在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

災害対策【ガソリン満タン&灯油1缶プラス運動!】

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皆さん、こんにちは。^^

「災害時の予防対策として、ガソリン満タン&灯油缶プラス1缶運動ってご存じですか?」

※主催:全石連、都道府県石油組合 協賛:石油連盟、公益社団法人全日本トラック協会、日本ガソリン計量機 後援:内科k府政策統括官(防災担当)、資源エネルギー庁、国土交通省

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【この運動のきっかけは?】

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阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)のように、近年日本は巨大な地震を経験しています

近い将来に高い確率で発生する事が予想されている南海トラフ地震や首都直下地震の事も想定されている為、国や地方自治体では防災対策の整備の1つとしてこの運動が勧められています。

【災害が発生すると、どうなるのか?】

これまでに震災や大きな災害を経験された方は、経験済でご存じだと思います。

◎災害時のガソリンスタンドの状況を見た事ありますよね?

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  • ガソリン、軽油、暖房用の灯油を買い求める為に、大勢の市民が一気に殺到します。
  • 道路やインフラ設備の遮断等により、ガソリンが最寄のスタンドまで届かなくなり供給不足が起こります。
  • 周辺道路の大渋滞や、冬場の災害ともなると除雪作業にも遅れが生じる為、ガソリンスタンドまで辿り着けない事態が発生します。
  • 災害の影響で、損壊や冠水などによりガソリンスタンド自体の営業・給油等ができなくなる恐れがあります。

【災害発生時の安心の為にも備えを!】

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これまでの災害を経験したり、ニュース等で何度も取り上げれているにも関わらず、災害が起こる度にガソリンスタンでは、一気に大勢の人が押し寄せる現象が起こります。

ガソリンや灯油のような石油製品は、非常食品や保存のできる飲料水と違って、普段から簡単に備蓄できるものではありません。

災害発生時の”心のゆとり”の為に、

  • 車のガソリンメーターが半分ぐらいになれば満タンを心掛ける。
  • 冬場の暖房用の灯油は、普段から1缶余分に購入を心掛ける。

これらの提案が

ガソリン満タン&灯油1缶プラス運動」と言われるものです。

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【災害時にガソリンが満タンのメリットって?】

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  • 道路の状況等にもよりますが、緊急時により遠くまで移動する事が可能になります。車の車種や燃費等でもちろん変動しますが、だいたい300~400キロ程は移動可能と言われています。自分の車が満タンで走れる走行距離を知っておく事も大切ですね。
  • 車を避難場所として活用できる。これも車種によって違いはあると思いますがアイドリング状態で40時間程は確保できると言われてます。車内のラジオから情報収集やスマホ等の充電、明かりの確保、冷暖房の使用もできます。

【灯油1缶プラスのメリットって?】

  • 灯油の供給がストップしてしまっても1缶余分に確保してある事で、石油暖房器具を使用する事ができます。慌ててガソリンスタンの行列に並んだりする事も無く、災害時の安心度が高まります

「災害時に65%の人が燃料の入手に困った。」というアンケート結果が出ています。

※2018年9月実施:全石連調べ

【この運動のポイントとなる点!】

  • 災害時の「安心感・心のゆとり」が高まる。
  • ガソリンの携行缶での保管は危険です!セルフガソリンスタンドでは、ガソリンの携行缶への販売が禁止されています。

◎灯油をポリ缶で保管する際の注意点

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  • 火気厳禁!火気のない冷暗所で保すること
  • 栓はしっかりと閉めて、保管すること
  • 灯油のポリ缶自体も経年劣化する為に、約5年を目安にして新しい物と交換する事が勧められています。※ポリ缶に製造年月日が表示されていますので、一度確認してみましょう。
  • 昨年の使い残しの灯油や、気温の寒暖差が大きい環境の場合は灯油の品質が劣化している恐れがあります。古い劣化した灯油を使用すると、暖房器具が故障する原因になる事もあるので、灯油はシーズン中に使い切るのが基本です。

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【この運動の気になった点と主催側の回答!】

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◎この運動って・・石油関連企業やガソリンスタンドが儲ける為の作戦じゃないの?

  • 回答 ➡ ガソリンスタンドの地下貯蔵タンクの在庫量は日々変動しています。災害発生時にはライフラインを維持する為に、一般消費者が希望する量のガソリンが購入する事が難しくなります
  • 災害時の備えの1つの考え方として、各家庭の状況が許される時に満タンにされる事をお勧めします。

◎ガソリンをいつも満タンにしたり、灯油を1缶余分に保管なんて危険じゃないの?

  • 回答 ➡ 車の構造上は、普段から満タン状態でも危険性が高くなる事はありません。ですが携行缶でガソリンを保管する事は危険なので絶対にダメです!
  • 回答 ➡ 灯油の保管に関しては、通常通り火気厳禁などの注意が必要です。1缶プラスは寒い時期の為の予防措置で、1年中備える必要はありません。

◎ガソリンいつも満タンなんて、燃費が悪くならないの?

  • 回答 ➡ 満タンにすると当然車重が増えて燃費は悪くなります。ですが、運転の仕方やエアコンの使用など、道路の状況によっても燃費は変わってきます。エコの為や節約するのに燃費の向上を優先するのか?災害時の安心の為にガソリン満タンを意識するのか?その選択は各自で判断するしかありません。

【あとがき】

自分は阪神・淡路大震災と2年前の台風21号を経験しています。

台風の時には、実際に4日間の停電を経験したので車で電源を確保したりエアコンのクーラーで暑さをしのぎました。

1つの災害対策の考え方としては、普段からガソリン満タンや寒い時期の灯油の1缶プラスは1つは良い方法だと思います。

うちはクリーニング店で灯油ボイラーを年中使用してるので、普段から灯油は備蓄しています。安全に保管・管理する為の知識も必要です。

車のガソリンは、1年中常に満タンにはしていませんが、台風シーズンの今の時期に関しては接近情報があると予め満タンにする事が当たり前になってます。

台風は備えれますが地震だけはいつ来るのか解りません、「備えあれば患いなし。」です。

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こんな情報がある?誰かがこんな事言ってる?それ本当に?

情報を精査して正しい行動を起こすのは、最終的に各自の判断になります。

今回の記事が、少しでも防災のお役に立てればと思います。 

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