今回は高麗川沿いにあり、少し小高い場所に建てられたお寺、瀧泉寺(りゅうせんじ)です
山号は寶雲山で真言宗智山派、御本尊は千手観世音です
瀧泉寺は西暦1024年の萬寿元年に不動明王を御本尊として創建されたと伝わるお寺で、徳川家光から9石の朱印状を賜ったそうです
そのように歴史があるお寺ですがあまり情報が見つからなかったので、江戸時代になるまで荒廃してたか、火災にあって寺録が焼失した可能性があると思っています
霊場としては武蔵野三十三観音霊場第28番札所で、札所御本尊は御本尊の千手観音です
こちらのお寺は千手観音が蓮華王とも称する事にちなんで多くのハスを育てられている事からハスの寺と呼ばれており、特に高麗郡にちなんだ「コマノヒカリ」と名付けたハスはとても美しいハスだそうで、ぜひ開花時期に伺って拝見してみたいと思いますね
それと本堂には信徒の方による金剛界曼荼羅図の天井画があるそうで、信徒の方が描いた写仏というのが、これこそ本来の写仏だとも感じます
瀧泉寺があるのは高麗川沿いの秩父へ向かう国道299号線で、かなりの交通量でトラックも通る道なので注意が必要です
それほど広くはない境内ですが、多くの石仏と写仏、そしてハスが見どころの瀧泉寺、また違う時期に伺いたいです
⚫︎境内入口
戸口の隣の机上にある箱に御朱印が入っていました
それでは御朱印です