先日、旅の道中で電車乗換のために立ち寄った小倉駅。
途中下車してラーメンを食べた記事を書きました。
通常であれば乗換のために通り過ぎるだけの駅。
寄り道したことで旅の思い出がまたひとつ濃くなったように感じます。
今回はそんな「途中下車」について調べてみました。
帰省や旅行、出張などで途中下車を上手に利用して
道中も楽しく過ごしてはいかがでしょうか。
途中下車とは
途中下車とは
「乗車券の区間内の駅で改札の外に一旦出ること」をいいます。
そして途中下車は、経路から外れて寄り道したり後戻りしたりしない限り
一度だけではなく何度もすることができます!
乗車券には「有効日数」が書かれています。
改札の外に出ても有効期間内であれば、再び改札に戻り移動を続けられるのです。
有効日数は乗車区間の営業キロにより決まります。
乗車区間100km以下は当日限り
100kmから200kmは2日間
以降乗車区間200kmごとに1日増えていく計算です。
例えば「東京~新大阪間」は営業キロが552.6kmなので4日間となります。
途中下車はお得!?
途中下車は旅・帰省の途中の休憩や連続出張に活用できます。
実はA地点~B地点、B地点~C地点と経由する場合は
B地点で途中下車を利用してA地点~C地点で乗車券を購入した方がお得になるのです。
例えば東京を出発して静岡、大阪と連日出張するとします。
東京~静岡間の乗車券は3,350円
静岡~大阪間の乗車券は6,260円
合計で9,610円です。
そこで、途中下車を利用します!
乗車券は東京~大阪間の1枚で済み8,750円。
860円お得になります。
途中下車できる条件は?
【下車前途無効】と表記された乗車券を見たことはありますか?
「この切符では途中下車ができません」という意味です。
以下の場合は途中下車をすることができません。
- 片道の営業キロが100kmまでの普通乗車券
- 大都市近郊区間内(福岡・大阪・東京・新潟・仙台の各近郊区間)のみを利用する場合の普通乗車券
- 回数券
- 一部のトクトクきっぷ※
- 特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券、ライナー券
途中下車できない乗車券の場合は、
乗車区間の途中の駅で改札を出ると切符も一緒に回収されてしまいます。
途中下車の方法
途中下車する際は、切符を自動改札で通して自動改札から入れば問題ありません。
改札を通るときに切符が戻ってくるので、忘れずに取りましょう。
「切符が回収されるかも」と不安な方は
改札口のいる駅員さんに「途中下車したい」と声をかけましょう。
駅の判子を押して有人改札を通るか、「自動改札から出て大丈夫ですよ」と言われます。
まとめ
乗車区間であれば何度でも改札を出ることができる途中下車。
目的地までの道中で少し休憩をして、食事や観光を楽しんではいかがでしょうか。
旅の途中に、帰省途中に、出張の際にぜひ利用してみてくださいね!