できる、できない

- Category - 怒りん坊日記



オイ!アンタもっとできる子だろ!


子どもの態度に
イラっとしそうになりました(未遂)


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我が家の次女は
筋金入りの内弁慶です


家では機関銃のようにしゃべり倒し
ガハハという笑い声は
「うるさーい!」と耳を塞ぐほどだし


泣き叫んで暴れる姿は猛獣のごとし
(つい数年前までの話)



ところがどっこい

一歩外へ出ると
蚊の鳴くような声で
つつましやかにお過ごしあそばすのです
(そのかわり眼光鋭い笑)



「もうちょっと積極的になってもらえるとよいですね~」

学校の先生方は口を揃えて
(オブラートに包んだ風に)そう言って下さいますが

確かに
初めて参観日に行ったときには
あまりのギャップに面食らってしまいました


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今では

そういう色々な面を含んでの姿が
等身大の次女なのだなぁ


そんな風に受け止められるようになってきたけれど
以前はそのギャップに腹が立っていました



お友だちに話しかけられても
ハキハキと話せない様子に

先生に話しかけられても
目をぱちくりさせるだけの様子に


いやいや、アンタそんなキャラじゃないだろ!
もっとハキハキできる子だろ!


見かけたその場でイラッとしては
帰宅後にその理由を問いただしたりしていました


(嗚呼、おそろしや…ゾワッ)

そこには沢山の「べき」と

できること=良いこと
できないこと=悪いこと


という私なりの基準があったのだと思います



その「できる」には

一度乗れたんだから当然乗りこなせるはずでしょ?

補助綸なしの自転車に乗るような基準


できないっていうことは手をぬいてるってことでしょ?

一度できたことを「できた」ではなく「当たり前」に書き換える
そんな厳しい厳しい基準があったように思います


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アンガーマネジメントに出会ってから

「私は」
一呼吸置いてから考えられることが
少しずつ増えてきました


そのおかげで

「私にとっての○○」は必ずしも「子どもにとって」ではない

自分の基準が子どもの評価のすべてを支配していたことに
ようやく気づくことができました



けんかの仲裁であっても
子どもたちから
「自分はこう思った」という言葉を聞けると
「そっかぁ」とどこかでホッとしています



実は
ネコをかぶった次女
ワイルドな次女
どちらも捨てがたいのです



こういう色々な面を見られるのも
親の特権なのかもしれません




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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