《濃厚》冬の牛乳は美味しい話《成分無調整》
スーパーでいつでも手に入る「牛乳」。
実は、冬が一番味が濃く、美味しいと言われています。
季節によって味が変化するのですが、
牛乳の中でも「成分無調整」の物は、
味の変化が一番分かりやすいです。
味が変わる原因は?
「成分調整牛乳」は、生乳の状態から、水分や脂肪分などの成分を調節した物で、一年を通して味の変化がありません。
それに対し、「成分無調整牛乳」は、製造の工程で成分を調整せず、季節によって味に特徴が出ます。
種類別が「牛乳」となっている物はすべて「成分無調整」の牛乳だそうです。
味の違いは?
牛乳が一番おいしいと言われている冬は、
乳牛が快適に過ごせる環境になるため、食も進むそう。
同時に干し草も乾燥し、栄養が凝縮するようです。
ヨーロッパの北部や、北海道で酪農が盛んなのも、これが原因なのかもしれませんね。
反対に夏は、乳牛が苦手な季節。
食が進まず、水分をたくさん摂るため、
脂肪分が少なく、あっさりとした牛乳になります。
また、春は牛の出産シーズンで、「初乳」は栄養満点。
こちらは成分が通常の牛乳と違うため、出回ることはないそうです。
酪農家の方が「牛乳豆腐」として食べているそう、、。
なんで「成分調整牛乳」のほうが安いの?
調節する手間がかかっている分、値段も高くなりそうですが、
成分調整牛乳のほうが低価格ですよね。
理由は、取り除いた脂肪分で「バター」や「生クリーム」が作れるから。
逆に言ってしまえば、バターや生クリームの副産物が「成分調整牛乳」とも言えそうです。
牧場で飲む牛乳が美味しい理由
スーパーで買った成分無調整牛乳。
牧場で飲むものとは、味が大きく異なります。
原因は、牛乳の製造過程にあります。
牧場で飲む牛乳は、ゴミを取り除いたあと、殺菌をした状態。
それに対し、パック詰めされた牛乳は、
「ホモジナイズ」という処理がされています。
「ホモジナイズ」とは、脂肪球を均一化すること。
これをすることによって、分離しにくく、消化もされやすくなります。
ホモジナイズされていない牧場の牛乳は、
脂肪分が浮き、一番最初に口に入るので味を濃く感じます。
牧場で食べるソフトクリームってなんであんなに美味しいんでしょうね、、。
ミルクの味が濃くて、いくらでも食べられます。笑