ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

小笠原紀行2020年8月 その6 シロハラトウゾクカモメ カワリシロハラミズナギドリ シロハラミズナギドリ アカオネッタイチョウ アカアシカツオドリ カツオドリ アカエリヒレアシシギ等

2020-10-15 | 小笠原、三宅島、航路
シロハラトウゾクカモメ 小笠原聟島列島付近

8月29日15時〜18時頃 小笠原航路 父島〜聟島列島の北沖:いよいよ小笠原ともお別れです。お別れをジーンとさせてくれるのが、世界一とも言われる小笠原のお見送り。桟橋には見送りに多くの人が集まって、手を振って別れを惜しみますが、それだけでなく、観光クルーズ船が出航した小笠原丸に随行してくれます。
そして最後は船からのダイビング!海鳥クルーズでお世話になったSeaTacのスタッフさん達もダイビングです。やっぱりジーンときちゃいますね😢 
さて、船は品川の竹芝桟橋を目指して北上、船の右舷のデッキに陣取ります。カツオドリ 、オナガミズナギドリとこのアナドリも見送ってくれる様でした。
そして、ちょうど1時間ほど経った午後4時に「1時にシロトウ!」の声に前方の空を見上げるとシロハラトウゾクカモメが飛んでいます。さすがに夏羽の細長い尾羽は短くなっていましたが、間違いなくシロトウです。すっきりした配色で、スマートな感じがいいです。399種目のライファーでした。
4羽ほどいた様です。なんとか2羽一緒に写せました。
カツオドリは相変わらず船のお伴をして、すぐ側を飛んでくれます。
オナガミズナギドリもご覧の通り沢山出ます。時に鳥山を作って、何百羽が群れていることも何度かありました。
シロトウが出てから、ちょうど1時間後の17時、再びシロハラトウゾクカモメ出現。今度のは頭頂があまり黒くないので、若鳥でしょうか。数羽が同じ様に東から西に飛んで行きました。
17時を過ぎて、少し日も傾いてくると南東の空に十三夜にはちょっと早い月が浮かんでいるのが見えてきます。これはカツオドリとコラボさせなきゃと狙いますが、狙うと思い通りに来ないもの。ようやく月のそばを通ってくれたので、連写連写!
なんとか月とカツオドリが収まりました。それと言うのも中村さんに言わせるとかつてないほどカツオドリが多い!とのことで、数打ちゃ当たるの様でした。
時刻は17時45分。少し暗くなってきましたが、カツオドリはまだまだ付いてきます。まだ魚が見えるですかね。そして、またまた月にカツオドリです。
夕暮れ時のカツオドリ。赤く染まった雲の色を出そうとするとカツオドリが真っ黒になるし、カツオドリに露出を合わせると雲の色が出ないしどうしたもんやら。
そんなこんなであっという間に日没。そして鳥見は終了。シャワーを浴びて船の食堂に向かいライファーのシロトウに1人で乾杯です。

8月30日午前5時〜午後2時頃 小笠原航路 青ヶ島の南〜八丈島〜東京湾: 日の出前から始動。しかし、今日も日の出は見えず、残念。左舷に陣取りましたが、もうたいした鳥は出ないだろうとたかを括って大砲をしまってしまったのはしまったことになってしまいました。思いがけず次々にライファーが出てくれるのですが、遠い!420mmではちょっと役不足でした。と言うことで何が出たかと言うと、始動後、直ぐの午前5時20分頃、いきなり「カワリシロハラ!」えっ!と慌てて探すと見慣れないミズナギドリが双眼鏡の視野に。翼先端の白い班が目立ちます。何とか写真に収めることが出来ました。先端の白斑とクチバシ付け根が白くないので、カワリシロハラミズナギドリです。何と嬉しいことに400種類目のライファーがいきなり出てくれたわけです。さらに続けて、コシジロウミツバメが出現!こちらは残念ながら双眼鏡で姿は見えて、カメラを向けましたが、もう視野に捉えることが出来ず、写真には収められませんでした。それでもライファーとしてリストには登録しました。
興奮冷めやらぬ午前6時半。姿は見たものの写真に撮れていなかったシロハラミズナギドリが出てくれました。ちょうどガスってしまいましたが、何とかその特徴である翼の模様が出ています。
それから1時間後の7時47分、ふと船の後方7時の方向を双眼鏡で見ると、白い鳥が東に飛んでいます。慌ててカメラに収めましたが、小さくてちょっとぼやけて、ブレ気味。中村さんとツアー参加者ながらプロ並みの若いAさんに見てもらうと「アカオネッタイチョウ!」との事。言われてみれば、全体的に白いし、嘴が少し赤い様で、確かに特徴が出ています。そこで、めでたくライファーとしてリストに登録。僅か2時間ちょっとで、3種もライファーが出てくれ、嬉しい限りです。全く何と言う事でしょう!😂 
さらにAさんがヒメクロウミツバメを見つけてくれたのですが、こちらはどうしても捕捉することが出来なかったので、さすがにリストには入れませんでした。
船は順調に進み房総半島も見え出した頃。渡り途中のアカエリヒレアシシギが5、6羽浮かんでいました。
同じ個体かどうかわかりませんが、アカアシカツオドリがまたまた登場。
東京湾に入ってオオミズナギドリの数は増すばかり。通常湾内にはいないと言われているのですが、どうしたんでしょうね。餌がたっぷりあるんでしょうね、きっと。
と言う事で、充実した小笠原の旅は終わりですが、やっぱり最後は夕焼けで締め括りたいので、スマホで撮った前日の夕景のカツオドリで終わりとします。
今回の旅では、コロナ第2波のピークと重なっていたせいか、当初、満席だった参加者が5人となってしまいツアー会社は赤字かもしれませんが、こちらとしては、ちょっとラッキーでした。また、参加者のAさんがプロ並みの目を持っているので、ガイドさんが2人いる様な感じでした。沢山見つけていただき本当にありがとうございました😁 
小笠原には昨年、父島とんぼ返りツアーで行って、少々物足りなさを感じていましたが、フルに6日間過ごすとすっかり気に入りました。また行きたい!です。

次回は、一転して9月12日から乗鞍畳平に行って来ましたので、ライチョウ、ホシガラス、イワヒバリなどをアップする予定です。暑い小笠原の海から一転して山の上は寒かったです。ホント。



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