スペルト小麦

スペルト小麦って聞いたことありますか?ダイエットにいいとかグルテンフリーとかいろいろ言われています。栄養価が高いとも言われてますね。色々と調べていきますね。

スペルト小麦と全粒粉の違い

古代小麦として最近たまに耳にするようになったスペルト小麦。栄養価が高いという話ですが、栄養価が高いといえば全粒粉の小麦も栄養価が高いと言われますよね。その違いはどこにあるのでしょうか。

 

スペルト小麦とは

スペルトとはもみがらという意味で、かなり固いもみがらに包まれています。このため製粉したとしても栄養素が多く残っているというのがスペルト小麦の特徴です。

 

全粒粉小麦とは

全粒粉(ぜんりゅうふん)とは白米と玄米の違いのように精白をどこまでするかの違いになります。全粒粉の場合は小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしますが、一般的な小麦の場合は表皮と胚芽が製粉によって除去されてしまうのです。このため全粒粉の方が多く栄養素が残っていると言えます。

 

スペルト小麦と全粒粉小麦の違いとは

この違いは実はあまり比べられるものではないというのがこれまでの説明で何となくわかるかもしれません。というのも現代における全粒粉小麦は、現代小麦における全粒粉であり、スペルト小麦はスペルト小麦という種類だからです。もし比べるとしたらスペルト小麦と現代小麦という比較になるでしょう。

栄養素として無理矢理スペルト小麦と全粒粉小麦(現代小麦の)を比べるのであれば、恐らく全粒粉であっても製粉したスペルト小麦にはかなわないでしょうね。

また、全く異なる小麦であるためスペルト小麦にはいわゆる現代人がアレルギーを持つことがあるグルテンがありません。グルテン自体はありますが、アレルギーの原因にはならないということです。

現代小麦に含まれるグルテンは品種改良を重ねた上で作り出されたものです。元々小麦にはグルテンが含まれていましたが、それはアレルギーの原因ではなかったということですね。