一段上のレベルのブレーキフルード交換をやってみた | 車な週末Life

一段上のレベルのブレーキフルード交換をやってみた

ブレーキフルード交換、エア抜きの気になるところを改善

いままで、誰かにブレーキペダルを踏んでもらうのが面倒で、一人でエア抜きをしていましたが、ネットや過去の経験で気になる点があったのと、一人で行うが故の問題点を改善するため、いつもと違ったやり方を実施してみました。

下記の画像の右側が今回改善したやり方で実施したブレーキフルードです。
黒く濁っていますが、前回、フルード交換してから10か月前、6500キロ走行後のものです。
サーキット走行などブレーキが高熱になる走りはしていません。

ブレーキフルード 劣化

目次

ブリーダータンクを自作する

いままでは一人でブレーキペダルを踏んでブレーキフルードを排出するやり方で実施していました。過去の記事で取り上げているので、興味がある方はご参照ください。
ブレーキフルードのエア抜きをしてみた

今回はブレーキペダルは踏まず、負圧でブレーキフルードを吸い出すやり方で実施します。
吸い取る方法はいろいろありますが、エアツールを使うワンマンブリーダーがいいなと思いましたが、使用頻度と価格からして、ちょっともったいないなと思ったので、すでに持っているオイルチェンジャーを利用することにしました。

完成図ですが、以下のような感じです。
オイルチェンジャーにブレーキフルードを混ぜたくなかったので、ブリーダータンクを自作するところから始めました。

ブレーキフルード 負圧で吸い取る DIY

最初に言ってしまいますが、これは失敗でした。
購入したフリー容器が負圧に耐えられず、凹みました。ガラス瓶などで作り直す予定です。
容器が違うだけで、ニップルは同じものを使う予定です。

ホームセンターでホース継手を購入しました。
ゴムパッキンも購入しましたが、締めこむと潰れて微妙だったので、使いませんでした。
下のH-214のホース継手を2個使いました。

ブリーダータンク 自作

キャップにニップルを装着するため、穴をあけます。

最初は小さい穴をあけて、徐々にドリルの径を大きくしていくとずれもなくきれいに穴があけられます。

ゴムパッキンはつぶれてちゃんと固定できなかったので、液体ガスケットを塗りました。

耐油ホースをつなぐ出入口が出来ました。

裏側はこんな感じ。

いい感じでできたと思っていましたが、そのあとすぐに容器が潰れるとは思っていませんでした(涙)

ブレーキパッドを外す(4ポット)

今回はフロントのみ実施しました。
当方のコルトはGTOの4ポットキャリパーに変えているので、パットを取り外すのはピンを外すだけで簡単です。なぜパッドを外すのかは後述します。

コルト GTOキャリパー

ピンを固定しているクリップを外します。

引っかかっている部分をキャリパーから外して引き抜くだけです。

2本のピンを抜けば、もうブレーキパッドが外せます。

ピンとクロススプリングを外します。パーツクリーナーで清掃しておきます。

パッドを小刻みに動かしながら引き抜くと抜けると思います。

4ポットキャリパー パッド交換

パッドが外れました。
続いて若干飛び出ているピストンを押し戻します。

ピストンを押し戻す理由ですが、ピストンが出ているとキャリパー内に空間ができ、フルード交換をしても、その部分のすべてのフルードが入れ替わらず、劣化したフルードが残り続けてしまうからです。

詳しくはナリタオートさんの記事「ブレーキオイルを交換する時はピストンを押し込んだ方がいいと思う」がわかりやすいです。

ピストンを戻す

キャリパーのピストンを押し戻すにはプライヤーで挟んだり、てこの原理で押し込んだりする方法がありますが、ピストンツールを使うのが一番良いです。これを使ったら他の手段は考えられません。

ブレーキピストンツール 便利


4ポットでも一気に4っつ押し込むことができました。6ポットキャリパーとかは大変そうですね。

キャリパーのピストンを押し込む

ピストンを押し戻すと、ブレーキフルードがブレーキマスター側にもどされるので、リザーブタンクから溢れないか注意が必要です。
多かったらスポイトなどである程度吸い取っておきましょう。

ピストンがきれいに押し込めました。

フルードを交換する

それではフルード交換を実施します。
ブリーダープラグに耐油ホースをつなぎ、それを自作ブリーダータンクの片側につなげます。
ブリーダータンクのもう一方はオイルチェンジャーのホースにつなげます。

ブリーダータンクにはメガネレンチをかけてから、耐油ホースをつなぎます。

一人でやる負圧式ブレーキフルード交換

オイルチェンジャーをしゃこしゃこ押して負圧状態にしてから、ブリーダープラグを緩めます。

ブリーダープラグの隙間から空気を吸ってしまうようで、フルードだけがきれいに抜けるような感じにはなりませんが、オイルチェンジャーでもフルードの吸い出しが出来ました。

リザーブタンクのフルードの液面も徐々に下がっていきます。
下限くらいになったら、ブレーキフルードを継ぎ足してエアがかまないようにします。

負圧を強くしようと、オイルチェンジャーをさらにしゃこしゃこしたらタンクが潰れてしまいました。とりあえず、フルードは吸えているのでそのまま続行しました。

失敗 自作ブリーダータンクが負圧でつぶれる

何回か継ぎ足しては抜いてを繰り返します。

ブリーダープラグを手で押し込みながらやると、エアを吸う量が減るような感じもしました。

当方がいつも使っているのはゴールデンクルーザーです。
価格の割にエア噛みしにくい高性能っぷりが評判のようです。

いつもはDOT4を入れてますが、間違ってDOT3を買ってしまっていたようですOrz。
スポーツ走行する人は沸点が高いDOT4をお勧めします。

以下の記事で紹介しているので気になる方は見てみてください。
ゴールデンクルーザー ブレーキフルード DOT4&Class6


継ぎ足しは油さしのような容器を使うとこぼさずに注げると思います。

一通り交換できたと思うので、運転席側は終了。
なお、ブレーキフルードのエア抜きはマスターから遠い順にやるというのが一般的に言われています。個々のエア抜きがちゃんとできていればそれほど差がないと個人的には思っています。

ブリーダープラグを締め付けて運転席側のキャリパーのブレーキフルード交換は完了です。

ブレーキパッドを装着する

型押しキャリパーじゃないので、グリスは不要かもしれませんが、錆び止めを兼ねてピンにシリコングリースを薄く塗ります。

ワコーズのシリコングリースを愛用しています。キャリパーオーバーホール時なども重宝します。


ブレーキの鳴きが気になる人は鳴き止めのグリスをパッドに塗りましょう。
当方はグリスに汚れがたまるのがいやなので、あまり塗らないです。

ピン固定のクリップをはめて完了です。

クロススプリングがしっかりパッドを抑えられているか確認します。

このままだとピストンがへこんだままなので、最初のブレーキが利きません。
ブレーキペダルを踏んで、ピストンを押し出します。
ペダルタッチが固くなるまで何回か踏みます。

ピストンとパッドが密着していますね。

同様の手順で助手席側も実施しました。

梅雨のさなかでしたが、湿度が半端なく、暑かったので首にかける扇風機を使用しながら作業しました。結構快適です。
炎天下の中での作業とかなら空調服を着たほうが良いと思いますが、そこまでではないという場合は結構重宝します。1時間くらいなら全然電池も持つようです。
イトーヨーカドーで売っていたのを衝動買いしました。


まとめ

今回排出したブレーキフルードはやたら黒く濁っています。

ブレーキキャリパーのオーバーホール時に、このような黒く濁ったフルードを見たことがありましたが、フルード交換時に見たのは初めてです。
やはり通常のフルード交換では排出できないピストン裏にたまっているフルードが排出されたということだと思います。

ブレーキフルード 黒く濁る

左側がピストンを押し戻さず、ブレーキペダルを踏んでブレーキフルードを交換したときのもの。

右側がピストンを押し戻し、負圧で抜き取ったブレーキフルードになります。
右側のフルードは10ヶ月前に交換し、6500キロほど走ったものです。
ハードブレーキングはほとんどしていない状況でこれです。いままで交換できずに劣化したフルードがキャリパー内に残り続けていたんでしょう。

この劣化したフルードが水分を含んでいれば、ハードブレーキング時にエア噛みの原因にもなりそうですね。

車検毎にピストンを押し戻してブレーキフルード交換するだけで、ピストンの固着などの防止につながると思うので、やってみてはいかがでしょう?

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