【10.14両国】東京ドーム・メインイベントへの戦い【KING OF PRO-WRESTLING セミ＆メイン 感想】
※この記事は10.14両国セミ＆メインイベント感想です
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○輝く星は闇をも飲み込む
前哨戦からバチバチやり合っていた両者。特にEVILは前哨戦で直接飯伏からピンをとっており、権利書移動のジンクスを破ることへの期待も大きかったですが…その闇をも飲み込む強大な星の光が強かった。
EVILも本当にこの試合に懸けてたと思うんですよ。入場から緑のレーザーライトもあってめちゃくちゃかっこよかったし、試合序盤のヘッドロックなどから度々口にしている「メイド・イン・ニュージャパン」の意地を強く感じましたし。でもそれが空回ってしまった部分もあったのかなあ…
とはいっても試合内容はお互いに読み合い、対応力がしっかり出て良かったですよね。いかんせん他の試合のインパクトが強かったからそこまで目立って良い試合だった、ってはならないかもしれませんがお互いの良い所はしっかり出ていたと思います。
ホント毎回思いますがEVILの器用さは凄いですし、終盤のタイガー＆ドラゴンスープレックス２連発だったりカミゴェも１回は返したり最後まで諦めない姿勢は見えました…が飯伏のパワーもその分目立ったなあ。EVILの身体をしっかりシットダウン式ラストライド決めるし、ラリアットもEVILに負けないくらいの威力がありました。カウンターで放って行ったのも大きかったかな。
あと人でなしドライバーも強烈だった。EVILの体格だと特にダメージ大きそうだし。でも逆にEVILは人でなしドライバーを出させたって考えると誇って良いですよね。そこまでのレスラーであると飯伏に認められたってことだと思うし。
EVILはまたシングル戦線から離れてしまうのかもしれませんが、まだまだチャンスは絶対あると思うし次こそはそのチャンスを掴めることができるレスラーだと思います。言葉にも重みだったり説得力が出てきましたし、今後のキング・オブ・ダークネスからも目が離せないです。
○ライバル関係はまだまだ続く
試合開始直後からめちゃくちゃペースが速いっていう新しい展開から始まったメインイベント。まだまだこの２人の試合は進化し続けるんだなって思わせられましたよね。
お互いの緩急の付け方はやっぱ素晴らしいですし、なんだかんだ手は合うよなあって思いながら観てましたが今回は特にオカダの強さが凄く出た試合だと思いました。
場外カウントを止めてSANADAに激を飛ばす所だったり、相変わらず試合終盤でも高いドロップキックにフィニッシュのレインメーカー前の新技だったり。あの変形みちのくドライバーみたいな技は咄嗟にでたものなのか用意してたものかどうかは分かりませんが、なんにせよあそこで新しい動きを出されたらそりゃ対応できねーわ。
ねちっこくしつこくSkull Endを掛けられた場面でも、耐えて耐えて抜けた瞬間にレインメーカーを放つ所なんてまさに絶対王者でしょもう。ポップアップ式TKOを絶対に決めさせなかったのも勝利した要因だよなあ。
そんなオカダの絶対王者感を打ち消せなかったと言っても良いSANADA。しかしその支持率は高まっている一方だと思います。入場時に客席からスマホのライトが見えた場面がそれを表してると思います。何度も訪れるチャンスを掴めなかったとしても、いつか絶対SANADAはそのチャンスを掴んでくれる。そういう風に思ってくれるファンの人が沢山いるってことだと思います。
だからこそ今回は絶対勝ちたかっただろうし、それが何度も何度も仕掛けたSkull Endだったり、いつもとは比べ物にならないくらい高速で決めたパラダイスロックだったりに出たんだと思います。そして一番大きく出てしまったのが36分戦っても勝てなかった、試合後に見せたまさかの涙なのかな。本当に驚きました。今まで感情を表に出してこなかったSANADAの涙…どういう気持ちから出た涙なのかは本人しかわかりませんが、うーんやっぱり悔しいって気持ちが一番なのかなあ…
今回もまたIWGPに届かなかったSANADA。しかし試合後に流した涙が絶対報われる時が来ると思います。だからこそ、まだまだこの２人のライバル関係は続いていくと言えるでしょう。
○1.4東京ドーム・メインイベント
ということで1.4メインイベントはオカダvs飯伏という対戦カードに決定しました。早速試合後のマイク、１日明けの記者会見などで舌戦が繰り広げられています。現時点だと個人的にオカダの方が説得力はあるかな？と感じてますが、飯伏の純粋さっていうモノも飯伏ならではって感じの説得力がありますよね。
史上初の1.4・1.5東京ドーム２連戦。あと２か月半程ですがどのように向かっていくのか。めちゃくちゃ楽しみです。
そして改めて10.14両国興行は素晴らしい興行だったなあ！
