つみたてNISAの目的
筆者はつみたてNISAをしていますが主な目的としては将来の備えとしてやっています。『老後に2000万円必要問題』は色々ニュースで流れましたし、同世代である30代や40代のみなさんも不安になるニュースでした。
その為国が用意している税優遇のつみたてNISAを使って将来の備えをする人が増えていると思います。最大で20年間の非課税枠として使えるのですがその非課税枠が終わった後にどうするのかという出口戦略についてまで考えている人はまだ少ないのではないかなと思います。
出口戦略についての考察
そこでまだまだ先ではありますがつみたてNISAで積み上げた資産の取り崩し方について筆者がお勧めしたい方法をご紹介したいと思います。
定額で取り崩していく場合
例えば2000万円貯めたと仮定してそれを取り崩していくのに毎月10万円取り崩していく場合10年間の資産残高の推移がこちらです。
単純に10年だと120回取り崩すので残高は800万円にまで目減りします。このペースでいけばあと7年もすれば0になる計算です。
定率で取り崩していく場合
対して定額ではなく定率で引き出していく場合ですが最初の1か月目を定額の場合と同じく10万円にする為に資産残高から0.5%ずつ取り崩していくという場合の資産残高の推移がこちらです。
定率で取り崩していくと1か月目は定額と同じ10万円ですが毎月取り崩す金額が少なくなっていきますので定額よりも資産残高の減るペースが落ちていきます。10年後の資産残高は10,959,726円となります。その差は約300万円もの差が生まれています。
300万円も差があるなら定率の方がいいじゃないかと思います。筆者はこの定率の方を採用したいなと考えています。またなるべく資産残高は減らさずに低リスクで長期に運用する事で少しでも増やせれば更に資産がなくなる事が防げるかもと思っています。
定率にする際の注意点
定率にする際の注意点としては取り崩す1か月の金額は毎月減少していきます。5年後で一か月約75,000円になり10年後は一か月約55,000円程度にまで減少しているので定額に対してほぼ半分しかありません。
それでも定率をお勧めする理由
10年たって半分しか使えないなら定率もあんまり意味ないじゃないかと思われるかもしれませんが老後に使うという前提を考えてみたら老後でも若い間はどこかに旅行に行ったり、美味しい物も食べたいし使い道があると思います。それになかなか仕事を辞めたからと言ってすぐ節約出来るとも限りません。ただ収入がない状態になるので少しずつ節約していく生活に慣れていかなければいけないのでその期間として最初は多めで少しずつ使う金額を落としていく定率での取り崩しがある意味理にかなっていると思います。
最後に
提案しといてなんですが定率で取り崩すとか定額で取り崩すとか考えなくてもいいくらい資産を積み上げれたらいいなぁと思う筆者でした。頑張ろう自分。
投資で未来に種を蒔こう。
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