鳥かど(目黒 / 焼鳥)

4年ほど前にプロフェッショナルに出られてからは電話予約はほぼ不可能になってしまった、目黒・鳥しきさん。いつかはうかがってみたいと思っていたのですが、放送直後は500回電話してもつながらないほどでした。そんなこともあって、未だ訪問できていない予約超困難店です。

世界的なコロナウイルス流行を受けての自粛ムードで飲食店のキャンセルも相次いでいる最近。こういった人気店もキャンセルが多くでていると聞きます。それならば、と当日問合せしてみたところ偶然入れた鳥しき系列のお店がありました。

その名も鳥かどさん。今では複数店舗を展開されているグループですが、最初に出店された分店がこちら鳥かどになります。予約でこられる1回転目のお客さんが帰られるのをまっての入店となりました。

目黒駅からは少し歩いて、権之助坂を下ります。目黒川を超えてから脇道にはいったところ、地下1階にある店舗が鳥かどさんです。表に看板などでていないので、Google  Mapなどを頼りにアプローチするのがよいでしょう。

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満足するまで出し続けてくれる、質量とも十二分のおまかせ焼鳥

本店同様、鳥かどさんのスタイルはおまかせ一本。お客が満足してストップをかけるまで渾身の焼鳥を出し続けてくれるのです。

まずは御通し。この日は野菜の漬物に味噌を添えて。しょっぱ過ぎないちょうどいい味わい。

かしわ。一串目から度肝を抜かれました。とても大振りかつ、抜群の火入れ。

くびかわ。そのあたりの焼鳥の皮とは一線を画す、いい塩加減と後味のいい脂。

せせり。同行者が一番好きだなぁとしみじみ語った部位。知ればきっと誰もがファンになります。

野菜串も抜群でした。なにしろ芽キャベツの表面が焦げる寸前、なのに中はホックホク。これを超強火で実現するのは神業でしょう。

砂肝。硬過ぎない、さくっとした歯応え。

この日上位数本に入る、凄技を感じた一本は、うずらの卵。外観からは全くわかりませんが、中がほんとにストライクど真ん中の半熟具合。

つくね。軟骨入りでしょうか。美味しいのですが、他の串に比べると個性は少ないか。

熱々ホクっとした銀杏は、焼き立て熱々のうちに素手で皮むいてました。凄過ぎます。

なんこつ。

食道。食道ってのはぺらぺらの粘膜のハズなんですが、プリッとしてて脂もたくさんついてました。

厚揚げ。薬味もセンスよくお酒にあいます。中はトロンと、外はカリッと。

肩。食べごたえ満点で、この辺りでストップお願いしちゃいました。

ですが、まだしばらく焼き物はつづきます。まずは、ハツ。

そして、大きな大きなしいたけ。旨味満点ですが、そろそろ満腹気味に。

最後は膝周り。皮目の良さと正肉の良さのハイブリッド。参りました。

そして、なくてはならない鶏スープ。もちろん美味しい、旨味がありながら重くない味でほっこりします。

〆は2択で、親子丼かうどんとなります。やはり初めてであれば親子丼か、と満腹ながら頑張って注文してみました。見るからに美味しそうな親子丼はやはり間違いなし。しっかり完食してしまいました。

ちなみに日本酒の品揃えも想像以上でした。特に、光栄菊は日本酒好きならうなる美味しさでした。ただお洒落な片口がワキ漏れしやすくちょっと注ぎにくかった気がします。

相変わらず予約困難だが、がんばって行く価値ありの焼鳥

大満足の鳥しきグループのデビュー戦となりました。想像以上に串のポーションが大きく、その超強火近火で焼き上げたジューシーな焼鳥に舌鼓をうちました。

注意点としては、ストップといった時点で準備に入っている3串ほどは出てきますので少し余裕をもって止める必要があることくらいでしょう。これだけのネームバリュー、内容では良心的な価格設定なのも人気の要因ですね。

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