この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡 凄い日本人がいたんだ! | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

Youtubeなどでこの作者を知り、著作に興味がわいて読んでみました。

「60年の歳月を経て今、明かされる日本人司令官の知られざる生涯。中国国民党と毛沢東率いる共産党との「国共内戦」。金門島まで追い込まれた蒋介石を助けるべく、海を渡った日本人がいた―。台湾を救った陸軍中将の奇跡を辿ったノンフィクション。第19回山本七平賞受賞。」(Amazon 内容紹介より)

損得ではなく、恩を返すために、「義」のために数人の仲閒とともに、ほとんど何も持たずに海を渡った根本中将。彼の作戦案で人民軍の大軍を金門島で迎え撃ち、台湾の独立を最後の一線で守りました。一般にはほとんど知られていない歴史秘話、凄い日本人がいたのだと言うことを綿密な取材で書き上げた労作です。

重い読後感。読んで良かったと思える作品でした。

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡 (角川文庫)
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こちらもお勧めです。

新聞という病 (産経セレクト)
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ベストセラーになった本ですね。ただし、朝日新聞をはじめとした新聞批判の本ですので、リベラル(?)的な考え方の人は反発を感じるかも。私は読んで損はない本だと思っています。