車輪の未来は?

 

 

 

本日もケンズ鉄道にご乗車いただきあり

がとうございます。

 

アメリカ型Nゲージの貨車や客車には、

現在もプラスティックホイールが標準仕様

となっている製品がわりに多くあります。

 

「んー、メーカーでいうと

 マイクロトレインズさんと、

 アトラスさんかなー。」

 

うんうん、アトラスさんはメタルホイールの

製品もあるけれどね。

 

プラスティックホイールの交換用に各社

からメタルホイールが発売されているので

すが、最近なぜか市場の品薄状態が

続いています。

「それもコロナのせいなん?」

 

いや、品薄状態はコロナ前からだと思

うよ。

 

メタルホイールを独立製品としてライン

ナップしているメーカーは、フォックスバ

レー社、ラピドー社、アトラス社、マイク

ロトレインズ社、アサーン社、インター

マウンテン社、カトー社、NWSL社など

ですが、最近ではタンジェント社とイー

スタンシーボード社からも発売されてい

ます。

品薄になっているのは特にマイクロトレ

インズ製台車にフィットする軸長0.540

インチの製品で、フォックスバレー社、

ラピドー社、アトラス社(0.560インチ)

などではメーカー在庫も欠品しており、

再販時期のめどは立っていない模様

です。

このような市場の現状によりましてケン

ズタウンでも欠品商品が多くなっており

大変ご迷惑をおかけしております。

 

そんなメタルホイールですが、ご存じの

通りここ数年、形状の進化が見られま

す。

一つは低フランジ化の流れであり、もう

ひとつは実物同様に車輪の裏面にも

凹凸形状が形成されるようになったこと

です。

 

「低フランジのほうは、もんだいも

 あるゆーてきいたけど・・・。」

 

そう、以前は「ピザカッター」って皮肉ら

れるほどの高フランジ量で脱線の確率

も低かったんだけど、低フランジになれ

ばなるほど外観は美しくなる半面、脱

線する確率が高まることを知っておいた

方がいいよね。

「ポイントでのだっせんは

よーきくけど。 」

 

うん、線路のジョイントやポイントのフロッグ

とか、ちょっとした凸凹にひっかかるケース

が多いようだね。

あと、実は車輪とは関係ないんだけれど

ポイントの曲線部は盲点になっていること

があるから要注意だね。

 

少し話がそれますが、ポイントで使用され

ている曲線の曲率が小さすぎて車両が

脱線するケースがあります。

アメリカ型では車長が大きいものが多く、

またボディ搭載型カプラーが装備されてい

る場合は注意が必要です。

特に駅構内やヤードでポイントの分岐側

を本線直線路に平行に戻している場合、

実質上S字曲線が発生しています。

このS字曲線では60フィート級以上の

車両でボディ搭載型カプラーの場合、

曲率が小さ過ぎることが原因で台車や

車輪の状態に関係なく物理的に脱線

する場合がありますので要注意です。

この脱線の原因につきましては、2017

年9月14日付けの当ブログ「魔のS字

カーブ!?」で詳述しておりますのでそ

ちらをご覧ください。

 

「はーい、りょうかいですっ! (^^ 」

 

話を戻してメタルホイールの進化のおは

なしね (^-^)

フランジや車輪表面の表現はもうこれで

ほぼ実物に限界まで近づいたと思うよ。

これ以上本物に近づけると走行上の支

障が出過ぎちゃうからね (>_<)

「ほな、進化はもうおわりなん・・・?」

 

いやいや、きっと次の進化がいつかやっ

てくるよ。

 

車輪自体ではありませんが、これは台

車も含めた可能性のお話です。

PLUMプラム(ビーエムオフィスエー)の201系台車(1/80)。
ブレーキディスクや付随機構まで再現された見応え十分の「PLUM」JR201系キットの台車。

「なんやこれーーーっ! (>o<) 」

 

インパクトある画像でしょっ!

これは日本の車両なんだけどね、「PLUM

(プラム)」から発売されているJR201系

(1/80)の模型(キット)なんだよ。

 

動力系のないディスプレー用の製品です

が、意気込みがあれば人間はここまでで

きるんだと感心します (^0^)/

このビーエムオフィスエー社は主にフィギュア

を製造販売(プラスチック成型及びプレス

加工業)している会社で所在地が長野

県の諏訪市であることから、随分以前の

地方紙で201系製品化の記事を見か

けて知ったのでした。

 

「みてるだけでワクワクやねー (^o^) 」

 

模型好きの人なら必ず心が動くよねっ!(^^

 

これはディスクブレーキの付いた現代の

台車なので、アメリカ型のストリームライ

ナー台車(ブレーキシュー型)などが即

ここまでの外観になれるわけではありま

せんが、こんな方向にも進化が進むと

楽しみが増えるなと思ってしまいます。

 

「できたらにほん製でアメリカの人を

 めちゃおどろかしたいなー (^^ 」

  

うんうん、そうだねそうだね (^^

日本人が得意な分野だと思うけどねー(^^

裏返しても楽しめる鉄道模型! b(^-^)

 

「こんなんがふえたら、台車だけの

コレクションしてまうわー 笑」

 

確かにこの台車ならスケールトレインズ社

じゃないけれど、絶対「ミュージアムクオリ

ティ」だねっ!

 

さて、みなさんは鉄道模型のどこがどの

ように進化していくと思われますか?

考えただけでも未来が本当に楽しみに

なります (^_^)

 

それではみなさん、

また次回までさようなら (^0^)/