タイトルです。
We must respect the will of the indivisual.
DUO3.0を手に取って初めて目にする英文です。
恐らくこの単語帳で勉強された方はすぐに暗唱できるぐらいメジャーな英文です。
意味は「個人の意思は尊重しなければならない。」です。
私はこの英文に初めて触れたとき、「あれ?私の知らないwillがある・・・。」
となってしまいました。
中学英文法を復習したばかりの私には"will"は助動詞としてインプットされていたからです。
助動詞としての"will"の意味は
・意思(~するつもりだ・~しよう)
・推量(~だろう)
です。
しかしここで出てくる"will"は名詞で意味は意思です。
何故名詞なのかと言われれば、助動詞なら後ろに動詞の原形がくるはずだからです。
さすがはDUO3.0
最初の英文からいきなりぶちかましてきます。
individual
意味は「個人」です。
これまたなかなか難易度の高い単語の登場です。
ですが我々団塊の世代ジュニアには佐野元春という教祖がおります。
そう、
インディビジュアリスト。
確か「個人主義者」という意味だったと記憶しております。
当時の私は中二病全開でしたので佐野元春や浜田省吾しか聞きません。
真夜中にひとりバイクを走らせたい衝動にかられては免許もバイクもない現実に
愕然としたものです。
そんな世代の我々に対して"will"で突き放しにかかってきたはずのDUO3.0が
"individual"という聞きなれたワードですり寄ってきたではありませんか。
なんだ?ツンデレか?ツンデレなのか?
最初の英文から随分と私の感情を弄ぶかのように揺らし続けるDUO3.0.
果たしてこのまま読み進めて私の身体は持つのだろうか。
精神に支障をきたしたりしないだろうか。
そんな私の心中を杞憂だとあざ笑うかのように二つ目の英文が語りだします。
Take it easy. I can assure you that everything will turn out fine.
[気楽にいけよ。大丈夫、すべてうまくいくさ。」
何という事でしょう。作者は読者の心中を完全に把握したうえでこの英文を持ってきています。
人心掌握術ここに極まれり!
続いて
「前向きな態度を持ち続けよう」
「平等は憲法で守られている」
「自由の女神をじっと見つめた」
等とちょっと痛い人なのかな?等と思わせておいてからの
Stand back! You stink. Take a shower.
「来ないで!臭いわ。シャワーを浴びて。」
世界初のツンデレ単語帳に認定です。
注、英文はだいたい掲載順に載せていますが、一部入れ替わっている場合があります。