サーキットボードを切り抜いて ヤスリで形を整えたら サンドペーパーで仕上げます。


削り終わったら 持ち手をつけてクリアラッカーをサッと塗っておきます。




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こうする事で切り口が更に滑らかなりますし、切り抜いた際についた微細なキズも目立たなくなります。






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V字にカットして有るのは ワイヤーの逃げと シッカリと接着させる為の物です。


これを2液エポキシ接着剤でつけてあげればルアーの完成になります。







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バルサ製シャッド。


キビキビと泳ぐルアーが欲しくて作って見ました。




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ボディーがスリムなので 細身のコフィンリップが似合っていると思います。





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バルサの木目を活かしたカラーで仕上げてあります。


肩の部分に同系色でスケールを入れ、背中を黒 腹はオレンジを吹いてあります。



肝心のアクションなんですが 浴槽にて簡易的なテストをした所、ゆっくりと引くと大きなロール系の動き。


少し早めでバルサ特有のキビキビしたアクションに代わり、早くするとバイブレーションが強くなる感じです。


これはあくまでも想像ですが、細く長いリップの為 ゆっくり引くとシッカリとリップの大きな面が水を掴むのでアクションは大振りになり、徐々に早くするとリップの細くなっている部分から水が逃げる為 今度はバイブレーションが強く出るのではないかと考えています。


勿論 リップの取り付け角度とかも関係しているとは思いますけどね。




ここからはカラーバリエーションです。





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パールホワイトのボディーに背中を蛍光ピンク、腹を蛍光イエローで仕上げました。


蛍光色は艶消し仕上げで最も効果を発揮する塗料ですが、艶の有る仕上げでも発色が良いので時々使用しています。




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エラとストライクドットを入れると急にシャッドらしくなるのが面白いですね。





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シャッドと言えばシルバーは外せません。


シルバーベースに背中を黒、腹をパールホワイトで仕上げた超スタンダードなカラーですw


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下地処理の甘さが良く分かるカットですね。

次回以降の反省点として忘れてはいけないポイントです。





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グリーンシャッド。


昔 ボーマーでこんな色が有ったので塗って見ました。



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パールホワイトのボディーの肩にグリーンを吹いて、その上からシルバーのスケールを入れています。


オールドルアーちっくな良いカラーだと思うのですが どうですかね?


このルアーだけ ちょっとした拘りを込めて見ました。




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目の位置を意図的に後ろに持って行きました。

私の中のオールドルアーって こんな感じの表情なんですよね。


ちょっと間が抜けたような顔w





こんな感じで今回も完成しましたが 「下地処理の失敗」や「業務内容の変更による作業時間の取りづらさ」等 問題も有りました。


下地処理の方は 今後の課題として心に留めておきたいと思います。


仕事の事はとやかく言っても始まりませんし、仕事有っての趣味ですからね。


もう少し仕事が落ち着いたら またルアー作りを再開させようと考えています。












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仕事や家事の合間を縫って ようやくウレタンコートに突入する事が出来ました。



塗装を完全に乾燥させ、アルコールで脱脂をしたら 刷毛で丁寧に埃を払ってやります。


「関ペ」さんの2液ウレタンを10:1の割合で混合し、それを22のシンナーで稀釈します。


ちょっと分かり難いかも知れませんが 混ぜたウレタン混合液の倍量のシンナーで薄めてあげる訳ですね。



そのウレタンを少し離れた位置から 軽~く吹いて行きます。


「ウレタンを吹き付ける」と言うよりも軽く乗せてあげる感じです。


この作業が終わったら 1日硬化時間を取り、今度は厚塗りに入って行きます。


ウレタンを10:1で混合した後、今度はウレタンと同量のシンナーで稀釈してあげます。


これを「垂れる寸前まで」吹き付けます。


背中やお腹のように 丸みを帯びている場所は割りとウレタンの乗り具合が分かりやすいのですが フラットな面はウレタン自体が乗りにくいですし、見た目にも分かり難いので注意が必要です。


たっぷりと吹き付けてテカテカした感じになったら そのまま丸1日以上放置します。





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これは数日間放置した物です。


結構 キレイな艶が出ていますが、さすがに1度だけだと強度的に不安が有りますので もう1度吹き付けしたいと思います。


せっかく出た艶ですが、スポンジペーパーのスーパーファインで 軽くサンディングしてしまいます。


吹き付けにしろドブ浸けにしろ ウレタンの場合は下地を溶かす事が有りませんので 重ねた部分が何かの衝撃で剥離してしまう事が有ります。


これを防ぐ為に 下地を意識的に荒らしてあげて 上から重ねるウレタンが食い付きやすいようにしてやる訳ですね。






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全体を軽くサンディングした所です。


全くの艶消しになってしまいましたが、この上からウレタンを重ねるとシッカリと艶が戻りますのでご安心を。





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2回目を吹いてから数日たった物です。


良い艶が出ましたよw


いつもなら この後さらに同じ工程を繰り返して3回目を吹くのですが、今回はここで完成とします。


これは

「せっかくのバルサの浮力を生かしたい」と言うのが1つと もう1つ「たっぷりと2回吹き付けたウレタンの強度はどの程度なのか?」

と言う事で 2回でやめてみる事にした訳です。





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ボディーが完成した状態です。


艶も充分ですし ウレタンの厚みもマズマズな感じ。


後は使ってみなけりゃ分からんですw





続いてリップを考えて行きます。


厚紙に形を書いて切り取り、それをサーキットボードにあててトレース。


金属鋏で切り抜きます。




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こんな感じで何種類か作ってアクションを見て行きます。




リップの溝は最初から切って有りますので 下地セルロースやウレタンで防水は出来ています。


ですので フックを着けたボディーに「グイッ」と差し込んでアクションチェックします。



勿論 派手にジャークとかしたら外れてしまうのですが、ストレートリトリーブ時の動きを見る位なら問題有りません。






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ボーマー スピードシャッド風。


当初 この形で行くつもりだったのですが 動きが大きく 安定しないのでボツ。






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ボージャック風。


これも今一つ泳ぎに安定感が無いので保留。







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変形コフィンタイプ。


これが このボディー にはドンピシャでした‼️


このシャッドにはコフィンで行きます。




リップ形状が決まれば 後はルアーの数だけ作るのみです。




次の休みにせっせと作って行きます。












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前回 ここまで塗装した物に細かいディティールを入れて行こうと思います。




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こんな感じのテンプレートを作り、エラやストライクドットなんかをシュシュっとね。




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エラとアイシャドーに赤を吹き、ストライクドットは黒でサッと吹きました。


これだけで なんだか懐かしい感じのカラーになるのが面白いですね🎵






塗料がしっかりと乾燥したら 目玉を入れて行きます。


丸く抜いたテンプレートをあてて エアブラシで吹いても良いのですが、今回はアルミシールで仕上げて行こうと思います。




カッティングマットの上にアルミシールを置いて ウロコ模様を入れるチュールを乗せてから 丸い棒状の物を転がします。


チュールの位置を変えながら何度か繰り返すと アルミシールに複雑な模様がつきます。




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このアルミシールを皮ポンチでくりぬいて貼って行く訳ですが、ピッタリとボディーに密着させる為に 塗装筆の柄を慎重に転がして貼ってやります。


この時にアイ周辺の塗装をキズつけないように注意しながら行います。



白目部分が貼れたら 黒いアルミシールを使って 同じ要領で黒目を入れます。



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こんな感じですね。


ここまで出来たら アルコール等で脱脂しておきます。



さぁ いよいよボディー作り 最後の工程となるウレタンコートに突入する訳ですが、最近 仕事がバタバタしていて なかなかまとまった時間が取れない…


しかも連日のように雨降ってるし…


う~ん 気長にやりますか。














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