今週の相場の注目ポイント(ジャクソンホール会議、米中関係など)
先週の振り返り
先週も週半ばまではドル安優勢の流れでした。
FRBの大規模緩和長期化の思惑によるものですね。
しかし、水曜日深夜にFOMC議事要旨が発表された後はドル高優勢となりました。
FOMC議事要旨がこのような内容があったということで、ドル買戻しの口実とされました。
さらに、金曜日はユーロ、ポンドなど欧州通貨売りのドル買いの流れが強まりました。
これらが材料視されました。
NYダウ、日経平均株価も水曜日のFOMC議事要旨発表後は上昇一服の流れとなっていますが、ナスダックは最高値更新で勢い止まらずという状況です。
以下、今週の注目ポイントについて記載していきます。
ジャクソンホール会議
米ワイオミング州の避暑地ジャクソンホールで、中央銀行トップらが参加して開く経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が27、28日に開催されます。
27日夜にパウエルFRB議長の講演が予定されており、ゼロ金利の長期維持に向けた「フォワードガイダンスの強化」に言及するのか注目です。
先週のドル高局面はジャクソンホール会議に向けてドル売りポジションをフラットにしておく流れもあったのではとも言われています。
米中関係
15日開催予定だった米中第一段階通商合意の検証は延期されたものの、数日内に開催されるとの報道もあります。
開催された場合、
などが議題となると思われます。
直近の相場では米中関係の緊張の高まりは材料視されていませんが、念のため頭には入れておきたいところです。