ゲームメモ。

ゲーム考察メモ。LoLを中心にゲームの個人的な考察をしていく。書き殴っておいたら誰かが指摘をくれるかもだから、より考察を深めるために活用していきたい。

【LoL】リスクリターン

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PBEでナーフが入ったラックス。
単純に一人だけシールド大ナーフ時代にナーフを免れたのがOPに至った最大の原因なのはそうだが、これが評価される理由の根本を考えて今後に生かす。

シールドバッシュラックスはナーフ秒読みとはいえ、次パッチまではまだまだOPな選択だ。
世間ではアフショラックスと呼ばれているが、私の視点で言えばシールドバッシュがコアだと思っている。別にあれ、ガーディアンとかでも機能するもの。まぁアフショの方が軽減効果は高いが。

シールドバッシュはシールド量に応じてAAに追加ダメージを得ることができる。特に序盤はシールド量も合間ってかなりのダメージを与えることができる。
AAとは対象指定、確実にダメージを与えることができる手段だ。基本的には失うものがない。


それが、強い。
今回の主題、リスクとリターンの話に繋がる。
adcへのシールド付与が強いだけなら、ここまでこのサポートが評価されることはなかったのではないだろうか。


普通、AAを入れる時には相手もAAを返してくるだろう。シールドがついていた場合、こちらのAAが入っていた時点でトレードは一方的にこちらに有利であることは明白だ。
エアリーというルーンがなぜ選択されるのかと聞かれれば、このAAのトレードを有利にするためである。
ラックスは1スキルで時間差2回付与されるシールド、そしてその長時間に及ぶシールド効果を活かしたシールドバッシュによる強化AAでエアリー以上のローリスクハイリターンなトレードを行える。

相手はAA合戦で不利を悟ると、どのように動くだろうか。そう、ラックスのAA圏内から外れようと距離をとる。
これがラックスとのシナジーを生む。Qによる拘束だ。

ラックスのQは方向指定かつミニオンを1体までしか貫通しない。以前、ラックスサポートには地雷が多いと揶揄されていたのはQを当てないと価値がないがなかなか当てられる状況を作れなかったためだ。
それはミニオンを壁にすることでQを回避できるという簡単な対策が敵側に存在するから。立ち回りがわかれば苦労は少ない。

しかし、このAAでトレードしにくるラックスはどうだ。ミニオンなんて関係なくHP差を産み出してくる。
これにはもはや、CSを諦めて下がる他ない。
しかしこれは既にラックスの思う壺なのだ。
Qを遮る壁から離れるということは、つまりQが当てやすいということ。しかもAAが届くか届かないかのラインでは最大射程で当てるよりも随分容易に当てられる。

この理不尽な駆け引きが現在のラックスの強みなのだ。
アフショを選択するのはQを当てた後のダメージを軽減することで継続的にトレード有利を作る目的であり、それはその起点となるシールド+AAがあってこそ活きてくる。
以後は聖杯やらサポートアイテムを積んでいき、シールド量とQのスネアでサポートらしいサポートをしていくことになるが、序盤の理不尽ともいえる有利トレードで産み出される利益は莫大なものだ。
ローリスク、ハイリターンなのだ、単純に。


さて、そんなわけでラックスはレーンでのローリスク、ハイリターンが一番の売りであると私は思っている。
今回の話題の種であるリスクリターン、これは、LoLの試合全般において常に考えるべき課題だと思っている。

例えばTopやMid。
対面がスキルをミニオンに使用した、この時点で自分に打たれるスキルが一つ減った。ならばここでトレードを狙いにいくのは通常時に比べてローリスクだ。キル、ないしはリコールまで持ち込めばリターンも大きい。

例えばJG。
敵がTopにgankしてそのままタワーシールドを取ろうとしている。自分はbot側。であれば、カウンターJGを決めても敵と鉢合わせるリスクがない。gankこそ刺せないが、クリープがないbot側に敵が長居するとも思えない、行動予測のリターンも得られる。

タワーダイブやロームもそうだ。
ここでダイブして失敗したときと成功したとき、どちらが天秤として重いだろうか。
ここで自分がレーンを離れて経験値をロストしたとき、この分のリターンを確保することが出来るだろうか。

そういったリスクリターンを常に考え続けることが、LoLの勝利に繋がってくる。
OPチャンプというのは、このバランスが壊れているためにそう呼ばれるのだろう。
前記事のアッシュもadcとしてのリスクを排除したスタイルだ。今はリスクを軽減できるチャンプが高い勝率であるのかもしれない。

まぁ、そういったメタを上回る使い込みっていうのは存在するものなので一概にはまとめられない話題だが、今後の新規開拓の一指針としてリスクリターンを考えてみるのもありかもしれない。

勝っているときの1-1トレードは、ハイリスクローリターンなのだ。
負けているときのバロンスティール狙いは、ローリスクハイリターンなのだ。
何が正しい行動なのかの基準はそこにある。

※ラックスはナーフ来てもまだギリ行けると思う。でも今ほどヤバい硬くはなくなるからフックとか当てられるのだろうか。スレッシュ、ノーチ……supの冬が近い気がするのは気のせいかな。


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