栄養過剰と人体汚染・野菜と土と海や川から生命の自然な姿を考えてみる! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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「自立」


自分の足で、

 

しっかり立つこと

人様のお世話やご厄介になることなく、

人生を歩んでいくこと。


“不羈独立(ふきどくりつ)の精神”


私たちは親からも、学校からも、このようにいわれて育ってきたのです。

 

それは若者だけに限ったことではなく、ご年配の方だって同じ。


昨日、寿命と健康寿命について述べましたが、

老いてもなお、

「元気!」

自分のことは、最低限自分でできる。

そんな老後を目標に、日々努力されている方も少なくないことでしょう。

健康で元気な人生の実現には、

健康で元気な

“食材”

の存在が欠かせない。

力ある食べものを食べ、力ある人生の一助にしていく。

それは食材に課せられた、

 

「食の使命」

 

ではないか?と思うのです。


軟弱でか細い、そんな食材ばかりを食べていれば、

 

人生の歩みの方だって

“弱体化”

していく。


「お医者サマ~、おクスリ~」


このような状況を招かざるを得ないのではないかと思うのです。

でも、

私たちが普段よく食べている食材の中に、

“軟弱極まりない!”

そんな野菜があることをご存知でしょうか?

そして、その野菜が育てられる背景にこそ、

現代に生きる私たちの

 

「問題点」

 

が詰め込まれているようにも思うのです。

そこで今回は、「強さと弱さ」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて考えてみます。

 



■弱い野菜の代表!
「きゅうり」

日本人が大好きな野菜の1つといえるでしょう。

きゅうりは夏野菜の代表選手のようなもので、

“サラダや漬物”

に欠かせない食卓の

「名脇役」

のような野菜ではないかと思います。

でも、

私たちが食べているキュウリのほとんどが、

 

本来の

「キュウリではない」

こうした現実があるのです。

農業において、キュウリといえば、
 

“か弱い作物”


このように思われてしまっているのです。

栽培してもスグに病気になってしまうので、

モノスゴイ量の

 

「農薬」

 

が使わざるを得ない。

あくまで目安なのですが、栽培期間中に、

約50回

くらいの農薬を浴びせかけらている。

莫大な量の殺虫剤・殺菌剤が使われているのです。

これは自然食品店や有機野菜の宅配などでも

 

“事情は同じ”

キュウリの

「無農薬品」

はほとんど出回ることがないのです。

“こだわり野菜!”

 

そんなお店であっても、かなりの量の農薬が使われている。

 

そう思って、まず間違いはないのです。

何十回にもわたる、


「延命に次ぐ延命処置」


を施した結果、スーパーの店頭で、

“2本128円!”

なんて値段で売られている。

それがキュウリを巡る栽培状況といえるのです。


■高価な貴重品!
そんなキュウリなのですが・・・、

たくさんの農薬が使われることに加えて、

「自分の根っこで育つことができない」

そんな野菜の代表でもあります。

カボチャなどの根っこを借りないと、、

“一人前に育たない!”

このようなものになっているのです。

多くの人が食べているキュウリは、

「ブルームレス」

といわれる品種で、緑色が強く、表面がピカピカとした、

 

白い粉の出ないキュウリがほとんど。

よく目にし、よく食べる、私たちがお馴染みのあのキュウリは、

 

実は

“カボチャの根っこ”

 

に繋げて育ったものなのです。

キュウリはか弱い作物だから、自分の根っこでは

 

「どうにもならない」

 

太くて、強力な根っこを持った作物の力を借りることで、

 

どうにか病気に耐えることができ、多収穫が可能になる。

 

キュウリは

 

“非力な野菜”

 

の代表格と思われているのです。

 

そういう目線で眺めてみると、どことなく

「カボチャっぽい」

ような感じがしてくる。

食べてみると、

 

キュウリ本来の香りが乏しく、シャキシャキとした

歯ごたえもすこぶる弱い。

だって半分はカボチャのようなものですから・・・。


中には、ねっちょりとした感じで、

 

正真正銘、

“カボチャっぽい味・・・”

がするようなものまであるのです。

自分の根っこで育つことができず、それでいて

散々の農薬

をかけられている。

自前の根っこで育った本物のキュウリは

「自根(じこん)キュウリ」

といわれますが、それはほとんど見かけることのない

“貴重品”

であるのが現状というわけです。


■旺盛かつ活発な生命
でも、

 

キュウリは本当にか弱くて、脆い生き物なのでしょうか?


ウイルスのように何かの細胞に

 

「寄生」

 

しないと生きられない、そのような生命なのでしょうか?

 

キュウリは今から

 

1500年”

 

ほど前に中国から日本に伝わったといわれています。

 

カボチャの語源はカンボジアから派生したといわれていますが、

 

当時からカボチャの根っこと一緒になって、

 

“海を渡って来た!”

 

とでもいうのでしょうか?

 

そんなことは

“決してない”


当然、自分の根っこで育つことができるし、ましてや農薬なんて

 

 

「一切必要ないもの」


1500年もの長きにわたって、日本の土壌で生き抜き、

 

今日に至るまで、

“タネを繋ぎ続けている”

 

強くて、歴史の長い野菜が

 

キュウリ本来の姿

 

なのです。

 

実際に日本各地には、たくさんのその土地根づいた

キュウリの品種が残っています。

我が家でも毎年夏に、自家採種した地面を這わせるタイプの

「地這いキュウリ」

を育てていますが、強力な生命力で畑を縦横無尽に這い回り、

 

下手すると、公道にまで飛び出してしまうほどの

 

“旺盛かつ活発”

 

な生命力で、どこまでもツルを伸ばしていく。

 

高い木に登ってしまうほどの

力強さを持った野菜

がキュウリ本来の姿なのです。



■土と健康の関係は!?

生きものの本質は、

「不足に強く・過剰に弱い」

このように言われます。

今の農業はあまりに

 

“肥料・農薬”

 

に頼り過ぎている。

キュウリが弱いのではなく、過剰な養分供給に、

キュウリの根っこが

 

「耐えられないだけ」

これが本当のところなのでしょう。

カボチャほどの強さがなければ、

“多過ぎる栄養”

を耐え凌ぐことができない。

その現実を直視することなく、

「キュウリは弱い!」

と一方的に決めつけられているのです。

これは私たちの健康も同じであろうと思います。

栄養!栄養!

と盛んにいわれ、飽食であるにも関わらず、

栄養不足が散々に叫ばれ続けている。

 

メディアを通して、煽りに煽られ続けた結果、

“サプリメント”

などの栄養のカタマリを飲まされ続けているのです。

過剰栄養が病気を招く、

 

「大きな原因」

になっているのではないかと思うのです。

海や川に、

“窒素やリン酸”

などの養分が過剰に流れ込めば、

「青潮・赤潮・アオコ・ヘドロ」

などが発生するものです。

これらの汚染は不快極まるものですが、

窒素やリン酸は

“植物の三大栄養素”

窒素・リン酸・カリの中の、2つに当たるものなのです。

海や川にこれらの養分が流れ込めば、それをエサにする

「植物性プランクトン」

が増殖していきます。

そうなれば今度はそれを捕食する

“動物性プランクトン”


も同時に増えていくわけです。

こうして水の中は飽和していき、次第に酸素が減っていき、

「死の海」

と化していく。

余った養分は底に沈殿し、周囲に悪臭を漂わせ、

 

水質を汚染する

“ヘドロ”

となっていくのです。

私たちは海や川の汚染に対しては、

 

「敏感に反応」

 

する傾向がありますが、農地における

“肥料汚染”

については、甚だ

「鈍感で無頓着」

といわざるを得ないのが現状です。

有機であろうと、化学であろうと、

肥料過多による

“土壌汚染・地下水汚染・作物汚染”

は返す刀で、

私たちの健康にそのまま跳ね返ってくるのです。

その国の国民の健康状態は、その国の

「農地の状態を見れば分かる」

そんな言葉があります。

 

私たちはもっと田畑に使われる肥料に対して、

 

敏感な感覚を持つ必要を感じます。


 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

 

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