この業界広いようで狭いんですよね?
転職が当たり前の業界だけに、どこの施設は待遇がイイとか、ブラック臭が漂っているとか、
会ったこともないのに、あそこの施設長はハゲだとか、どこぞの誰が結婚したとか色々耳に入ります。
この業界横の繋がりが強いので、舐めてると痛い目みますよ?
年中繰り広げられる友人紹介キャンペーン
みんな転職回数が多いだけに、他の施設のことを良く知っているし、介護仲間の友達のその親友からの極秘情報とか仕入れてきては、若手を中心に大盛り上がり。
私がこの業界に入って10年近くになりますが、衝撃的だったのがコネ転職の多さ。
みんな友達の紹介ってことで転職してきちゃう。
採用費用が一切かからないため、私たち採用担当者にとってはメチャメチャありがたいこと。
でもこれって、私がいた業界ではありえない事態なんですよね?
基本的に誰かを紹介すれば、一人当たり1万円から3万円支給するルールになっているんですが、特に私のいた製造業界は「友達を金で売る=悪」と拒否反応を示す人が多く、いつも人集めは苦労していました。
一方の介護業界では、紹介件数がメチャメチャ多い…。
友達紹介キャンペーンを使い倒して、10万近くゲットしてしまうオバ様連中もいてはるほど。
業界によってはこうも違うのか
コネは最強の転職手段!横の繋がりを大切にしよう
私たちはこの横の紹介システムを重要視する理由があって、それは紹介で入社した人は突然いなくならないってこと。
エージェントやハローワーク経由で入ってきた人って、突然いなくなることありませんか?
早い人で半日、遅くて3週間ぐらいたつと忽然と姿を消しちゃう連中です。
まぁ、思い描いていた職場ではなかったからバックレたんでしょうが、君ら学生のバイトちゃうで^^;
それに比べ紹介のいいところは、うちの職員によってある程度身元が保証されているし、突然いなくならないこと。
それに、直接紹介制度って同じ属性の人を連れてくるから面白いんですよね?
どゆこと?
例えば、20代真摯に介護に向き合うグループの女子社員が連れてくる子は、同じく真剣に介護に向き合いそうな20代の女子。
一方、40代のベテランさんが連れて来るのは、ご近所のママさん連中か同世代のヘルパーさん。元暴走族上がりのヤンチャ君が連れて来るのは、同じくヤンチャな介護士。
基本的に、友人知人って同じ属性の集まりなんです。
だから安心できるというか、わざわざエージェントに高い報酬を払って見ず知らずの他人を採用するより、よっぽどリスクが少ないのよね…。
コネは介護業界における最強の転職手段ですまとめ
紹介で失敗はなかったの?と言われますが、めったにないというのが正直なところ。
中にはコネ入社したものの雰囲気が合わず、1日で辞めてしまった介護職もいますよ。