アメリカの株価が暴落したらどうなるか?
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例えば、20世紀に起こった世界大恐慌を基にして、考えてみます。
アメリカの株価が大暴落すると、市場から資金を回収するための売り注文が殺到し、日本を含む他国の株価も同時に下落します。
一方で長期金利は急上昇しますので、借入金が多いと金利負担が増えて、企業の経営を圧迫します。不動産経営者も、同様です。
企業業績が落ちると、人々の不安心理が増大して消費意欲が減退します。
このなかで企業も、倒産してしまったり、非正規社員を解雇したりなどのリストラを行ない、街中に失業者が溢れかえります。
そうなると、家賃を支払えなくなる滞納者が増えますから、不動産経営者や保証会社から追い出されます。
失業者になると、入居審査に引っかかりますので、空室になっても、新しい入居者はなかなか見込めません。
そうなると、不動産経営者にも多額の借入金がありますから、銀行への返済に影響を及ぼし始めます。
株価が暴落しますと、地価も急落しますので、借入金が多い場合には、銀行から追加担保を求められますし、新たに借入れしようと思っても信用収縮が起こっていて、拒絶されます。
企業が倒産したり、失業者が住宅ローンを支払えなくなる等で不良債権が増えますと、銀行の経営も不安視されて、人々が預金を引きおろそうとして、取り付け騒ぎが起こります。
中央銀行が、民間銀行に対して無制限、無期限に大量の資金を供給し、取り付け騒ぎを収めようとします。
(信用力のない国の場合には、貨幣価値の下落を招き、悪性インフレを発生させてしまいます。
悪性インフレが起こったからと、不動産経営者が家賃を引き上げようとしても、滞納が増えるばかりですから、簡単ではありません。)
ついには、不動産経営者も、空室の急増と金利急上昇により借入金の返済ができなくなり、銀行から担保を取り上げられて、破たんする、、、というシナリオが考えられます。
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