断酒女子のブログ

アルコール依存からの脱却の過程を綴ります。振り返ると断酒は良いことづくめでした。断酒のメリット、断酒で生じた様々な人生の変化、断酒を継続するための考え方等をお伝えできればと思っています。

続・断酒のメリット

私が感じる断酒のメリットは様々です。記憶力や思考力、集中力、意欲、好奇心の回復等は、急速には進まないのでなかなか自覚し難いですが、過去3年半を振り返ると着実に改善してきていることを実感します。例えば、アルコール依存の頃は、まともに本なんて読めなかったし、そもそも読もうとも思わなかったですね。長くて難しい本なんて読めるわけがない、と思ってました。仕事で必要な知識も、漫画でわかる~、みたいなのでなんとかしようとしたり。あと、ワクワクする感覚、って全くなかったですね。新しいことを始めようとか、〇〇したい、とかってなんにもなくて。お酒のこと以外では。エネルギー、ないし生きる目的が全てお酒に向かっていたんだと、今になって思います。

 

その他の大きな変化としては、よく眠れるようになりました。お酒を飲んでいたときは、どれだけ疲れていても、3~4時間すると起きてしまって慢性不眠症でした。二日酔いと不眠症が重なって日中は当然眠くなります。記憶力や思考力等が低下しているうえに、日中常に眠い、なんてもはや仕事では使い物になりません。実際、今思い出してもひどいもんでした(今もどんぐりのせいくらべではありますが。。)。当時は、付き合い、飲ミュニケーションでカバー、なんて都合の良いことを考えていたりもしましたが、それって仕事ができて初めて生きてくるものだと、今になると良く分かります。

  

続きます。

断酒のメリット

クリスマスだ忘年会だなんだで更新が滞りました。。。

 

年末・年始とお酒の席に誘われる機会が増えます。私は、今でも飲み会は大好きです。皆がお酒を飲んでテンション高めになっているのに混じるのは楽しいですよね。断酒中の方はつい誘惑に駆られてしまうのでお酒の席には近づかないという方も多いようですが、私は全く気にしません。呼ばれればほぼフル参加です。私はお酒を我慢しているという感覚はもはや全くありません。お酒を飲まないことのメリットをよく理解してからは、ごく自然に飲みたくないと思えています。ただお酒飲みは、(私自身の経験から)ほかの人にも飲んで欲しいに違いないので、ちょっと申し訳ないなとは思いますが(この点、割り勘負けするのも、むしろ、お詫びにせめてこれくらいは、と思っているので全然気になりません)。

 

こうして改めて振り返ってみると、私の場合、断酒のコツは、断酒のメリットを理解して自ら望んで断酒すること、であったように思います。そうしたメリットを実感できるまで、まずは我慢する期間が必要ですが、そうした初期段階を超えれば、断酒は苦しいものではなく、むしろ楽しくなりました。いい歳になってくると、日々肉体的に衰えていくばかりで、プラス方向の変化を感じることは少なくなってきます。でも断酒はそうした変化を感じさせてくれます。変化は、非常にゆっくりなので、気づくのに時間がかかり、場合によってはなかなか気づかないこともあるように思います。この点、色々な経験者の話を聞いて(読んで)断酒のメリットを事前に認識しておくことは良いステップのように思います(私も、断酒初期の頃にはそうしたブログをよく読んで、励まされていました。例えばレッツ断酒!さんのブログ)。

脳萎縮が治っていた!!: レッツ 断酒!

 

という訳で、次回以降は、私が実感した断酒のメリットについて書きたいな、と思います。

お酒をやめることのメリット

お酒をやめたきっかけは何だったのか、今でも良く分かりません。以前から、いつか大きな失敗をしそうだぞ、徐々に体(特に頭)がむしばまれているぞ、仕事や他の人間関係にも支障をきたし始めているぞ、と思っていました。お酒を飲んで路上で寝てしまったり、簡単な漢字や人の名前が全然出てこなかったり、飲み過ぎて粗暴な態度をとって人から嫌われたり。。。でも、お酒を飲むことの楽しさから見れば些細なことでした。お酒をやめるなんてこと、とても考えられませんでした。ところが、ふとしたきっかけでしばらくお酒を飲まないでいると、徐々にお酒を飲まないことのメリットに気づき始めます。そうしたメリットを自覚し始めるくらいにお酒を断てれば、そこからは前向きの循環が始まるように思います。こんなに良いことばかりならもうしばらく飲まないでいよう、と思い始めて、実際に飲まないことでそのメリットがさらに強く感じられるという具合です。ある一定の段階まで進めれば、お酒をやめるのはそんなに大変じゃないというのが私の実感です(ちなみに、私はたばこもパチンコもかなりやりこんでいて全部やめましたが、私の中では、やめるの難しいランキングは、たばこ<お酒<<<<<<パチンコでしたね。この話はまたいずれ。。)。なかなか断酒ができない人が多いようですが、ひとつには、そうした前向きの循環に入るまでが苦しいのだと思います。なにも良いことがないのにただ我慢するなんて、普通はできないですよね。また、前向きの循環に入った後も、そうした状況に慣れてくれば次第にそのメリットも忘れてしまうのかもしれません。喉元すぎればなんとやら。という訳で、まずは、私が実感したメリットを紹介して、お酒を断つことの良さをお伝えできればと思います。

ブログで書きたいこと

学生時代から少しずつお酒の量が増えて、最後社会人10年目くらいの頃には、お酒を飲み始めると酔いつぶれるまで飲まないと気がすまない、お酒を飲まないと何をやっても楽しくない(人生の楽しみがお酒)、常にお酒を飲む機会・理由を探しているといった状態でした。仕事もずる休みしてしまったり、また遊びや趣味にも意欲を持てなくなりました。友人付き合いも、読書も、興味がなくなり、頭の回転もどんどん鈍っていきました。ただ、あるとき、特に大した理由もないのですが、もう十分に飲んだからこれでやめようとふと思いたって、それからもう3年半お酒を飲んでいません。振り返ると、いわゆる「底つき」だったのかなと思います。最初のうちはお酒を飲みたいな、と思うことはありましたが、一定期間お酒をやめると、お酒をやめることの様々なメリットが実感できるようになり、それからは自然ともうお酒を飲むのは嫌だなと思えるようになりました。こうして文章に書くと随分簡単そうですが、世の中にはお酒をやめられなくて困っている人がたくさんいます。私の身近にもいます。そして、私自身、お酒をやめる(やめることができる)なんて夢にも思っていませんでした(お酒をやめると人生の楽しみが失われると信じていました)。私自身の飲酒にまつわる経験と断酒に至る過程、その結果として得られたメリットなどについて共有することで、少しでも同じような状況で困っている人の助けになれればなと思っています。

はじめまして

学生時代から少しずつお酒の量が増えて、最後は、いわゆるアルコール依存症だったと思います。色んな失敗を経て、3年半前に一念発起してお酒をやめました。今ではすっかりお酒のない生活が普通になりました。同じような境遇の人の助けになれれば、またこうしたブログを書くことで自分自身にも油断が生じないように、との思いからブログを書くことにしました。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。