カウンセリングセッション中にわたしが繰り返しする質問。

 

 

「その時あなたはどう感じましたか？」

 

「今何を感じますか？」

 

 

この質問に答えられない、答えあぐねられる方が結構な割合でおられます。

 

 

 

 

その時感じた心の動きを言葉にできない方。

 

 

嬉しい、楽しい、気持ちいい、懐かしい、

 

哀しい、悲しい、寂しい、淋しい、空しい、虚しい、苦しい、つらい、切ない、

 

怖い、恐ろしい、悩ましい、心苦しい、恥ずかしい、うらやましい、

 

嫌い、腹立たしい、悔しい、惜しい、後ろめたい、恨めしい、

 

などなど。

 

 

表現はいくらでもあるのに、うまくあてはめられない方。

 

 

 

きっとご自分の心にふたをして、感情を抑え続けてこられたのでしょう。

 

「こんな感情を持ってはいけない」とご自分に禁止されてこられたのかもしれません。

 

その感情を理解してもらえない経験が、心のふたになっていることもあるかもしれません。

 

 

 

「その時あなたはどう感じましたか？」

 

「今何を感じますか？」

 

 

そんな方々はこの質問に頭で考えたことを答えられます。

 

感じたことではなく考えたことで。

 

 

 

感じるのは、心が動くのは、ほんの一瞬の出来事です。

 

心が動く物事に出会ったら瞬時に動きます。

 

その瞬間のご自分の心をもっと大事にしてください。

 

 

 

「その時あなたはどう感じましたか？」

 

「今何を感じますか？」

 

 

 

この質問に瞬時に答えてもらえるまで、しつこめに質問します。

 

自分の心が感じることを、もう一度思い出してください。
 

本当の自分を思い出してください。