沖縄の軍用地投資が儲かるって本当？その理由と現状を徹底解説

沖縄では軍用地投資を勧めている不動産や、軍用地投資を行っている人や知っている人が多数います。

数年前に今井絵理子議員が資産を公開した際に年間250万円以上もの収入があることが報道され、驚いた人もいるでしょう。

どのような仕組みで行われているのか？儲かると言われている理由や現状を簡単に紹介します。

沖縄で人気の軍用地投資とは？

沖縄には日本国内のアメリカ軍の基地の77％ほどがあると言われており、第2次世界大戦後も多くのアメリカ兵が駐留しています。

そんな彼らが勤務しているのが米軍基地で、その土地は進駐時に強制的に接収したもの。

しかし日本に返還されたことで、基地がある軍用地に対して日本政府から毎年借地料が支給されています。

なぜ軍用地投資が注目されているのかといえば、返還後から毎年5％前後の賃料がアップし続けているから。

日本政府が借地料を支払うので支払われないこともありませんし、安定的に値上がりしているので多くの人に注目されています。

沖縄の軍用地投資の現状は？

沖縄では新聞の三行広告や地元の不動産やなどがこれまでは軍用地の販売を行ってきました。

日本政府も賃借料を支払うよりも購入してしまう方が安いのですが、政府が購入する場合は支払いまでに2年以上の期間が必要になります。

しかし民間に売却すれば20%は課税対象になるものの、2週間ほどで賃料が支払われるのでキャッシュ的にはメリットがあります。

流動性も高く、最近では安定的な収益を上げたい人にも人気の軍用地投資。

沖縄以外に住んでいる人でも、タイミングによって投資することができることもあり、人気になっています。

今井絵理子議員の軍用地投資の金額はどのくらいなのか？

最初にお伝えしたのが、軍用地投資で今井絵理子議員が250万円ほどの収入があるという話。

実際にどのくらいの規模で軍用地投資を行うとその収入を得られるのかと言うと・・・

今井絵理子議員の場合はご両親が賃料収入を目的に購入していたそうですが、約1億円の投資で年収250万円というのを基準に考えてください。

1,000万円規模であれば年収25万円程度ということなので、そこまで大きな金額ではありませんが、安定収入で将来的な値上がりも期待できるというのが魅力でしょう。

沖縄の軍用地投資のメリットとデメリットは？

安定収入ということ以外にどのようなメリットやデメリットがあるのか、沖縄の軍用地投資について紹介すると…

軍用地投資のメリットは節税効果が高い部分

軍用地投資のメリットの1つにあげられるのが、相続税対策にも優れた効果を発揮する節税効果。

公用地として相続税の資産評価額が決まるので、

取引価格は1億円で倍率40倍で年収250万円の軍用地投資をしていると、相続税評価額は2,160万円になり、通常の土地を所有しているよりも7,840万円も節税することができます。

1億円の相続税率は30％ですが、軍用地投資なら15％まで圧縮することができる計算になり、空室リスクや管理手数料なども発生しないお得な投資方法だということ。

軍用地投資のデメリットは人気で品薄なこと

軍用地投資のデメリットとして、ここ数年で人気が高まったこともあり、市場に供給される売り物件が少ないぶぶんがあります。

軍用地投資を始める方法としては、

という2つしかありませんし、沖縄県民以外は金融機関からローンを組んで購入するのが難しいということもあります。

特に返還予定のない那覇基地や嘉手納基地のような場所は手放す人も少なく、すぐに売り切れてしまう傾向があるので注意が必要です。

沖縄の軍用地投資が儲かるって本当の記事まとめ

この記事では沖縄県民には人気のローリスク・ミドルリターンの軍用地投資について解説してきました。

日本政府が長期に渡って賃借料を支払ってくれており、年間5％ほど安定的に上がり続けている軍用地投資。

毎月収入があるわけではなく1年に1回の支払いですが節税効果も高く、安定的な収入を得たい人にはおすすめです。

金融機関でローンが組みにくいことでハードルが高いですが、米軍基地が沖縄から完全になくなるのは世界情勢的にも難しいことでしょう。

そう考えると老後資金という意味でも、30代からはじめてもよい投資方法かもしれませんね。