中共は米国の黒人暴動を国営メディアでやたらと取り上げて香港での自らの所業を正当化せんとしているが、昨年来香港で起こっている事は米黒人暴動とは全く違っている。
米国のデモの発端は警官の不当行為と人種差別の疑いへの抗議だが、香港のデモは自由と民主剥奪に対する抗議。
更に米国は民主主義国家であり民衆にデモを行う自由と権利があるのに対し、中国は人権抑圧国家であり香港の民衆から自由と権利を奪おうとしていること。
そして香港のデモ隊は役割分担が決まっており、親中派施設・商店の破壊は国際社会へインパクトを与えるためであり略奪行為は無いのに対して、米国黒人デモではどさくさに紛れて無関係の店舗や黒人経営の商店にまで破壊略奪が横行しており、一部の白人までが加担しているという酷さである。
それはともかくとして、香港とマカオで毎年開催の六四天安門事件追悼集会を各々の当局は「コロナ感染の恐れ有り」との理由で禁止しようとしている。両地域は中共コロナウイルスを初期対応の良さで概ね抑制したにも関わらず、である。
（香港）蘋果日報6月1日配信記事↓
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借疫打壓 澳門禁六四集會
(https://hk.news.appledaily.com/local/20200601/U5MWM4D2KG34PKVCKXPZ7QSENA/ )
【本報訊】澳門六四悼念集會今年全面被禁，澳門民主發展聯委會（民聯會）每年都舉行六四圖片展及燭光集會，少數民主派「新澳門學社」今年則申請一至五人小型六四集會，兩者均遭治安警察局以防疫為由被拒。有學者質疑澳門政府擔心香港的示威氣氛蔓延當地，打壓集會自由。（以下略）
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特に香港では、例の「国家安全法」が施行されれば、汎民主派がスローガンとしてきた、
「平反六四」 ⇒ 天安門事件の被害者の名誉回復と再評価を
「結束一黨專政」⇒ 中国の一党独裁体制を終わらせよう！
「建設民主中國」⇒ 文字通り、中国の民主化を
これらを口にするだけで国家反逆罪として逮捕拘束されるのは目に見えているので、危機感が増している。
（香港）蘋果日報6月1日配信記事↓
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支聯會「結束一黨專政」嗌到最後
鄒幸彤：不在乎變地下組織
(https://hk.news.appledaily.com/local/20200601/GIXXC5P3CALP2MOX6UH37XJGEA/ )
【本報訊】政府借疫打壓，過去無間斷在維園六四集會閃爍的燭光，今年變陣燃點。面對中共極權壓港，支聯會被迫地下化的厄運恐或成真，副主席鄒幸彤直指支聯會被冚檔的風險一直存在，「唔合法咪唔合法囉」，強調支聯會不會屈服，不會為了適應遊戲規則而改綱領，「連自己靈魂都冇咗，你﹙仲﹚保住啲咩？一啲核心訴求，建設民主﹙中國﹚、結束一黨專政綱領都唔會變」。（以下略）
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同様に香港本土派の人々が唱えてきた、
「命運自主」⇒ 香港の命運は自分たちで決めよう
であるとか、独立派のズバリ「香港獨立」も口にするだけで、「国家分裂罪」に問われ逮捕されるだろう。
しかし香港の人々は大規模集会では無く、各地でゲリラ的に六四天安門事件追悼集会を行うつもりらしい。
(蘋果日報より)
過去には六四集会に何度か参加したことがある筆者だが、今年はどうにもならず無念の極みである。願わくは香港の有志に幸あらんことを！
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