押し麦

押し麦ともち麦の違いや効果、炊き方、ダイエット方法など気になる情報をチェック

押し麦はグルテンフリー?

押し麦がブームに?!

押し麦の健康効果がいろいろなところで語られていますね。ブームの予感というか既にブームなのかもしれません。

そんな押し麦ですが、少し気になるかもしれないのがグルテン。最近グルテンフリー、つまりグルテンを含まない小麦の健康効果というか、実はグルテンアレルギーだったと言う人がグルテンフリーにしたら体調良くなった、みたいな情報ありますよね。

押し麦はグルテンフリー?

いえ、押し麦はグルテンフリーではありません。麦ですからグルテンを含んでいます。ですので、もし既にグルテンフリーでないと体調がおかしくなることが分かっている人は押し麦のグルテンにも反応してしまうかもしれません。

グルテンは常に悪者?

やはりグルテンが入っていると健康に良くないのね、と思ってしまいますが、実はグルテン自体はたんぱく質の一種であり、元々人間の体に悪さをするものではなかったようです。

しかし小麦粉を品種改良するうちに、つまり大量生産するための品種改良をするうちになぜかアレルギー反応を示す人が出てきたということのようです。

古代小麦の一種であるスペルト小麦にもグルテンは含まれていますが、グルテンアレルギーの人でも食べても大丈夫なケースがあるようです。というか昔はグルテンアレルギーというものは存在していなかったわけですからね。

昔のものが全ていいというわけではありません。そしてスペルト小麦は現代小麦よりも固かったり調理しづらかったり保存しにくかったりといろいろとあると思いますが、品種改良される前の品種を食べてみると、現代社会を生きる上での何かヒントのようなものが得られるかもしれませんね。

胃腸を鍛える

グルテンフリーという考え方が広まるにつれていろいろなアレルギーを避けるという考え方も広まっているかもしれません。例えば牛乳に含まれるたんぱく質であるカゼインも最近では避けるみたいな考え方が広まっている気がします。

グルテンにアレルギー反応を示す人が持つことが多い症状としてセリアック病があります。しかしセリアック病で無い人がグルテンを避けると栄養バランスが崩れてかえって体調を崩すこともあるようです。

大事なのはいろいろな食べ物が入ってきてもそれを消化できるような強靭な胃腸を作ることです。お肉がきてもお魚が来ても大丈夫。野菜も穀物も何でもござれ!

そんな強い胃腸を持てるといいですね。

 

押し麦でおならが多く出てしまう?!

おならが出てしまう仕組みとは?

なぜか出てはいけないところで出したくなってしまうおなら。不幸中の幸いというかすかしっぺならまだしも、ぶりっと音がでてしまうおならもありますよね。ああいったおならはどうして出てしまうんでしょうか。

おならは代謝の産物なのです。大腸には腸内細菌の大部分が生息しているのですが、そこにまだ消化されていない食べ物が到達し、腸内細菌によって代謝がされると副産物としてガス、つまりおならが作られるのです。

大腸は胃、小腸などの下にあるので、ほとんどの食べ物が消化されているのでは?と思うかもしれませんが、食物繊維は実は大腸まで消化されません。このため食物繊維を多く含むものを食べるとおならがよく出ると言われています。

そして押し麦もその食物繊維を多く含む食べ物の一つだということです。

おならをどう考えるか

こうやって聞くと、じゃぁ食物繊維を含む食べ物を避けよう、ということになるかもしれませんが、ちょっと待ってください。食物繊維は健康を意識したことがある人であれば誰しもがその良いところをいろいろと聞いたことがあるでしょう。便秘であったり血糖値の急激な上昇、いわゆる血糖値スパイクを抑えたりと様々なよい点があると言われていますよね。

いくらおならをとめたいと思っても、不健康になったら元も子もありません。

そこで少し考えてみたいのですが、そもそもおならは出てはいけないものなのでしょうか。いえ、おならが出ると言うことは大腸内の細菌が活発に動いていることの証拠です。また、食物繊維をきちんと食べているという証拠でもありますので、決して食物繊維を多く含む食べ物を少なくしないほうがいいと思います。

おなら対策をどうするか

ではおなら対策はどうしたらいいでしょうか。そもそもおならが出てくる時というのは大腸内に便が多く溜まっている時ですよね。その便を出さずに会社に行ったりするので、おならが人の前で出てしまうのです。

つまり毎日の快便というのがおならを防ぐためには非常に重要になってきます。おならが発生すること自体は健康の証拠でもあるので防ぐことは難しいというか不正ではいけないことです。ゲップを無理に止めないほうがいいのとも似ているかもしれません。

であれば、存分におならを作ってもらい、それを定期的に体外に出してあげましょう。まさにガス抜きというやつです。定期的に出してあげれば少しくらい我慢しても大丈夫でしょうし、そもそも定期的に出していますので、変な時におならが出るといったことはなくなるでしょうね。

 

おならは人間の自然な生理現象ですので、無理にとめようとはせず、自然と出してあげましょう。自然と出せるようになればおならで恥ずかしい思いをすることは少なくなるかもしれません。

でも一応緊急時のためにすかしっぺの練習だけはしておいた方がいいかもしれません。これも普段からの鍛錬が重要ですよ。

 

押麦を食べ過ぎるとどうなるが話題な理由

押し麦について調べていると、食べ過ぎるとどうなる?みたいなお話が出てくることがあります。

押し麦を食べ過ぎるとという話題が出てくる理由

これは押し麦が持つ食物繊維を気にしているためです。そもそもどうして押し麦について調べたり、押し麦を食べているかと言うと、食物繊維が豊富だから、というケースが多いのではないでしょうか。

ご飯に混ぜたり、ハンバーグに入れたり、お味噌汁に混ぜたりと色々な食べ方ができるのも押し麦の魅力ですが、それらは全て食物繊維を摂りましょうというテーマがあるのです。

この押し麦に含まれる食物繊維ですが、水溶性の食物繊維になります。食物繊維には水溶性と不溶性という2種類があるのです。水溶性は読んで字のごとく水に溶けます。

 

そしてこの水溶性食物繊維は腸内環境を整えたり、糖質の急激な吸収を抑えて血糖値の急激な上昇を抑制したり、コレステロールの低下などの働きをしてくれると言われています。

 

これだけ見るとメリットしか無いように思えるのですが、実は食物繊維も多ければ多いほどいいわけではないようです。というのも多く摂りすぎてしまうと逆に便が大きくなりすぎてしまい、肛門から出すのに苦労するというなんとも悲惨な便秘状態になってしまうからです。

 

また、夜に食べると寝る前に胃腸に負担をかけるため、あまり食べ過ぎないほうがいいという情報も聞くことがあるかもしれません。

押し麦を食べ過ぎないほうがいいのかどうかについて

しかしながらよく考えてみると、別に押し麦をお茶碗に何杯もお代わりをして食べるわけではないですよね。そういったケースはかなり特殊だと思われます。

そうであればあまり押し麦を食べすぎたら・・・ということを考えるよりは、適度にお米に混ぜて食べたり、ハンバーグに入れてみたりといろいろな調理方法を試してみるのがいいと思います。

何かがいいと聞くとそればかりをたくさん食べてしまう人もいるかもしれませんが、1種類の食べ物を食べたからといって健康が長続きすることはあまりないと考えたほうがいいでしょう。

それよりはいろいろな食べ物を食べ、その中から自分の体に合ったものを中心に食べる。時々普段は食べないものを食べる。

そんな感じの食べ方がいいのではないかと思います。押し麦も時々食べるくらいがいいのではないでしょうか。