しえすたブログ

ひきこもりで無職のシングルファザーが離婚や親権について語る

離婚後に円満な元夫婦関係を継続する事が監護親権者の務め

離婚する理由は様々ですが、共通して言えることは「今後この人と生活を共にしていくのはごめんだ」ということです。

そして9割方相手に対して負の感情を抱いているものです。

もう二度と相手の顔を見たくないというのも珍しくありません。

しかし未成年の子供がいた場合、面会交流の都合やらなにやらで、元夫婦で連絡を取り合わなければならない行事がしばしば発生します。

この時に親権を持つ側が自分の感情を切り離して事務的にしっかりとセッティングできるかどうかは非常に重要な側面を担ってます。

 

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離婚後の監護親権者に必要な懐の深さ

親権者の資質

日本は世界的に異常でマイノリティな「単独親権制度」を採用しているので、親権を持つ側(主に母親)の気分ひとつで離婚後は片親阻害・父子断絶が当たり前になってる部分がありますが、これは子供の成長過程において福祉の侵害行為にあたるので、本来あってはならない事なのですが、子供や相手が会いたがらないからといって面会交流すら行わないのが過半数を占めているのが現状です。(本当は子供を相手と会わせたくないという自主都合の感情)

実際片方が再婚した段階で色々と難しくなる部分もありますが、それでも実父と実子の関係を断絶させる理由にはならないし、そこを気遣えなければ親権者として失格だと思うのです。

 

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親権者の務め

うちの場合は珍しくも父親の私が親権を持ってますが、子供が母親と会いたがらなくても月に2回面会を設けてます。

個人的な感情で言えば当然私自身も元妻とは会いたくもないし電話やメールのやり取りすら苦痛なのですが、それでもこれは感情を切り離してやらなければならない親権者の務めであると自負してます。

 

元妻は養育費も払ってませんし、以前に連れ去りをした経緯もあるので、しかも子供が会いたがってもいないとなれば、普通なら絶縁して関与を断っていてもおかしくありません。

しかし私は人間ができているのであえてそのような仕打ちはせず、元妻の希望を受け入れて学校行事にも毎度参観を許可し、家族で出掛けたり食事したりする時間を設けてます。

 

親権を持つ側の気分ひとつで今後の関係を容易に断絶してしまえる状況だからこそ、実権を持つ強者側はその力を振りかざしてはならないと自制する意識が働くからです。

そしていくら子供が母親を嫌っているとしても、定期的に会わせることで関係性が和らぐ可能性も充分あるし、なにより一緒に暮らしてないけどちゃんと両親が揃って存在しているんだということを子供の意識下に根付かせておくべきだと思うからです。

 

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監護親の意識

親の勝手な都合で離婚してしまった責務として、子供に片親コンプレックスを感じさせないように必要以上に気を配るべきだと考えています。

その甲斐あってか息子は朗らかに明るく生意気に日々成長しています。

学校公開には毎回元夫婦揃って参列しているので、おそらくうちが離婚家庭であることも担任以外、級友とその保護者達も知らないかと思う。

だから息子は少なくとも現段階では離婚家庭による弊害は感じていないと思う。

普通のシングル家庭なら留守番が多くなるだろうけど、うちは確固たる信念に基づいたリタイアひきこもり親なので、寂しく感じさせることもないからね。

 

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離婚後に円満な元夫婦関係を維持する事が子供への贖罪

借金やら不倫やらいろんなパターンがあると思うんです。

だから円満に離婚してその後も元夫婦として関係を維持継続させるなんて普通に考えたら極めて困難であるというのはわかるんですよ。

でもね、だからこそ親権を獲得した側は自分自身に厳しく客観的な視点から状況を判断して、自分の感情を切り離して子供の福祉優先に考えられる懐の深さが要求されるものだと思うのです。

 

そのためには例え相手側も子供側も面会を望まなかったとしても、そこを繋ぐことに努めるのが監護親権者に課せられた役割義務だと思うのです。

そうしなければ、どちらか(別居親or子供)は捨てられた・切り離されたという感情を一生背負って生きていくことになるからです。

その両者の隔たりをケアできるのはこの世に一人しかいないのです。

離婚して監護親権者になった者はその重責をきちんと理解して実行しなければなりません。

再婚して子供に要らぬ気を遣わせてる場合ではないのです!

 

これは理想論なんかではなく、勝手に離婚した者の最低限しなくてはならない果たすべき義務であり、ハンデを背負わせてしまった子供に対しての贖罪であり、自身に科すべき終わらない宿題なのです。

 

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