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カテゴリ:子供を亡くした親
前々から何度も書いていますが、私はかなりの親バカです。
娘のためなら、たとえどんな苦労や面倒なことも厭わないと思う母親です。 人から見たら過保護だと笑われるかも知れませんが、それでもいいんです。 一昨日、夕方主人から家族LINEが入りました。 [名鉄本線人身事故のため上下方面、運転見合わせ!] すぐに次女と私は反応しました。 大学へ行っていた次女は、岐阜県から名鉄本線で帰って来るからです。 しかもその日に限って夕方からラストまでアルバイトが入っていたからです。 次女へすぐに、大学から岐阜駅まで出て名鉄ではなくJRで帰れないかとLINE。 すると何とか岐阜駅までのバスに乗れそうだからJRで帰るとの事。JRはわが市 には通っていないので急遽隣の刈谷駅まで私が車で迎えに行くことにしました。 三河線もあるので刈谷駅から名鉄に乗り換えて帰ることも出来ますが乗り継ぎ など、かえって時間がかかるとアルバイトに間に合わないからです。 それで夕方6時、次女が岐阜駅からJRに乗れたというLINEと同時に私も車で 刈谷駅へ出発しました。家から刈谷駅までは車で15分くらいで行けますが、 夕方の帰宅ラッシュ時は特に道が混んでいて時間がかかるからです。 結局25分くらいかかりましたが、次女が電車で着くより早く着き、無事に 次女を乗せていったん家に帰り、アルバイトに間に合うことが出来ました!! ところが久しぶりに夜の刈谷駅へ向かう道中、そして家に帰るまでずっと 私は昔の想い出が走馬燈のように次々浮かんできたのです。 次女の前では涙を堪えるのが必死でした(>_<) それはさえりんが高校生の時のことです。 さえりんは高校1年生の7月から卒業するまで週に2回、放課後等デイサービスに 通っていました。それは軽度障害児の子たちが就職へ向けて就労訓練をするため です。高校の先生から勧められ、仲良しのお友達も通っていると聞いてさえりん が行きたいといったからです。それまで高校生活に慣れず潔癖症が加速して情緒 不安定になっていたさえりんが、その就労支援へようになってからピタリと潔癖 症が元に戻り、元気を取り戻してきたので、私はそこがさえりんに合っているん だなと安心して通わせることにしたのです。 毎週2回学校帰りに、そこの支援員の方が1人一緒に電車に乗ってくださり同じ 放課後等デイサービスに通う数人の仲間と一緒に学校から電車で向かうのです。 2時間の訓練を受けて夕方6時半ごろ帰りは一人で電車に乗って帰って来るのです。 しかも帰りはみんな方向がバラバラです。さえりんは最初はずっと一人で帰って きていました。でも夏から秋、冬になる頃には日も落ちて帰りはもう真っ暗です。 私の心配性が発動してじっとしていられなくなりました・・・(;'∀') 大事な大事なさえりんに、もしものことがあったらどうしようと・・・ それで過保護で親バカな私はさえりんにこう言ったのです。 「帰りは真っ暗だから、女の子が一人で駅前の飲み屋街を通って駅まで歩く のはちょっと心配だから、ママが車で迎えに行こうか??」と。 さえりんは満面の笑みを浮かべて言いました。 「ママありがとう!!本当は私もちょっと怖かったんだ。嬉しい(≧▽≦)」と、 さえりんは私に抱き着きました。 それから2年半、週2回ほぼずっと、私はさえりんをお迎えに行ったのです。 それがこの刈谷駅近くの就労支援施設だったのです!! さえりんは帰りにいつも「お腹空いた!!」と言うので、この刈谷駅向かい側の バローへ立ち寄り、焼きたてパンを買って車の中で食べるのが習慣になっていま した。さえりんはいつも、ほんのり甘いミルクパンが大好きですごく美味しそうに 食べるんです。私が「夕飯の前だからあまりたくさん食べちゃダメだよ」と言うと 「うん。わかった💛」と言いながらさえりんの無邪気で嬉しそうな笑顔を見るのが 楽しみで、ついつい買ってあげたくなっちゃうのです。 私はさえりんのこの笑顔を見るだけでどれほど幸せ感に包まれたことでしょうか!!思わずさえりんをギューッと抱きしめたくなってしまうのです。 私は夕方の忙しい時間に渋滞する道を走りながら、それでもこのお迎えを少しも 苦にはなりませんでした。それどころかこうしてさえりんと2人きりで過ごせる 至福の時間はまるで私の宝物だったのです。 それくらいこの親バカな母親は、さえりんのことが大好きだったからです!! さえりんはいつも私にこう言いました。 「ママは最初に生まれた私を一番、可愛がってくれてありがとう💛でも普通の 母親はお姉ちゃんだから我慢しなさいって、妹ばかり可愛がる人が多いんだよ。 だから私はママの娘で本当に良かった(*'▽')💛ママ大好き💛」と。 私も言いました。 「そうだよ!!ママは世界で一番、紗愛理のことを愛しているんだよ!!」と。 そしてさえりんは大きな体で満面の笑みで私にギューッと抱き着いてくるのです。 ねぇさえりん。ママはあの時の気持ちと全然変わっていないよ💛 それどころかもっともっとさえりんが大好きで、逢いたくて堪らないんだ!! さえりんも絶対そうだよね!!ママとまたギューッとしたいんだよね!! こんなに娘を溺愛して変な馬鹿母娘だと思われるかもしれませんが、今思えば 本当にこれで良かったのです!!さえりんと過ごせる時間がこんなに短いなんて 夢にも思ってもいませんでしたが、それでもこの20年11ヵ月の間にたくさん たくさん「あなたを一番あいしてる」と素直な気持ちを伝えてこれたのだから。 もしも、本当の気持ちを伝えられずにさえりんを喪ってしまったのなら、私は 今の100倍も1000倍も死ぬほど後悔して、自暴自棄になっていたことでしょう。 一昨日3年半ぶりに夕方刈谷駅へ向かう道中、私の頭の中はさえりんとの想い出が 走馬燈のように駆け巡り次女に決して悟られないように必死で涙を堪えたのです。 それは次女に余計な気を遣わせたくないし、今以上に寂しい思いをさせたくは ないからです。 私は次女のいない間に、このブログを書きながら堪えていた涙が一気に流れだし 号泣しました。ここ数日民事裁判のことでかなり落ち込み、さえりんがあまりに も可愛そうで胸がえぐられるほどの辛い想いも、一緒に涙となって流れました。 もしかしたらこうして時折号泣することも心のリハビリなのではと思いました。 これもさえりんが私に仕掛けてくれた、グリーフケアなのかも知れません (さえりん7歳 愛・地球博🍁 part5) (さえりんはじめてトルコアイスを食べたね( ^ω^ )ニコニコ 美味しかった??」 いつも温かいコメントありがとうございます よろしければ応援お願いします。 よろしければこちらも応援おねがいします。 さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!! さえりん動画はこちら さえりんの部屋別館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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