中国では1月25日は旧正月、春節と呼ばれる長期休暇の時期です。中国の工場も多くが停止するため、この時期は物価が高騰するのがいつもの事なのですが、今回はコロナウィルスのせいで更に休暇が長引いています。
これがコロナウィルスの影響なのか?
これはAmazonで販売されている実際のスマートフォンの価格グラフです。もともと徐々に値上がり傾向だったのはわかりますが、コロナのあたりからドンッ! と大きく高騰を始めているのがわかると思います。もちろん、これは極端な例で、全てがこうなっているわけではありませんし、単に在庫数が減ってきていることも影響していますが。
中国の工場の影響力は大きい
中国は世界の工場とも呼ばれるように、その採算力は間違いなく世界トップといっていいでしょう。そんな場所がコロナで大混乱に陥っているのです。
私達は日本製を使用している愛国者だから関係ない? いやいや、日本製のガジェット類であったも中国工場の部品は多く使用されています。皆さんが遊んでいるであろう国民的ゲーム機であるニンテンドーSwitchだってそうです。
株価も下がりガタガタな中国
動けないなら株価も下がるのは当然の事。中国の株式は8.7%もの大幅下落をしており、とんでもない状況へ陥っています。この分だと企業として活動を再開する事も難しい中小も多く存在する事でしょう。そうなればやはり、工場稼働も遅れる事になるのは目に見えています。
首都北京のオフィス街ですら閑散とした状況になっているので、気楽に構えていられる状況ではありません。
これからしばらくは品薄が続く予想
もともと春節後は品薄と高騰がしばし続くのですが、コロナで現在も工場稼働が立ち行かない現状、従来よりは長く辛い品薄が続くと予想されます。もしお金に余裕があって欲しいガジェット類があるのであれば早めの購入をおすすめします。特にゲーム機類はよく売れるので、転売ヤーに買い占められる前に買っておいたほうが良いかも知れません。
総評
コロナウィルスは健康被害だけでなく、数々の商品の高騰まで引き起こしています。日本でも被害の拡大が始まっているし、色々な面で他人事ではすまない状況へ陥っています。
そんな自体にも関わらず、転売ヤーはマスクなどを買い占め法外な価格で転売活動をおこなっているし、マスコミは違法ではないからと容認するような報道を行う。国は国でこうした悪質な行為を規制しない。
敗戦国の末路と呼ぶに相応しい民度の腐った者が多いこの日本ですが、読者の皆様方は隣人に手を差し伸べる事のできる優しい人であることを期待しています。くれぐれも転売活動に手を染めて、隣人を嬲る極悪人にはなりませんように。