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異常歩行⑨はさみ足(歩行)の特徴についていくつか特徴を紹介します!理学療法とリハビリ

bodymakerptです

 

 

今回は、異常歩行シリーズの第九弾です。痙性歩行の中の一つであるはさみ足についていくつか特徴についてご紹介します。

ぜひご一読ください。

ではどうぞ!

はさみ足・歩行とは

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 はさみ足(歩行)とは、痙性と呼ばれる筋肉の緊張のコントロールが困難な状態になり、筋緊張が高くなっている状態で起こります。股関節が屈曲・内転・内旋しながら足両足が交差しながら前に進めます。

 

はさみ足歩行が出る疾患

はさみ足が出る疾患は、痙性が出ている疾患です。

・脳性まひ(痙直性)

・脊髄損傷(対麻痺)

・脳卒中片麻痺(錐体路障害)

・脊髄腫瘍

・多発性硬化症

・変形性頚椎症

・両側性の硬膜下血腫

痙性は、自発的な運動を制御する脳や脊髄の障害によって起こります。歩行だけでなく、日常生活を阻害してしまう場合があり、はさみ足や痙性に対してリハビリを行う場合があります。一方で、脊髄損傷の立位などでは痙性によって上手に姿勢を保持する事ができる人がいるなど決して悪影響だけではなく、痙性を理解しどう付き合っていくかが重要です。

 

リハビリ・理学療法

 リハビリ・理学療法では、必要に変形の予防や柔軟性の維持・改善、関節可動域の維持・改善の為、ROMエクササイズを行います。ボトックス注射後にもROMエクササイズを行う有効性が示されています。

 また、動作方法の指導や筋力増強、必要に応じて装具を使用して、できる限り不必要なタイミングで痙性が高まらないように努めます。時には足関節の装具だけでなく、長下肢装具を使用して、歩行や立位練習を行う事で、殿筋群や大腿直筋の筋力増強を促していき、痙性を抑制していくこともあります。

よく行われるストレッチの対象となる筋肉は、

・ハムストリングス

・股関節内転筋

・下腿三頭筋

・後脛骨筋

・足趾・長母趾屈筋

に加えて足底筋膜などの柔軟性をだすセルフストレッチなどを指導する場合もあります。

 

その他にも、痙縮筋の拮抗筋に対して振動刺激を与えることで相反神経抑制が起こると言われており、ROMエクササイズ前に振動刺激を与えてから行う事もあります。

 

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最後に

今回は以上です。

 

 

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