徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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白鷺館アニメ棟

丹波篠山の草山温泉で宿泊、イノシシのすき焼きを頂く

夜の丹波篠山は真っ暗だった

 今日の宿泊は丹波篠山北部の草山温泉の大谷にしき荘の予定。中国道と舞鶴道を乗り継いで丹波篠山まで突っ走る。それにしても日の暮れるのが早くなったものだ。中国道に乗った時にはもう真っ暗。こうなると街灯がほとんどなくて真っ暗な中国道は走りにくくて仕方ない。ヘッドライトが闇に吸い込まれる感覚。ましてや山の中を走る舞鶴道になればもはやどっちに向かって走っているのかもわからない。ひたすら闇の中を疾走している感覚である。どうも昼食を食いそびれて空腹を抱えていることも心細さに拍車をかけているようだ。人間、空腹になるととかく精神に余裕がなくなるものだ。

 高速を降りると北東に向かって疾走するのだが、これがまた完全な闇の中でどこをどう走っているのやらさっぱり分からない状態。何やら峠越えをしたらしきことは分かったのだが、どういうところを走っているのかさえ定かでない。こんな中でも運転できるのはカーナビ様々である。カーナビの地図を見ていても心細さがあるのに、地図を片手にだととうていたどり着くのは不可能である。

 大阪から2時間弱で大谷にしき荘に到着。ゴルフ場や栗拾い場もある山中の日帰り入浴可能な宿泊施設である。

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大谷にしき荘

 チェックイン手続きをすると2000円分の地域共通クーポンを受け取る。どうやらGoTo関連の地域クーポンというやつらしい。使用期限は明日中。これは明日にどこの店で使うかを調べておく必要がある。

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GoTOクーポン

草山温泉はかなりしょっぱい塩水

 宿泊棟は別棟になっているが、どうもホテルや旅館ではなく研修施設くさい雰囲気がある。部屋も綺麗が雰囲気はやはり研修施設の相部屋(二人部屋である)。設備的には冷蔵庫がないのが大きなマイナスなのと、このご時世にWi-Fiがないのはいささかツライ。幸いにしてAUはつながるのでPCはテザリングすることになる。

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研修施設を思わせるロビー

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部屋は綺麗

 夕食時間まではまだ30分ほどあるので何はともあれ入浴することにする。男女別の大浴場は内風呂だけのシンプルなもの。草山温泉と名乗ってはいるが、ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉とあり、厳密には温泉ではない。湯はやや褐色がかった色をしており、とにかくやたらにしょっぱい。強塩泉とあるのは伊達ではなく、ひとなめしたら空腹に響くぐらいのしょっぱさだ。非常に温まる湯であるわけだが、肌が弱い者なら洗い流してからあがるほうが良いだろう。塩水があまり得意でない私もシャワーで洗い流してからあがることにする。

夕食はイノシシのすき焼きを

 夕食は別室でイノシシのすき焼き。本当はボタン鍋のほうが良かったのだが、どうやらボタン鍋がここのメニューに加わるのは半月ほど後のようだ。割り下で野菜と共にイノシシ肉に火を通していただく。肉は美味いんだが、やはりすき焼きは味付けがやや濃くなる難点があり、正直なところ私にはいささかしつこすぎる気がする。美味くはあるがやや胃がもたれた感がある。

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別室で夕食を摂る

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イノシシのすき焼き

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イノシシの肉は美味い

 夕食を終えると部屋でマッタリとする(とこういう時は大抵この原稿執筆時間なんだが)。しばし休息してから再度大浴場へ。先ほどと違い今度は貸し切り状態の中でゆったりと体を温める。気が付かないうちに体のあちこちがガチガチで、特に最近の強いストレスを反映してか肩こりがひどい。私は元々はあまり肩こりを起こすタイプではなかったのだが、最近は肩こりのせいで腕が上がらなくなることがあるぐらい。キーボード作業が影響している可能性はあるが、それよりは心因的な原因だろう。

 この日はしばらく原稿入力をしてから、疲れたところで就寝する。