新あんこのログ

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脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

軟口蓋拳上装置 が出来てきました。

軟口蓋を上げる効果がありそうでも、たいてい高齢者で処々の事情で適用が難しい場合が多いのだそうです。

 

これから何度か調整を重ねるらしいですが、今のところ、非常に使いづらいです。

 ・上あごに取り付けるため、ただでさえ動きの悪い舌の動きをかなり妨げられる。

 ・慣れるまでは、唾液量が増える。

 ・付けたまま、飲み物は何とか飲めるが食べることは出来ない。ストローも空気が抜けて使えない。

 

つけると喋りづらくなりますし、実際滑舌がさらに悪くなります。

一部の上あごは上げっぱなしの状態になるので、音によっては過度に鼻声になります。

担当STさんは、私の話声を聞いて渋い顔をしていました。

 

まだこれから何度も調整を繰り返すそうなので、もう少し実用的になるかもしれませんが、今のところはっきり言って、実用には向きません。

まずは柔らかい素材で少し上げるのだそうです。

徐々に高くするのだとか。

素材は始めから固くすると、靴擦れのように上あごを痛めることがあるので、最初は柔らかい素材なのだそうです。

息苦しいということはありませんでした。

 

食事、寝るとき、運動時には外すので、つけていても食事で外して、またつけるのは忘れて……で、結局週に数時間しかつけていません。

 

ただ、つけていたあとは、外してもしばらくはいくらか発声がいいようです。

つけ続けられるように調整出来てきたら、効果は期待できるのかもしれません。

 

 

数週間後、できてきました。

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入れ歯みたいな見た目ですが、上あごの部分が固いプラスチックみたいな感じで、なんとも違和感。

針金状のところを歯間に引っ掛けるようにして固定しますが、密着はしません。

 

使用感 

  • 付けている間は飲み物を何とか飲める程度、食べるのは無理。
  • 喋るのも、舌がこれにあたる分、動ける範囲が狭まって余計に喋りづらくなる。

白っぽい部分が後ろになり、ここが盛り上がっていて、強制的に軟口蓋を上げるのですが、上がりっぱなしの状態になるので、軟口蓋を下げたい発音も鼻声になり、構音や発声にはいいとは言えません。

 

私の場合は、医師曰く「付けるほど軟口蓋は下がっていない」そうなので、装着前後で大きな違いはありません。

というか、装着中の装着による効果はほとんどない。

しかし、長く着けることによって、軟口蓋が刺激され、感覚を取り戻してくることを期待するようで、これには半年、一年は経過しないと効果があるかどうかの判定は出来ないそうです。

 

今のところ、私の軟口蓋は温度や痛みは感じますが、強く押されても、ほんとはなるはずのえづく感じはありません。「オエッ」とならない。

装着している間に違和感が強くなって、えづくか、えづきそうなほど違和感が出て、装着していられなくなるのが効果が出た状態だそうです。

 

毎日、2~3時間までを目安に地道に装着します。

めんどくさくて、装着しない日もままありますが、出来るだけ毎日。

 

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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

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