歩行者を優先しない社会はモータリゼーション的には遅れている
ちょっと前ですが7月4日のニュースです。80過ぎの老人がごみ捨てのために道路を渡ったら単車が2台避けきれずに転倒してうち1台は未成年者の無免許だったというニュース。
じいさんの横断は違法(黄色い二重線は横断禁止)だそうで罰金300元。単車の無免許は6000~1万2千元とのこと。これに対してFB等のSNSではじいさんを責める意見が書かれていたりするのですが、そんなに悪いかと疑問に思うのです。まあフツーは渡るわな、と。信号まで歩かないでしょう。それに無理に渡った訳でもない。飛び出したワケでもない。その証拠に先頭の自動車は避けているのです。後ろの単車2台が車間距離を開けてなくて、また前方不注意で衝突しているのです。車が避けて前を見たらじいさまがいてあわてて転けたということでしょうが、クルマが避けたなら何か理由があるとスピードを落とすのがフツーです。
常々思っているのですが、台湾は自動車とオートバイが優先されすぎです。逆に言うと歩行者が優先されなさ過ぎなのです。
台湾ではもう少しクルマもオートバイも痛い目にあってヒトを優先することを覚えた方が良いといつも思います。罰金をもっと上げるぐらいしか思い付かないけど、実際保険とかどうなっているのでしょう。過失割合とか。
クルマとオートバイでいうと、信号のある交差点で信号が赤に変わってからも交差点内に残っているクルマとオートバイ堂々たる振る舞いはヒド過ぎるのでこれは厳罰に処してほしい。あとは右左折のクルマとオートバイが横断する歩行者をすり抜けていくのも。日本の法律だと横断する歩行者の前方を横切ると違反となります。
あとはオートバイの歩道走行。これもなんとかしてほしい。もっというと一方通行逆走を含む、自転車と勘違いしてる振る舞い全て。
ちなみに上の事故の未成年者の無免許運転ですが、日本だと3年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。事故の状況や過去の経歴にもよるけど、初犯で違反行為が無免許運転のみだった場合だと30万円が大体の相場額だそうです。