お待たせしました!えっ?誰も待ってない???
この間から回顧録のようなものをつらつらと書いておりますが、今日はその「単語編」
やり直し英語を始めて、駅前留学→夜間の英語学校と行きましたが、その英語学校で、中学生の時に英語の家庭教師をしてもらっていた先生と再会し、その先生が自宅で英語塾を開くというので入れてもらいました。
が…
いきなコース中に1冊のPaperbackを読めというお達し。
えーーーー、無理無理無理無理無理無理!!!
しかもGraderシリーズとかじゃなく、オトナが読むやつ。
無理やろ…絶対。
でも先生には逆らえない。宿題なんだもの。
とにかく興味があるものを、ということで、ネコ派なのになぜか犬の話が書かれた本を読みました。(今でもなんで犬の話にしたのかは謎…)
本のタイトルは
ONE DOG and HER MAN (Chapman Pincher)
普段はスパイなどについて書いている作家が自分の飼っている犬の視点から書いた本で、英語版,「我輩は猫である」の犬バージョンです。これを読んだのって、かれこれ四半世紀ほど前の話です。(自分で書いていてビックリした。四半世紀…)
で、読みながら何が起きたかというと、
「意味がわからんっっっ!!!」
そりゃあそうですよね。文法もわかってない、語彙も圧倒的に足りないのにいきなりPBを読むなんて無謀すぎる。
とにかくこれは語彙力を高めなければ…ということで、思い付きで買ってきたのが「Pass単・英検2級」でした。
これまた知らない単語ばかりだけど、毎日少しずつ覚えながらPaperbackを読んでいたら、詳細まではわからないけどとりあえずストーリーは頭に入ってくるってことで、やはり語彙力って大事♪と思ったのでした。
Pass単の2級レベルの単語は、どんな文書を読むのにも必ず出てくる基本的な単語が多いので、これを覚えることでかなり読みやすくなりました。
とはいえ、流し読みだけでは本当に理解できているかどうか不安だったので、Paperbackと並行してやり始めたのが新聞記事の精読です。
英字新聞を買ってきて、興味のある記事を切り抜き、ノートにペタッ。単語を調べて、ノートに全訳書き出していました。読むのは3回。
① ざっと読みながら、知らない単語にマークする。→単語を辞書で調べる。
② 単語リストを見ながら訳す。
③ リストを見ないでもう一度読む。
この時のノートを見ると自分でもびっくりします。
decideとか、offerなんて単語まで辞書で調べていました。
これを3か月ほど続けて行くうちに、Pass単で覚えた単語とよく出会うようになり、気づけば「英語→日本語」ではなく、「英語→英語」で理解していると感じるようになっていきました。
単語も人と同じで、初対面の後、そのまま会わずにいると顔も名前も忘れてしまいますが、2回目、3回目と会っていくうちに、その人となりが分かるようになりますよね。
単語も同じ。何度も会ううちにその単語が立体的に見えてきて、この文脈ではこんな感じの意味、あの文脈ではまた違う意味、というように、英語を英語で理解するという感覚を覚えるようになりました。
とにかく単語力がなく、苦労しながらだったので、1冊読むのに半年もかかりました。
でも読み終わったときに先生の本当の意図を知ったのです。
それは…
「達成感」
自分でも驚くほどの達成感を得られて、英語を勉強し続けようという動機づけにもなりました。
そして、その先生にいろいろと騙されて(笑)、今に至るのですが、それまでにはまだまだ一山、ふた山、たくさんの山を乗り越えなければならなかったのでした。そして今もたくさんの山の前に立って上を見上げてボーっとしています(アカンやん)
続く(多分)
↓なんかよくわからんけどバナー置いてみた。
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