【TRメニュー】「3vs3+GK(条件付きゲーム)」

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こんにちは!

今回はTRメニューの回として書きたいと思います!

方法

「3vs3+GK(条件付き)」

  • フットサルコート全面
  • コーチ配球
  • フィールド2-1システム
  • コーチ配球の際は守備側のFWは攻撃方向のゴールラインをふまないと参加できない
  • OPTION:ゴールラインではなくペナルティエリアなどFWへの制限を変える

所感

今回はU-10を対象にポジティブトランジション時のカウンターをテーマにしたTRでした。

守→攻などトランジション時に起きやすい数的有利な状況で素早く相手コートに侵入するというシチュエーションを設定するために、上記の条件をつけたスモールゲーム方式のメニューを使いました。

メニュー自体の所感としては、この年代でもルールが理解できるということがまず第一で、その次に数的有利の現象が起こせているかがポイントでしたが、この日はうまくその現象がでていました。

またコーチの配球場所によっても変化を起こすことができるので、配球を誰に、どこに、出すのかは指導者のスキルとして重要なことだと思います。

コートの設定にもよりますが、長い時間やると負荷が高くなるTRなので時間とテンポもすごく大事になると感じました!

U-12年代への条件付きゲームの活用

小学生年代を指導させてもらう中で、以前に比べて「条件付きゲーム」をすごく考えるようになりました。

獲得させたいテーマの状況をTRの中で反復させるためには、その状況が頻繁に起こるようなオーガナイズにしないといけません。そして、その状況にリアリティ(よりゲームに近い状況)がないとゲームとつながってはきません。

よく陥ってしまいがちなのは、獲得させたいテーマにフォーカスしすぎたオーガナイズにしてしまいリアリティに欠けてしまったり、選手たちの考えや判断を奪ってしまうようなTRになってしまうことです。

例えば「3v3+GK」のスモールゲームで、FWへのパスがテーマのTRの時にハーフラインを超えるのはパスのみとすることで、縦パスが頻発するようになり、そのパスの質をこちらが指導しやすくなります。あくまで一例ですが。

また同じTRでも今回紹介したようにコーチ配球にすることで、テーマによっては出したい現象を調整することができると思います。

TRの想定とフィードバック

そのためには、当たり前ですがTRにはあらゆる現象の想定した上での準備が必要であり、TRをしている時に起きる現象への調整力(引き出しやTRの幅)が指導者として必要になってきます。

限られたTR時間の中で目の前の選手たちを改善することが指導者の役割でありますので、その点は与えられた試合時間の中でプレーする選手たちと違いありません。

ここはある程度の経験や知識といったものが必要になってくると僕は思っていて、急に指導者の力が上がることはないと思います。ただ、日々のTRに対してきちんと向き合うことをできているのかで、次のTRでの指導の質が変わり、それによって選手たちの次のプレーに変化が起きます。

自分で自分自身の指導を的確にフィードバックする力も同時に必要ですが、立場が変われば視点が変わるように、あくまで指導者はTRする人であり、TRを受ける側にも、TRを外から観る側にもTR中は立つことができません。

もし1人ではなく一緒にTRをしてくれている指導者がいれば、その方の考えや意見を聞くことはすごく大事であり、常に変化していこうというスタンスが必要不可欠だと思います。

長々とだらだら書いてしまいましたが、日々勉強と研鑽です!

このブログも自分の指導力を上げる意図と見てくださている方が少しでも何か得ていただければと思っていますので、共に成長していけたらと思います!

最後までありがとうございました!

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