2020年11月25日水曜日

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暴落への備えは、評価資産を増やすこと。

ガチホ投資だから、暴落しても保有株は売らない。
この手の話をすると、必ず言われる。

「暴落するとわかっているのに、売らずに持っているの?
 言っている意味わからない。おつむ大丈夫か」となる。
おしゃっていることは正しい。
この手の話は、正直、面倒でもあり、ムズイ。

長期投資がなかなか浸透しない要因の一つに、これがあると思っている。
数十年のスパンで考えれば、一直線の株価上昇はあり得ない。
株価の下がって上がってを繰り返して、最終的に上昇するか、下落する。

長期投資は、この「最終的」な株価上昇を期待しているのであって、
途中の株価暴落・暴騰は建前上は気にかけない。
だけど、本音ではハラハラしている。

仕方がないんだよ、株価は人間同士が腹の探り合いをして決めている価格だから。
起こりえない株価が形成されるのが、市場。
どんなにヘッジしても、想定外の暴落(暴騰)には対処できない。LTCMがいい例。

一個人投資家の毛の生えた投資額なんだから、暴落は黙っているに限る。
昨日、米国株式が暴騰すれば「寝ている間に資産が増える」って抜かすんだから、
同様に、暴落も「寝て過ごせばいいだけ」。

ガチホ投資がうまくいけば、評価資産は時間とともに増える。
暴落してからも、資産は再度増え続け始める、と信じることしかない。
資産を増やすことで、暴落に対処すれば、いいんだよ。

5千万円の資産が欲しいなら、1億円の株式評価資産を持っておくべき。
NY市場が暴落して5割減になっても、評価額は5千万円を維持できる。

『株式資産で資産を持つ』っていうことは、その位の余裕で構えていることも必要。
年利8%で毎年増え続けるわけじゃないんだからさ。

「株式投資は怖いから、老後は、定年まで貯めた銀行貯金の取崩しと公的年金で過ごすのがいいよ」と回答するのが無難だな。
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