ほんのちょっとのこと

えーっ！それくらい？

というくらい
ほんのちょっとのことだけど

ほんのちょっとのことだからこそ
気になるのかもしれません

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それは例えば

窓に挟まったカーテンの端っこ

タンスの引き出しやドアの2センチの隙間

ㇵの字になっている玄関の靴

微妙に斜めに掛かっているタオル
（今にも落ちそう）

本当に少しのこと
ほんのちょっとのことですが

もうっ！
また？！
ちゃんとやってよ！

と言いたくなってしまいます

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相手にはきっと
私をイラつかせてやろう
などという意図は全くなくて

「へ？そう？」

そういう反応に
私はさらに腹を立てていたことがありました

ちゃんと閉めるべき
ちゃんと並べるべき
ちゃんと掛けるべき

私は自分の中のそれらが裏切られたから
腹が立ったのですが

相手にもそれがなかったとは言い切れません
（多分ありそう）

だけど
何度言っても改善されないのは

自分と相手との「ちゃんと」を
はき違えていたからなのかもしれません

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カーテンを挟まないように閉めてね

引き出しとドアはピッタリ閉めてね

靴はまっすぐ並べてね

タオルは落ちないようにまっすぐ掛けてね

ちっくしょー！
いちいちこんな細かいことまで言わなきゃならんのかい！

ではなくて

そう言っておけば
どうして欲しいのか相手にわかりやすく伝わるのだと思えば
面倒くささは感じません

子どもたちには
細かくて口うるさく感じるかもしれませんが

具体的にどうして欲しいのかを
繰り返し伝えていくだけだと思っています
（そのうち言わなくてもやってくれるようになるかも）