という意味です。
自分の資金を、陣取り合戦で旗色の良い勢力に預ける、旗色の良い勢力のメンバーに加わる、という意味です。これが利益確定を生みます。
石田三成と徳川家康が決戦の雰囲気になったら、石田は見限って、旗色の良い徳川さんの手伝い戦をやらせていただく! というコバンザメ作戦です。それが稼げる相場師です。
もう一回、トレンド判定に戻りますね!
供給軍が押せ押せの歴史が終わり、Wボトムをつけて、供給軍に撤退信号(=Wボトム)が出ています。
この撤退信号を察知した供給軍が、利益確定の買い、同値撤退の買い、損切の買い戻しが入り、新たな上昇トレンドの燃料となります。
それを見逃さない需要軍が、今までの負け試合の鬱憤を晴らすように、イケイケの買い注文を出し、需要軍の旗色が良くなります。(負けた供給軍の追撃戦です)
ですので、このチャート下に於いて、負け組の供給軍に加勢するのは論外であり、
石田三成に加勢したら、お家取り潰しの上、斬首になっちゃいました!
という構図と実は同じです。
関ヶ原の戦いに詳しくない人はこちらのリンクが親切です。
※)余談になりますが、司馬遼太郎 氏の「関ヶ原」は名作ですね~
文庫で読んだので映画は見ていませんが、V6の岡田くんが熱演してますね!
<続きに戻ります>
よって、何よりも優先するのは、自分が今、加勢しているのは勝ち組なのか、それとも敗色濃厚な勢力なのか、という、需要と供給の勢力図であり、それを可能にするのが、ダウ理論のトレンド判定です。だからダウ理論のトレンド判定がテクニカルの王様です。
ダウ理論と、その他テクニカルを併用してチャートに表示すると、その他テクニカルがダウ理論と矛盾したメッセージをCallする。初心者時代はその矛盾がさばけない。
ここで、テクニカルの猛勉強中の方が、一目均衡表やオシレーターを表示させると
一目均衡表の雲に抵抗されるだろうから、空売りだよね? ストキャスティクスが買われすぎをCallしているから、空売りだよね?
という判断を下し
そこで空売りをキメたら、敗走中の供給軍にお味方することになるよ?
石田側に加勢して斬首になりたいの?
という話題になってきます。
あくまで、王様であるダウ理論が、「上!いいから上だってば!」 と言っています。
そこで王様の子分に過ぎない、一目均衡表の雲を優先して、いや、ローソクが雲の抵抗帯にタッチしていますので、空売りをキメます! とかやりだすと
王様の「上だってば!」という声に逆らったわけです(謀反が失敗)
こういうトレーダーに、マーケットの神様は厳罰を与えます。(証券口座のマイナスです)
テクニカルを猛勉強する時期って実はあるのですが、ダウ理論とその他テクニカルが逆のサインを出した時、矛盾が出てしまった時は
稼ぐ為にはダウ理論が上昇トレンドなら新規の買いのみ
稼ぐ為にはダウ理論が下降トレンドなら新規の空売りのみ
常に、ダウ理論を使ったトレンド判定を採用し、その他テクニカルが出しているサインは黙殺してください。
今日の記事は一目均衡表とストキャスティクスを一例として上げましたが、この2つ以外のテクニカルも同様です。
その他テクニカルが出しているサインがダウ理論を使ったトレンド判定と矛盾してしまったら、常にダウ理論が出しているトレンド判定に従います。 ダウ理論が例外を出してしまった折は損切で対処できます
巷の株本や情報商材で説明している「手法」は、ローソク足と「その他テクニカル」を使って、ノウハウ化したものです。
それはそれで利益確定は出来るんですが、ダウ理論が「主」、その他テクニカルが「従」という力関係が理解できていないと、入手した手法が損切りで終わった時、急にその手法が「だらしなく」見えて、次の手法が探したくなります。
ぶっちゃけた話、期待値がプラスであれば手法なんて何だってOKなわけです。
移動平均が好きな人は ダウ理論+移動平均でも大丈夫ですし
MACDが好きな人は、ダウ理論+MACDでも大丈夫です
好きなの使ってください。
ダウ理論がテクニカルの「王」であり、その他テクニカルが、ダウ理論に楯突くサインを時々Callするんですが、子分のストキャスティクス、子分のRSI、子分のMACDがダウ理論に楯突くサインを出したら、すべて黙殺してください。
ダウ理論が時々、例外を出すんですが、その折は損切が輝いて、あなたの証券口座をしっかり保護します。
株本に書いてある、テクニカルのサインは、あくまでタイミングを測定するためのツールであり、補助であり、脇役であり、醤油です。
エントリーの意思決定する際には
ダウ理論のトレンド判定 < その他テクニカルのサイン
これだけは、やってはいけません!(西軍に加担してお家取り潰しにされます)
※)この記事の執筆は、2019/7/4なのですが、公開すると、今、ポジションをholdしている方の相場観に影響が出る可能性が残っています。相場は自己責任ですので、しばらく時間を経過させて、この記事を目にした人に影響が出ない頃合いになってから、公開を予定しています。
結論!)
テクニカルとテクニカルは結構な確率で矛盾する
あくまでテクニカルの王様はダウ理論
子分のMACDや、RSI、一目均衡表が王様に楯突いては駄目!
王様に楯突くサインが出てきたら、全部、黙殺する
ダウ理論が形成する、需要と供給の勢力図に従う
需要と供給の勢力図に逆らわない、敗軍にお味方して、憂き目に遭わない
ダウ理論は王様であるが、結構、気分屋な所があるので、例外が出てしまったら、損切が輝く
ダウ理論のトレンド判定 < その他テクニカルのサイン ←これだけはやっては駄目!
具体的な稼ぐ手法の記事はこちら。
<追記 2019年 7月18日>
以下は、2週間経過した後の追記であり、ここまでローソクが進めば、影響は出ないと判断したため、公開します。
<7月4日時点のチャート> ←2019年
<7月18日時点の同じ通貨ペアのチャート> ←2019年
<チャート解説>
7/4時点では、トレンド判断は上でした。一目均衡表の雲が抵抗帯として頭を抑えられて、一旦、押しをつけました。
私が使っている押し目買いの売買ルール的に、イレギュラーな値動きとなりまして、一旦、同値撤退で逃げました。7/10辺りに陽線で下ヒゲで需要軍の損切を狩った感じがしたので、引き続き、買い目線で見ていました。
結果的見て、7/4時点の「ダウ理論的に上目線」という判断は間違っておらず、一目均衡表の雲が支持帯として仕事し、上昇トレンド再開となりました。
このように、ダウ理論と、その他テクニカル(一目均衡表やRSIなど)が矛盾したら、あくまでダウ理論が形成するトレンド判断を最優先する! というマインドは絶対に大事です。
補助ツールとして一目均衡表が好きな人は、一回抜けた雲は、今度は支持帯として機能する事が多い、という事は知っておいてください。
(現在のNZD/USDのように)
株や為替(FX)で具体的に稼ぐ手法
はこちらの記事でまとめました。
<連絡>
私はチャート解説をする際、読者様の自己責任を徹底するために、後出しで解説してます。
私も体験あるのですが、友人トレーダーとチャート判断の会話をすると、必ずと言っていいほど、強弱判断となります。
需要軍が強い! とか いやいや、供給軍が強い! とか、複数の目線がバッティングし、自分の判断に自信が持てなくなります。(友人トレーダーが正しいのかな?と頭をよぎる) ←順張り目線と逆張り目線はほぼ確実に意見が対立します。
このように、未来が見えない時期のチャートを友人トレーダーやTwitter上の他人の相場観などを見聞きしてしまうと、自分のテクニカル根拠に迷いが出て、判断がブレます。そうなると、利益で終わった場合は、次の売買もあの人の相場観に従って注文出そう! という他力本願の悪い癖がつき、損で終わったら、何なんだよ、あのヘタレ相場師のブログは! という他責の姿勢が芽生えます。
損で終わっても、他人は損失補填してくれません。ヤフーファイナンスの株の掲示板に従って注文出しても損失補填をYahooはしてくれません。
株番組で見聞きした相場観に従って注文出して損で終わっても、TV局の人は損失補填をしてくれません。
投機の世界というのは孤独を愛するべきであり、誰も損失補填をしてくれない以上、信用できるのは自分の経験と知識と検証からのバックテストのみです。
今後もチャート解説は続けようと思いますが、ポジションを握っている読者様が握力を弱めないよう、事後的にチャートを解説する予定です。
後出しでもいいよ? という人は、TwitterのDMなどに連絡ください。
こんな事で困っています! こんな事も教えて欲しいです! って方はTwitterのDMからもお問い合わせ受け付けております。
お気軽にどうぞ。
本日もブログ閲覧ありがとうございます。感謝しています。
応援クリックにご協力いただけますとブログ更新の励みになります。