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人民元、やまぬ売り圧力 需給反映なら10元割れも


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最初に元安の話をしましたが、前回は、ほんの軽く解説しただけなので、

今回は、ちょっと本質論を解説したいと思います

 

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「中国人も元を信用していない」

これが本音なんですね。

だから元をすぐに外貨に変えたがる。

 

ここで中国の外貨準備高なのですが、現在3兆ドルぐらい

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ソース

世界の外貨準備高(含む金保有) 国別ランキング・推移 – Global Note

 

以前は、米国に偏重していましたが、最近は分散しているようです。

そんな世界一の外貨準備の中国ですが、これでも不十分なようです。

 

2015年に元安に誘導したら、すごい勢いで資本逃避になって、世界同時株安を引き起こした苦い経験があります。

 

実際に中国人は海外旅行も大好きなので、どんどん外貨を使うんですよね。

現実に中国って中国からの出金を規制することが多いんです。だから中国で

稼いでも日本に送れないという話もよくききます。

 

つまり、アメリカが貿易関税を強化することで、今まで資本逃避が怖くてできなかった

元安誘導を行わないわけにはいかなくなった。

 

でもかじ取りを間違えると資本流出が起る。

おまけにアメリカから「為替操作国」として元安に誘導していると苛められている。

 

前提として、日本みたいに自由変動相場制ではなくて、管理変動相場制なのです。

当局が基準値をきめて、その範囲に為替相場になる。

だから為替操作国って最初から操作する仕組みなんだけどね(--;

 

もちろん実態と異なる部分については、何からの調整が行われるわけです。

それがオフショア市場だったりするのですが、そこから先は私もよく知りません。

知りたい人はネットで色々さぐってみてください。

 

結論としては、米中貿易戦争は、アメリカにとっても中国にとっても我慢比べとなっているわけです。