ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年5月21日の225予想

おはようございます。今日の東京地方はくもり。気温11度と昨日同様に肌寒い朝です。

 

さて昨晩のNYダウは+369で24575と反発。昨日の下げ分を取り返した形となりました。内容的には昨日の東京、欧州時間までで24500を回復し、米国時間はほぼボックスの動きとなっていました。上昇した原因は良く解らずです。

 

では今日もチャートチェックです。ただいま08:30。まずは日足から。

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昨日の動きが陽線で高値更新の形となり、チャート上では特に波乱無く昨日までの値動きを引き継いだ形となります。モメンタムリボンの動きもおだやかでこのままの動きが継続することを示しています。

 

本日は乖離チャートのパラメーターを変更し、すこし長期的な動きを見てみました。192日線を基準とした場合の短期戦の乖離です。長期ではここまで基準線の陰転サイクル側をずっと推移してきました。ここから陽転サイクル入りと行きたいところですが、肝心の192日線は下げ方向ですので、どのようになるでしょうか。21000タッチはありえるのですが、そこから更に上についてはあいかわらず否定的な見方をしています。

 

60分足です。

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昨日の予想では、明け方のNY時間クローズで流れた新型コロナウイルスワクチンに対する懐疑的な報道で急落し、この流れを東京時間で引き継ぐのではないかと予想したのですが、実際に東京市場が寄りついてみると強い買いが入り出し、20600を少し越えたあたりで頭打ちとなって引けます。予想通りのレンジでしたが、その後の欧州時間でも強い買いが入り出し、気がついてみると夜間で21810の高値を取る展開となりました。指標が良かったとかロックダウン解除位しか要因が見当たらず、ここまで買い上げられるようにも思えません。

 

現在の動きは昨晩00時頃につけた高値から頭を下げて行く格好となっています。ちょうど現在変化点を通過しており、陽転サイクル延長からほぼ半分を経過していますので、さすがに今日はすこし調整が入ることでしょう。モメンタムリボンもちょうどねじれを見せており、ここからさらに上昇しなければ今日の東京時間で下シグナルが点灯するはずです。

 

乖離チャートでは一足先に上にオーバーシュートして陰転サイクルに入りかけています。いったん20500あたりまでは様子を見に下げることでしょう。

 

15分足です。

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最近の米国時間は寄り付きから買い上げられて後場から引けにかけて売られるパターンが続いています。それだけ警戒もされているのでしょうか。昨晩も東京、欧州時間の上げを引き継いで高値を取った後は急に売られています。現在は揉み合いに入っており、東京時間はこの流れを引き継ぐことになります。

 

モメンタムリボンは若干の下げで下シグナルが点灯したばかりですが、この時点ではまだ確定していませんので、東京市場寄り付きの動きに注意する必要があります。おそらく寄り付きは20730あたりで、もみ合った後は頭を押さえられた動きになるものと思われます。

 

乖離チャートでもやはりこれから陰転サイクル入りですが方向性が見えません。また変化点がお昼頃にあります。こちらもいったんは下げでしょうか。

 

各国中銀が大量のマネーを注入して今回のコロナウイルスによる経済危機を乗り切ろうとしています。そのマネーのうちの相当が株式市場に流れ込んでいるのですから株高も仕方ないかとは思いますが、実体経済とかけ離れすぎてるような印象があります。いずれ修正されると思いますので、あいかわらず警戒を怠らないように注意深く値動きを監視する必要があるかと思います。

 

それでは今日も一日生き残りましょう。