募集総額 4,000万円
牡馬 ロードカナロア産駒
母 レッドシェリール (ファミリーナンバーは、9-c)
母父ゼンノロプロイ 富田牧場産(育成は富田ステーブル)
庄野靖志厩舎
2019年4月10日生まれ
体高 153.0 cm、胸囲 173,0 cm、管囲 20.3 cm、馬体重 420 kg
母親の実績としては、1,000万下クラスもすべてのレースが5着以内で、早期引退がなければ、
活躍していたと思われる。
産駒は、3頭で、大活躍した馬はまだ出ていないが、
同じロードカナロア産駒のレッドアルマーダが去勢後、3連勝と勢いを増している。
まだまだ上に行きそうで、同じ産駒の本馬も期待できる。
4月生まれの4番仔。
遅生まれの部類に入るので、、サイズ的にも言うことなし更に成長がうかがえる。
血統的には祖母マンダララの系統で、Mandeshaがヨーロッパで6勝し、ヨーロッパ3歳牝馬のチャンピオンになっているし、ヴェルメイユ賞も勝っているだけに、牝系は申し分なし。
元々、母親も藤沢和雄厩舎で、今連勝中のレッドアルマーダも同じ厩舎。
ただ、庄野厩舎に変わったのは、やはり前者の引退が近いのもあるのではと思っている。
確かに厩舎レベルが落ちた気がしないでも無いが、庄野厩舎に関しては、東サラのとの相性は良くて、6頭いますが、4頭が勝ち上がり、そのすべてが2勝以上。
ただ、ディープ産駒2頭が、ダメなのはちょっと首をかしげてしまう。
厩舎の今年の成績としてはもう1つですが、以前はGⅠ馬も出てる厩舎ですし、文句無しでしょう。
カナロア×母父ゼンノロブロイだと、デビューした13頭中、6頭が勝ち上がっています。
まずまずですね。
活躍馬は、あまり出てない印象ですが、4勝馬のゴールドギアがいて、カナロア産駒としては長い距離に適性がある特殊なタイプ。
全兄のレッドアルマーダがいますし、これからも活躍馬が出そうな気がしています。
さすがにこの配合で、重賞馬以上は無し。
ファミリーナンバー的には9号族でバランス系。
ですが、兄弟馬のアルマーダは早い上りを使えてますし、その上がりを使ったときは、すべて勝っているのもイイですね。
ただ距離適性としては、芝なら2,000m以下となるような気がしています。
静止画はすごく良くて、歩かせると私が最も重要視しているワープが出ているので、動画としては申し分なし。可動域が広いのもイイですね。
ただ1点気になるのは、良前脚が内向気味の歩様となっていて、それが正面から見るとよくわかる。
このレベルなら、成長ととともに改善されてくるのかもしれないが、脚に負担がかかりやすい血統かもしれない。実際全兄は、骨折と脚元の不安もありましたから、その辺は覚悟しなくてはいけないかも。
これで募集価格は4.000万円 1口10万円
レッドアルマーダと比較しても、兄の方は種付料が500万で募集価格は2,400万円で1口6万円。
う~ん、カナロア産駒でこの価格は、仕方ないと言えばそうなんですが、この年の種付料は、800万円であって、前年度は500万でしたから、300万しかアップしてないのに、この金額にはガックリしました。
今年のカナロアの種付料は、2,000万で昨年は1,500万。
これなら納得するしかない。
大幅に種付料が上がっていないにもかかわらず、その上、今年の募集馬までにこの母の産駒が活躍していない。
まず間違いなく、金額を上げる要素が全くない。
もちろんながら育成がノーザンでも無い。
なのにこの募集額は、かなり盛ってきたといえる。
う~ん、活躍馬がまだ出ていない状態で、上げてくるときはロクなことが無いし、これは地雷要素満載な気がしてならない。
ただ、前脚を気にしなければ、動きとしては申し分なし。
これは悩みますね。
まぁ~非ノーザンですし、価格もかなり盛ってきてますから、いくら全兄の快進撃があったとしても、最優先を使わなくても取れそうですが、
「馬代金を回収できるか?」
言えば、そこまでの自信は無いですね。
全兄の募集額と同じだったら、非ノーザンであっても即決だったんだけど、これは悩みますね。